窓のそと(Diary by 久野那美)

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2012年01月15日(日) 何かが起こって。

何かが起こって、それからずいぶん時間がたって、世界の中でのその何かの割合が少しずつ小さくなって、見通しがよくなってきて、そして、ある日、別の何かが起きる。

そのとき。

あのとき何かが起きたのだったということを、ふと思う。
そのときはじめて思う。

それが何だったのかということを考える。

だから、
あのときの何かが要するに何だったのかということは、実は、その別の何かのほうが決定してるのだと思う。別の何かがもっと別の何かだったりしたら、あのとき起きたのも、もっと別の何かだったのだろうと思う。

何かが起こっただけでは、何も決められない。
でも、何かが起こった時、その何かが大きければ大きいほど、それ以外に起こる余地がないわけだから、何かが起こっただけの状態は続く。
その間、何が起こったのかを知る手だてがない状態が長く続く。

その状態は、とても重要な状態のような気がする。

別の何かはいつ起きるのか、どの何かがその別の何かなのかということの答えは、そのときの<手だてのなさ>から仕方なく生まれてくるような気がしている。

そう、<仕方なく>というのがしっくりくる。


最近、そんなことをよく考える。


2012年01月03日(火) 2012年

いい1年になりますように。
























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