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気まぐれ雑記帳。

 2019年02月14日(木)   大石が机の中を確認してそわつく世界線に生きたい。


「お母さんお願い!明日は5時半に起こして!!!」


そう言って手を合わせる私に、
お母さんは笑って承諾してくれる判断をした。

「アナタもそんな年になったのね」

「去年と同じ人なの?」

なんてセリフを添えて。


私だ誰かのことを好きであるということはすっかり母に認知されている。
真実であるのだから今更否定のしようがない。

だけど難しい、なんて返すのか。

反抗期だったら、「ちげーよ」なんて言えるのかな。
母ともっと近い関係だったら「そうだよ、だけどね…」なんて相談できたのだろうか。


「(……くだんね)」


もう最近、仲良い仲悪い関わらず、自分以外の人間の婚姻関係というか
人間関係に興味を示せなくなった。
自分はどういう立場で接すれば良いのだろう、という意味で。

この間には、10年近い月日を挟む。


「(だけど、明日6時台前半には登校する、これは必須だ)」


もう一度確認して、布団の中で目を閉じた。



元々、自分はそんなに待ち合わせに遅刻する方ではなかった。
だけど、遅刻してはいけない、そう感じるようになったのは、
自分が誰よりも大好きな人が
誰よりも時間を気にする人だったから、だ。



「(6時に起きれば間に合うかなー…)」

「(6時半に教室に居れば間に合うんかな。6:45にはテニスコートで音してたぞ)」



現状と、経験値と、君への愛。

それに差し引かれるのは現状と私の体力と精神力、だ。


何をどう努力すれば君の机の中にチョコレートを入れることができるのか。



…とりあえず、おやすみ。


心の中で思って翻訳をしながらも、
どうやって自分自身が大石と関わることができるのか、
そんなことを考えている夜となった。


「(Thank you today, see you soon.)」


気持ちだけ伝われば良いのになぁ、と思いながらも、
結局その瞬間その瞬間の気持ちも大事なのだ、と思った。

そうでなければ、毎年祝う意味がない。


「Right. See? That's how Ith's gonna go, anyways」


世知辛いけど、それが真実。
今はただ、君がこの世に解き放たれたことを祝い、その日となった。





****

酔っ払いすぎて何でもいい。
はーーーイッヒリーベ秀一郎。

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