一色達夫の日記

2015年01月07日(水) ツグミ、ヒヨドリ、カラス

12月5日に裸麦を蒔いた圃場が45a。
そのうち15aの圃場は1月2日頃揃って発芽した状況が確認できたが、30aの圃場ブロックのほうは一向に芽が出ない。播種のとき、かなり湿っていたので、その影響で発芽がおくれているのかと思っていたが違っていた。

圃場の方々を丹念に見回っていると、2センチほどに伸びた青い芽が、そこかしこにあるではないか。なんと
圃場周辺をよくよく観察していて、その原因が分かった。

鳥の食害。ツグミ・ヒヨドリ・カラスにつっつかれたようだ。
特に ツグミ が集団で飛来して、出ている芽の周辺をくちばしでつっついて、芽の下にくっついている麦の種を食べている。

これまで、カラスの集団による食害は経験済み。だが、ツグミの集団による食害は今回が初めてのことだ。鳥が食料のとり方を学習した様子。
カラス 撃退 方法は、高い電線などにとまって、こちらの様子を見ている監視役のカラスを徹底的に追い払うこと。そしたら、集団で他の場所に移動してわりとよってこないのだ。(圃場の周辺を歩きまわり、電線の上のカラス目掛けて小石を投げる 様 。何だか滑稽ではあるが)

この方法を、今回の ツグミ で試してみたがだめだった。

餌場の圃場から30mも離れたら、300mも先の山すそから、数羽ずつ飛来してくる。おまけにヒヨドリも数十羽。カラス二羽プラス。
ネットで調べてみると、ツグミはこの時期集団で渡ってきて、里に入るとばらける らしい。
幸い、ツグミの飛来圃場は、この食害が起きた圃場だけだから、まあ、諦めが肝要か。
作物栽培。次々苦労が出てくるものだ。



2015年01月02日(金) 晴れのち曇り、吹雪、冷え込み

師走の忙しい時期に、わけの分からないままに起こった喧騒そのまま。吹雪舞う年の初めとなった。
十月の米の取り入れ。それに続く裸麦の播種作業が完了したのが12月8日。作業の区切りが付いたときを見計らって日記の記入を試みたが、思わぬトラブル発生。この機会に、区切りを付けようかともおもったが、秋の夜長など心に何だかぽっかりと穴が開いたような気分に囚われる。
老境になると思わぬミスが出てくるものだと、月日の流れる現実と まとも 向き合う。

昨日、復帰。トラブル解消のオペレーターの言うことには、「12年か 今時こんな日記使っているのおらんよ」まあ、ネットサービス終わるまでやればええじゃん。

分断社会の行き着く先は、深い奈落の底。そんな未来を感じながら、でも、食べ物さえあれば命は繋げる。自然の生業の中に、ほんの少し人の手を加えて実りをいただく。百姓は面白い。

12月7日播種作業最終日の圃場の麦は、この寒さに まだ芽を出さない。が、種から出た根は着実に伸びているから面白い。


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