ハードボイルド・ワンダーランド

2004年04月23日(金) ブラックボックス

最初と最後で噛み合わない
そんな伝言ゲームはもうたくさん

ちゃんと伝わらないから
最後になるのはイヤ
最初になって
後でがっかりするのもイヤ

どちらでもなく間にはいってて
重大な過ちを引き起こしているのに全く気づかず
まわりを疑っているのはなおさらイヤ

誰が悪いんだと詰問するのもイヤ
かといってみんなが悪いと
連帯責任を押しつけるのもイヤ


気がつくと
妙なブラックボックスを通り抜けることば

伝えたいことは
きちんと伝わっているのだろうか



2004年04月18日(日) 安堵と疑問

自分の信じた道が
誰かの足枷になっていないことを願う

必ず誰かに迷惑かけて
そうして生きているのだけれど

いろいろな秤にかける
そんな なんていうか
冷静にみる目をもちたい
距離をおいて考えるひとになりたい

そうおもった



2004年04月13日(火) 自問

一部を全部とするのはとても危険だと

だからこそ
いろんな立場
様々な視点から


そんなふうにおもいを巡らせる


ときにはどれも正しく感じて
ときには情報が片寄りすぎているため判断に困り
ボクはなにも言えなくなってしまう


結局ボクは
第三者にさえなり得ないのか

公正であろうとするほど
いつのまにやら蚊帳の外
すこし卑怯な自分の影を発見し
胸のむかつきを自覚する


だからといって渦中に身を置き
わけもわからず
もしくは片寄った判断のもと
ひとつの立場に同調する気はないのだけれど



2004年04月12日(月) デッドライン

何処にいても危険は間近にあるけれど

目の前に居ながら
手のひらからこぼれ落ちて逝くいのちを
掬うことができないどうしょうもなさ

遙か彼方で
消え逝くいのちへの圧倒的な無力感

どちらも悲しくて
辛くて 悔しくて

そんなことが起こり得ないことを祈りながら
無駄な心配となることを願いながら

だからこそボクは誰よりも長く生きることを希う



2004年04月10日(土) 祈り

どうか
無事でいてください

無事に
かえるべきところへ
かえしてください



2004年04月09日(金) とまどい

群れをなすより
ひとりでいながら

出会いを受け入れたい
ゆっくり近づきたい

どうしてそんなに簡単に
飛び越えようとするのだろう

溝は
ある場合においては狭く浅いのかもしれない

ボクには
深く広いようにしか見えないのだけれど


   あしあと  

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