針の裏
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2007年10月15日(月) 毛玉

彼は夜にバイトをしていて
バイトの日には、休憩の1時半〜2時くらいに電話をくれるんだけど
出入りの業者が来る時間が変わって
明日から休憩がもっと遅くなるらしい。
眠る前に、彼の声を聴けなくなってしまうかもしれないな。
残念だな。
別れを惜しんで、彼が2回電話をくれた今夜。



昨日、海老蔵のドキュメンタリーを見た。
女性問題で週刊誌を騒がせているイメージがあったから、今まではどちらかといえば好きではなかった。
でも、食わず嫌いだったかもしれないな。
どんなに繊細でも、葛藤しているとしても、豪放磊落という言葉がぴったりに感じた。

それまで否定したり受け入れなかったりだったものごとでも、必要と感じたり納得できたりしたら、自分の中にすんなり落とし込める素直さと柔軟さが良かった。
好ましく、羨ましい。

『紅葉狩』で姫から鬼に早変わりするところ、両の手で顔に線を描いたり、舌を赤くするために塗料を舐めたりしていた。
こういう裏側を垣間見ると、俄然興味が湧いてくる。

歌舞伎を、観てみたくなった。



夜に1時間半くらいかけて髪を切った。
おへその上近くまであったので、10センチくらい切ったかも。
それでも胸くらいだ。
おだんごがだいぶ小さくなったよ。
さすがにきれいに内巻きにはならないけれど、けっこう小器用で上手いと思う。散髪。



2007年10月13日(土) 前に光

夏に結婚した友達のために、女子5人で夜ごはん。
いまひとつ盛り上がれなかったのは何故だろう。
苦手な子が向かいに座っていたからかな。
今日主役だった子が、いつもより話に混ざらず冷静な態度だったからかな。
それにしても、年を重ねる毎に、愛想笑いや嘘をつくことが不得手になってきた。
必要な時もあるのにね。
削ぎ落として、そのままそこに置いてきてしまったよ。
なんでみんなそんなに笑ってるの?何がそんなに楽しいの?って前よりよく思っている気がする。
最近低迷調で、気持ちが落ち気味なのかな。もしかして。
心があまり動かないかんじ。振れ幅が狭くなっているかんじ。
テンションを合わせなきゃと思わなければ、もっと楽しくなるんだろうな。
元々は楽しいであろう場だ。
もっと動け、心。


彼といると、すごく楽だし、楽しい。
でも時々、ものすごい・・・なんだろう、あれは。淋しさ、か、わかってあげられない深い悲しみみたいなものを彼の中に感じて、一瞬のうちに闇に覆われたような、絶望的な気持ちになることがある。
どうしたらいいんだろう。抱きしめたり撫でたり言葉を投げかけたりするけれど、気持ちはとても悲しくておろおろしているばかりだ。
最近は、相手を想う気持ちにあふれてそれをお互い伝えっぱなしなくらい、あったかいラブモードなのに。
ときどき怖い。
努力を、怠っている、かな。
彼の気持ちに、言葉に、甘えすぎかな。




2007年10月09日(火) カラ

彼と、一ヶ月ふたりで自由に過ごせるならどうする?という話をしてプチ盛り上がり。
彼は、日本を転々としたいと言っていた。
私は沖縄多めがいいな。
いつもの夜の電話にて。

きょうは、1ヶ月休んだ職場に復帰。
となりの部署?のボスに「久しぶりだね。大丈夫?」と声をかけてもらうなど、意外な人からも言葉をもらえて、単純に嬉しかった。
人のあたたかさに触れたね。

深夜には、友達がエキストラで出演したドラマをチェック。
いい位置でたくさん映ってた!!すごぃ。
キャバ嬢役。

マネージャーさんが送ってくれた資料が手元に届く。
彼が以前演技する時について言っていたことを思い出しながら、台詞を目で追ってみた。立ちあがってくるまで何度も。
今までと違うかんじがした。
ちらっと触れたこれが演技のはしっこならば、私は今まであまりに自分の枠にはめたがっていた。
予想できない演技をしたい。奇をてらうという意味ではなくて、「そうくるってわかってた」なんて言われない表現を。
私はからっぽ。



2007年10月08日(月) 人と人と

先月初めから事情により仕事や事務所を休んでいた。
明日から仕事復帰。
もっとだらだら休んでいたいという気持ち7割、社会復帰して生活に規律が欲しいという気持ち3割。
シフトを週3にして働けたら、望む状況に近くなると思うんだけど、それじゃ生活に差し障りがあるから、復帰する以上はもっと働かなきゃ。
自分を甘やかしたらきりがないし。

人と接したいな。
面倒でもあるけれど、接したい。
約1ヶ月の間、前半は母、後半は彼氏と、それぞれたくさん。
あと、父とマネージャーさんと職場の人3人にちょこっとずつ。
知っている人と過ごしたのは、そのくらいだもん。


人と会わず、ニュースもあまり見ずで過ごして、自分がいかにからっぽかわかった。
否、からっぽではないのかもしれないけれど、自分の中身を引き出したり増やしたりするためには、いかに他者という刺激が大切なのかということを感じた。
今の私は、自分の中から湧き上がってくるとか、自分の中にあるものを考え練るとかいうことがあまりないみたい。
一人で時を過ごすのは好きな方だけれど、こういう意味では、一人は淋しいし、つまんないな。



高耶 |MAIL