2004年08月31日(火) |
台風一過 終日資料整理 過渡期の難しさ |
台風16号は日本海を北上し北海道を越えていった。 終日 穏やかな天候。日中は30度以上となったようだが、それでも一頃ほどの暑さはもう感じない。 田圃を見回ったところでは、強風の影響で少し白穂となっているが、縁の方の少しで安心した。
終日書斎で資料整理。 六十数年の歴史を経た西条市にとっての最後の議会となる9月議会。明日開催されるのだが、自治体の姿が変わるそんな大幅な過渡期を前にして、質問の構想が頓挫してしまった。 出てくる項目の全てが、新体制となってからでないとどんなに変化するのか想像が付かず、現時点での問いかけに躊躇が入る。 市民生活にとっての課題には、そんな事は関係ないと気を取り直そうとすれども、答えが「お説ごもっともですが全ては合併後に」となると・・・・。
「課題を確認しておく」という観点から組み立てればと、基本線を出して肝心の項目を抜き出すも
台風16号の接近によって朝から暴風雨。 高校は、今日から2学期が始まる予定だったのだが、警報が出て休みとなる。 朝から家族5人、手持ちぶさた。昨日までなら五輪放送の日本人活躍の場面のリプレイがあったのだが、今日は朝から台風情報がそれに取って代わっている。
新居浜市での集中豪雨による被害から日も浅く、復旧作業の続報からその大変さを知るにつけ、自然災害の怖さを改めて認識する。
そんな自然災害に備える西条市の体制についてだが、先日小学校区で開催された市長との懇談会での席上、「水防本部の設置についてご存じですか」との質問に対して、知っていると手を挙げたのは元市職員と元市議会議員のみだった。
警報が出てから解除になるまでの間、消防と行政職の主要役職者が 消防署3階で対策に当たっているのだが、このことが以意外に知られていない事を感じる。 異常気象による自然災害や、南海大地震の可能性も指摘される昨今、折角の行政の取り組みが市民の認識を得られるよう、コマーシャル活動も大切ではないだろうか。
新居浜市では、排水機場の燃料ギレで、浸水したとの報道もあった。 念のため、校区内の明神木と船屋の排水機場を見に行く。異常なし。
強風でシュロの木の倒れ一本。榎木の枝折れ。電線の工事用被覆の垂れ下がり一ヶ所。ニセアカシアの葉っぱが詰まっての道路の排水不良2ヶ所。 自動車が灌水するほどの水溜まりがあるので、見てみると排水口に空き缶入れの蓋が詰まっている。取り除いて自己満足の体で道路縁に立っていたら、自動車が徐行もせずに水を跳ね上げていった。頭からずぶ濡れ。 ひどい仕打ち。あああーー。
外は、吹き返しの風に変わり雨はもう小降りとなっている。
2004年08月29日(日) |
面白うてやがて悲しきオリンピック |
男子マラソンを最後に、アテネ五輪もフィナーレとなった。 金メダル16個と、かの東京五輪の時と同数の成果に、日本中が活気付いているようだ。 私自身、時差6時間を羨ましく思いながら、ライブ放送での日本選手の活躍に、少なからず楽しませてもらった。 4年後のソウル五輪が待ち遠しい。
五輪放送を通じて、世界の状況、それぞれの国々の栄枯盛衰、ギリシャという国の事、日本の各競技団体の内部事情、マスコミの姿勢の変化、等々、様々な情報に触れることができたことが何よりの収穫だろう。 中で一番面白いと思ったのは、五輪発祥の地であるギリシャという国について。映像に映る会場会場のほとんどが空席ばかりであり、その以外に冷ややかなと思えるような盛り上がりの無さに、熱しやすい日本人との違いを思ってしまった。
国際競技を見ていて感じる事は、勝つべくして勝ち、負けるべくして負けるということだろうか。 国際試合の経験がそのまま勝敗にかかってくる。その点からして野球がかろうじて銅メダルだったことは必然性があるようだ。 国内ではマスコミにちやほやされたスターであっても、国際試合の経験がゼロのどしろうと集団が、金縛りにあって億円プレーヤがバントする試合は見ていて嫌気がさした。 ある週刊誌には長島オカルトチームと評されていたが、言い得て妙。 プロ野球も4年後はさてどうなっていることやら。 こんな国内に嫌気がさして、メジャーリーグを目指す有望選手が多くなるだろうなあ。その筆頭は松阪かな。
高校野球と五輪の話題で明け暮れているうちに、猛暑の夏もいつの間にか峠を越している。 台風16号の動きが気に掛かる。
大型台風16号がじわりじわりと接近している。 丁度ヒノヒカリの穂が出かかったところなので、今、強風に吹かれたら収量への影響は免れない。 農業は自然の成り行き任せなので、収穫量は最初からお天道様のお心次第と覚悟のうえなのだが、やっぱり台風の進路には気をもむばかり。 一日農作業や、庭木の剪定、資料の整理に費やす。 9月議会の開会が早いことも、なんだか気分を落ち着かなくさせる。
18時半からは、隣部落の 恒例いもだき会 に出席。 曇り空で過ごしやすく、良く煮込まれた里芋と冷えたビールが何よりも美味。 時間の経つのを忘れて歓談。
天気が持ってくれてなによりでした。
2004年08月27日(金) |
議会全員協議会開催(合併協議について) |
11時より 議会合併問題特別委員会 が開催されたので傍聴する。 内容は、25日に開催され「第16回合併協議会」での審議事項の説明。
続いて、13時より「議会全員協議会」が開催される。 午前中に開催された合併問題特別委員会と同じ内容の説明がある。
私からの質問は「新市組織機構図」について2点。 Q・文化会館2館は現在西条市では総務部の所管、丹原町は教育委員会の所管となっているが、新市の組織ではどうなるのか。 A・丹原文化会館も総務部の所管とし、2館とも総務部でもって運営していきます。 Q・新組織機構における職員数の今後の推移は。 A・現員1411名であるが、毎年退職者の50%補充とし、新市建設計画に標されているとおり10年間で180名の減を図ります。
他には、 Q・市長職務執行者はどの様にして決めたのか。 A・8月20日に2市2町の4名で協議し決定しています。 などの質問があった。
今日は急な全員協議会で、予定していた松山行きがキャンセルとなる。 お目当ては、中学一年の娘のNHK全国学校音楽コンクール四国大会の応援。 結果は金賞で、この10月11日にNHKホールで開催される全国大会に、四国代表として出場する一校に決まった。 西条市立東中学校が金賞、愛媛大学付属中学校が銀賞だったそうで、愛媛の合唱のレベルの高さが認められたとのこと。 この夏休み中の練習にも一日も休むことなく、練習開始時間の1時間も前に集合するという努力が、最良の結果をもたらしたようだ。 そんな、積極性を教えてくれる先輩方と指導教師に改めて感謝。
10月は稲刈りと祭り準備があるし、東京行きの費用もバカにならないと我が家の財務省がOKを出さない様子。 妻の方は早速に、夜行の高速バスが一番安いと友達に誘われたなどと予防線を張っている。 男は辛いよ。
2004年08月26日(木) |
包括外部監査の「通信簿」 |
「全国市民オンブズマン連絡会議」が都道府県や政令指定都市などに義務付けられている包括外部監査の2003年度分の報告書を評価し「通信簿」として公表した。
そんな記事が目に飛び込んできたのだが、実施している104自治体の中での優秀賞に、私がこの件について視察させてもらった香川県坂出市が選ばれているのを見て何だか嬉しくなった。
行政の仕事振りをシビアな目で監査する。その監査結果をまた市民団体によって評価される。 監査人としての的確性を認められるためには、手抜きはできない。何ともやりにくい世の中になったというべきか、それとも、仕事の内容が正当に評価される良い傾向といおうか。
この包括外部監査が義務付けられているのは、都道府県と政令指定都市。坂出市は 1年700万円以上もかかる外部監査をわざわざ条例を制定して実施している。 坂出市での監査人は高松の事務所から派遣された女性の監査人だった。 だのに、香川県の外部監査の評価は「要改善」となっている。 こんなところに、自治体としての取り組みの差がでてくるのかと感じる。
坂出市の視察内容について、詳しく評価する作業は今だ取りかかっていない。 坂出市にはそれなりの理由があって行政改革に取り組んでいるように感じるが、私ごときが評価しなくても、行政の仕事内容が先進的であれば、それなりに誰かが評価してくるようだ。お天道様はお見通し。
今日の記事によると、優秀賞の10自治体には松山市も含まれているのだが、愛媛県の評価がどうなのかが気に掛かる。
西条市における包括外部監査の実施については、今年の3月議会で「市民参加と情報公開」との項目のうちの4点セットの一つとして、導入の考えについて一般質問を行った。 市長の答弁は「西条市の財政は健全であるし、現行の監査制度で十分」とのこと。 市民参加と情報公開については、私(一色達夫)が標した4点セットぐらいではない10点も20点もある、私はそのぐらい考えている。との積極的発言が議事録に残っている。
2004年08月25日(水) |
第16回合併協議会 9月議会の招集通知 |
13時」30分より「第16回合併協議会」が丹原町文化会館で開催された。 委員29名全員の出席。傍聴者西条市議6名・東予市議1名。 1月23日以来の合併協議会であり、この協議会も残すところあと1回の招集を残すのみとなった。
それにしても、この傍聴者の顔ぶれは如何なものなのか。2市2町の合併であり、対象議員は78名もいるというのに。最初から最後までこの調子で、さて合併してからどんな議会が開催されるやら、今から気が重い。 かの四国中央市では68名の議員は多すぎると議会解散請求の署名活動が始まり、署名集めの受任者が1200名を越えたとの報道もある。 この調子ならば解散の本請求を待たずに、9月での自主解散も考えられるのではないだろうか。
今日の協議会の最大の項目は、新市の新市長が決まるまでの市長職務執行者に塩出晧治現小松町長が選任されたことかな。
合併後の行政組織機構図では本庁に8部体制。 小西左千夫関西学院大学教授が、西條にとっての合併のメリットは「組織図がちょっと豪華になるだけです」と 西条市での講演のおり述べていたが、その言葉どおり 豪華 になるようだ。
ざっと見て目立つところとしては、生活環境部の水環境保全係・市民活動支援係 総務部の文書法制係は、政策法務の専門部署なのだろうか。(?) 企画経済部も豪華になるようだ。
小西教授は、今の西条市を普通車にたとえるならば、合併後の西条市はそれにCDカセットやナビなどの豪華装備が着く位に考えて下さいともいっていた。 無くてもやっていけるけれど、有るに超したことはない装備が、市民生活にどう関わってくるか。広く優秀な人材を確保できると吹聴していた方々の、ここはお手並み拝見というところだろう。
さて、本庁とともに旧市町に総合支所が組織されるが、これでは合併の効果である経費削減と事務の効率化は10年ほどは望めないのではとの懸念を持った。 合併即効果がでるのは首長が一人になるのと、黒塗りの高級車が減ることぐらいかな。まあ、これも市民の目からしたら無駄の削減と評価されるだろうが。 そうした場合に、合併後市民の目は何処にいくのか。その良い事例が四国中央市ということでしょうね。 皆さんどうしましょうか。 折角の合併が、そんな不毛な結果とならないようにする努力を、さて何処に求めれば良いのやら。いつもながらの憂鬱を抱えながら帰路に着く。
帰宅してみたら、9月議会の招集通知と議案書が届けられていた。おや早いなあと、目を通してみると招集日が1日になっているではないか。第一火曜日が7日だから、てっきり7日招集と思っていたのに、予定が早まった。
17時半から19時までの予定をこなしたあと、一仕事。 予定の人物は留守で会えなかったが、丁度通りかかった同じ町内に住むクラレ時代の先輩が要件を聞いてくれた。 持つべきは知人。難しいだろうと覚悟していた話が進みそうな予感。グー。 昼間の憂鬱が吹っ飛んで今日は気分良く眠れそうだ。
2004年08月24日(火) |
晴れ間をぬって農作業 |
午前中来客有り。 午後は夕方から予定していた農薬散布に備えるため雑用を片づけながらの時間調整。15時半頃より散布作業開始、18時過ぎに終了。
今年はコブノメイガが大量発生して、稲の葉先をかみ切っている状況が全ほ場に見られる。ニュースでは高温の影響からかカメムシも大量発生しているとのこと。
農薬散布は近年農薬が改良されて、一頃に比べて回数が少なくて済むようになっている。苗箱処理から今日まで除草剤の散布を除いて農薬散布は無い。 カメムシの発生がなかったら一回の散布で後は収穫するだけ。だが、今年ももう一度カメムシ防除用の農薬を散布する必要があるようだ。
夕食後、知人を訪ねたのだが留守で、帰宅してから遅くに電話で要件を済ませる。自治会関係での了解事項の問い合わせなのだが、ところ変われば何とかで自治会でもそれぞれ会の持ち方が違うようだ。来春の「総会」の席上でないと状況が動かない様子。それまでに 根回し をしておく必要がありそう。 合併までに決着しておきたい事柄なのだが、それはこっちの都合でしかないようだ。自治体の形は変わっても自治会の形は変わらないか。
農薬の影響か目が粘っこい。早めの就眠。
2004年08月23日(月) |
再び NPO法人について |
8月5日の日記でもって、NPOに関するコトは打ち止めにするつもりだった。 その理由の一番は、 ボランティア活動は今現在 進行中 だから、私がこれまで経験したことに触れるコトは、即、個人名が特定できる方や団体について、私の側からの一方的独断での見方を上げるコトとなる。 それは、これまでの経験から振り返ってみても、より良い方向に行くきっかけとなったためしがないからだ。
権力者の行動を批評批判するのは、私の一つの仕事だから、何処でどんな跳ね返りがあても、この人図星を着かれたのでこんな形でしか返せないのかとしか思わない。それに対して、あくまでも個人の行動から出ている物事を批評するのは最小限に留めなければ、共にこの地で活動して行くという友好関係が崩れてしまう。
そんなところがあるので、ボランティア活動に関する経験の部分を書き記す気にはなれなかったのだ。 しかし、そんな私の心理を動かして、このコトについて触れねばならないと思ったのは、日記を読んでメールをいただいた方が複数いたからだ。 メールにはお答えさせてもらったが、限られた字数でこちらの考えが伝わったかどうか。それに、現在の一色達夫の精神構造を形作ったとも言えるボランティア活動に、何時までも触れない訳にはいかないだろうと思い至った。
さて、それで、どこから手を付けようかと ズー と項目を整理しているのだが、この作業がどうも捗らない。 ・NPO法が何故議員立法でしか成立しなかったのか。 ・NPOにおける51対49の理論。 ・NPO法人は政治に携わる者でも責任者となれる。 ・NPO活動が日本では17分野に限定されている理由は。 ・NPOの成長の過程で必ず起こる軋轢とは。 ・NPOへの寄附行為奨励策が何故進まないのか。 ・NPOにおける入り口論争。 ・官製NPOの必要性。 ・私が障害者ボランティアから一歩引いた理由は。 ・ボランティア実行者は善人ばかりではない。 ・健常者も障害者も同じ評価基準であるべき。
思いつくままにざっと書いてみたのだが、どうもまだボランティアに関する項目が少ないなあ。 ボランティアという言葉の概念から。 ボランティアという言葉を日本では 奉仕者 と訳したことから、そもそもの遠回りが始まった。本来はボランティア=志願者とするべき。 奉仕。それも無償の。
今日はなんといっても高校野球のTV観戦につきるか。 壮絶な打ち合いの結果、大優勝旗が津軽海峡を渡る結果となった。 惜しくも優勝を逃した済美高校の選手には、ご苦労さんと言ってやりたい。 愛媛県人として、この夏を最後まで楽しませてくれたのだから。 夏の大会への出場が危ぶまれていた時期、彼らにはありとあらゆる誹謗中傷が降り注いだのではないだろうか。 今日の甲子園球場もその大半が判官贔屓で埋まる中で、よく最後まで戦ったと思う。 春の大会以来注目され続け、一瞬も気が休まる時は無かったのではないだろうか。試合が終わってベンチの中で大半の選手が泣きじゃくる姿に、高校生である彼らにとって、この経験がこれからの人生のより良い糧として欲しいものだと思った。
上甲さんが宇和島東高校野球部監督時代に、その講演を聞いたことがあるが、高校野球の監督にはあらゆるところからプレッシャーがかかるのだそうだ。 人の子を預かる者の宿命として、そこから火の粉を払わなければならない。
立場は違っても、ある意味目立つ仕事に就いていれば着いて回る様々な状況。そんなコトを考えながら外に出ると、赤トンボが飛び交い、稲の穂がチラリチラリと顔を出している。もう夏も終わりに近づいている。
夕方、田の畦の草刈り作業2時間。 太鼓台運営委員会に出席。
今日は母の82歳の誕生日。
2004年08月21日(土) |
予定が空欄の日は何だか |
暑さも何だか和らぎ、秋の気配が漂いはじめている。 高校野球も今日は準決勝戦の2試合。郷土のチームは史上6校目の春夏連覇に向け 順調に 勝ちあがっている。 アテネ五輪の方では連日の金メダルに、日本人の元気が湧いて出てくるようだ。
手帳の今日の予定は空欄。 土曜日なので、それはそれで何も支障はないのだが、ぽっかりと一日の予定が空いてしまうと、何だか手持ちぶさたではある。 TV観戦も何だか落ち着かない。金の感動も、アナウンサーの絶叫を繰り返し巻き返し聞いていると何だか薄れてしまう。
ワーカーホリック(仕事中毒)だとの自覚症状は無いつもりだが、季節の変わり目のエアーポケットに入って、何だか心が浮遊している。
一仕事仕掛けようと、意を決して知人を訪ねるも不在。 書斎に籠もって資料整理。一つ仕事を見つけてメールの発信。 夕方から2時間ばかり田の畦の草刈り。草刈り機に2枚で1700円のチップソーを付けたら3日も持たずにチップがこぼれてしまった。 夜は、行政関係の資料を読んで 日記 のネタ探しをしたのだが、不発に終わった。この方面の文章は、表題は面白いのだが読み込めばあまり内容が無い。 大学教授たらの文章は、針小棒大が通り相場だし、行政マンのものは やらねばならないの精神主義。 批判を浴びないだけの文章の羅列に、読後の失望が広がる。
かといって、そんなに右から左に物事が進まないコトは百も承知なのだが。 こんな日もあるか。
全国知事会が、国からの補助金を削減する案をまとめたとの報道がなされている。 この161項目にわたる補助金の項目の一つひとつが、市民生活に直接的にどんな影響を及ぼしてくるのかは、現時点では詳しくは分からない。 報道された表題から伝わるもっとも大きなものは教育費のようだ。
しかし今回の内容は、補助金削減案を地方の考えでもって作成されたものであるので、今後具体的に国の予算編成にどう反映されてくるかは未知数のようだ。
この件について新聞報道を詳しく読んでみたり、ネット検索などで全容を把握しようと試みたのだが、その結論は、いずれにしろ自治体の予算削減に拍車がかかるだろうことは 間違いない。
そんな作業の中で、一つ気になったことは、この件に関して国会議員はどんな動きをしているのだろうか ということだ。 補助金は国と地方を結ぶ 生命線。それがだんだんと細ってくるときに、ご自分達の存在価値を何処に求めるのだろうか。 天下国家を論じ、憲法改正だ教育基本法の改正だと動かれているご様子だが、国栄えて万骨枯れるような非常時にどうなのだろうか。
補助金削減の案は国会段階ではまとめられないので、小泉首相が知事会に丸投げしたというような報道も見られる。 ならば、なおさらに国会議員諸氏の動きが見えない。それとも、われわれ庶民が分からないところで あんじょう やってくれているのだろうか。
2004年08月19日(木) |
中国四国農政局西条統計情報センターからの依頼 |
台風15号が日本海を北上している影響で、朝から強い風が吹いている。 家の中にも吹き込むので戸締まりをしたいのだが、そうすると蒸し暑いので所々開けておいたのだが、それがいけなかた。突風が吹き込み、ドアが勢いよく閉まりその衝撃でガラスが粉々となる、 開けておいた私に全ての責任があるというような妻の非難の目を浴びつつ、後かたづけ。その後、風は収まったので、とんだイタチの最後ッペではある。 思わぬところでの台風の被害なのだが、土石流に見舞われた新居浜市のようなことはないと考えれば、ガラスの一枚安いものだ。 昨日の集中豪雨は新居浜市から川之江あたりまでに集中した様子。被害を受けた方々にはお見舞い申し上げます。 この豪雨で予讃線は不通となり、間引きでの折り返し運転とのことだ。
太鼓台運営委員会の案内文作成と配布作業。 御礼の葉書書き2枚。
昼食をとっている時、「農林水産省 中国四国農政局 西条統計情報センター」の情報官と統計官という肩書きの2名の訪問を受ける。 要件は、麦作における作業内容の統計調査への協力依頼である。
数日前に、地区内でこの調査に協力している方から、「この地区で2名の対象者がいるのだが、そのうちの一名が体調を壊して今年の作付けを休むため、代わりの人を捜しているので協力してもらえないか」との話があった。 事情は分かっていたので、即答で引き受けさせてもらった。 仕事の内容は、日々の作業内容を日誌に付けて、使った資材の内容、かかった経費から、収支までも把握して、農業経営の統計を作るデータとするのだそうだ。
農水省の農業統計については、食料自給率が何%というぐらいしか知らないというのが、正直なところなのだが、このような仕事を通じて日本農業の全体像の推移を調べている事を知る。
地道な作業だが、国民の食料事情を把握するのが国としての重要な仕事であることは議論をまたない。 皆さんの税金で生活させてもらっている者としては、地域の農地を守る事と同時に、進んで協力すべきことだろう。
久しぶりに掲示板に投稿がある。その内容にどう応えたものか迷ってしまった。 そんな躊躇する自分を感じ、一色達夫もいつの間に染まってしまったのかと、反省するばかり。 この件についても様々な経験をしてきたのだが、そんな数々の事柄を知らず知らずに自分の歴史としてしまい込んでいたのではと、思い知らされる。 この事は、まだ現在進行形なんだ。
2004年08月18日(水) |
住み慣れたまちで安心して暮らすために No8 |
この表題で日記を書くのは5月21日以来だ。 福祉関係の事は忘れたわけではないのだが、毎日、毎日、目先の仕事に追われていたら、どうしても先延ばしになってしまう。
6月議会でも 福祉関係の一般質問があったので、その方面へのコメントもやりたいとは考えているのだが。
そんな私の意識を呼び覚まし このことに触れるきっかけを作ってくれたのは、5月に視察をした松山市介護支援センターからの資料の送付だった。 松山市の団地での「モデル事業」の報告書だが、視察を実行した5月の時点では製本がまだで、出来たら送りますと約してくれていた。その言葉を違わずに、わざわざ送ってくれた事に、相手方の誠意と人柄を感じずにはいられない。
こういう仕事の処理が出来る方々に見守られている地域を、私は羨ましく感じる。
報告者の内容は、団地での住民意識のアンケート調査から始め、その内容分析、数々のセミナーの実施状況、その結果の報告等。
同封された「資料送付案内」には 「今後は、組長会をとおして報告書を全戸に配布、組毎に、話し合いの機会を持つ予定で、実行委員会で話し合いを重ねています。」 との言葉が添えられ、エンドレスな仕事に取り組む、静かな意気込みといったようなものがこちらまで伝わってくるようだ。
それで西条市なのだが、私が福祉関係に関するモデル地区での取り組みについて2003年9月議会での一般質問した時、市長は「モデル地区を作る意味が解らない」と答弁している。 さて、このギャップを埋めるのは相当の労力が必要のように感じているが、こちらが最初から物を言うのを諦めるわけにはいかない。 少子高齢化は現在進行形でどんどんと深刻な問題となっているんだから。
2004年08月17日(火) |
外部委託 指定管理者制度 NPO |
地域自治体が行う業務を、行政職員ではない者が行う外部委託(アウトソーシング)が、喫緊の課題としてある。 その目的とするところは、あれこれと綺麗事を並べても、とどのつまりはコストカットであることは否めない。
「2003年の地方自治法改正で設けられた指定管理者制度は、自治体行政のアウトソーシング手法のひとつである。しかし、率直にいえばあまり性質(たち)のよいものとは思えない。」
そんな書き出しの文章を読んでいると、この課題の問題点が 朧気ながら 理解できるような気になってくる。
文章中には 志木市の地方自立計画には別冊として「計画対象業務一覧表」があるが、自治体の事業的業務と管理的業務を全て拾い上げ、市民団体の行政パートナーが担う事が出来るかどうか分類した結果、検討業務1648のうち、842業務がその対象となるとしている。 との事例が上げられている。 また 原理的には、同一業務を同じように執行するならば、コストは同一である。もし直営から委託化、嘱託化で人件費が変化するようであれば、どちらかが不当に高い報酬を受けているか、どちらかが不当に安い報酬を受けているかでしかない。そうであるならば、このことはアウトソーシング以外の業務改善や社会改革の課題である。 との記述もみられる。
公 の仕事としてあるものを 誰が どの様な形で 担うのか。 この問題、志木市のように、一つひとつの業務を検証して、そこから組み立てる作業を重ねなければ 全体像が見えてこないようだ。
2時間ばかり資料を読んでみて、これが今日のところの結論。
2004年08月16日(月) |
株価低迷をどう見るか |
お盆の一日を家で静かに過ごす。外に出たのは、お墓参りと裏の畑の草取り作業。
一日曇っていたので過ごしやすかった。仕事は、資料の片づけ少々。
私は経済の方面には詳しくないが、このところ株価が低迷しているのが気に掛かる。 長期にわたった不況から脱却して回復基調に乗ったとして、このところ徐々に値上がりしていたのに、此処に来ての低迷の様子である。 原因は、数日前の発表となった経済統計が、思っていたほどのものでなく投資家の期待を裏切ったことによるものらしい。
景気回復の牽引役は、好調な中国経済の発展とされていたが、アジアカップサッカー大会での中国国内の状況が、日本人に少なからぬショクを与えたことも、株価低迷の一原因となっている様相はないのだろうか。
参議院議員選挙があったので、それが政策的に株価アップ要因となっていたとは思えないが、実質経済成長が巷でささやかれていたほどのものではなかったことに、なんだか 変な 匂いを感じてしまう。
このところ、TVや新聞は、高校野球と五輪報道で大忙し。 それが終わって秋風が吹く頃、アッと気づいたら元のデフレスパイラルに戻っていたりして。
景気回復が、企業のリストラ効果と中国経済の好調に支えられたものであり、日本社会の根本的構造改革によるものではないとの観測がもっぱらであったが、そうであるならやっぱり株価は実質市況なのだろうか。
私の懸念が取り越し苦労であることを祈るのみ。
2004年08月15日(日) |
59回目の 敗戦記念日 |
10時頃に強い雨が降って、今日一日わりと過ごし易かった。 59回目の敗戦記念日ということで、新聞やTVでもこの話題が取り上げられている。 けれど、年号を変えればそのまま毎年使えるような同じような内容の記事や映像に、あの戦争の記憶が風化している様子が見て取れる。
この日には、決まって戦争と神社の関わりが話題となるが、このことをテーマに据えた演劇として、 井上ひさし さんの戦後3部作の中の「闇に咲く花」(こまつ座作品)というのがあるのを思い出す。
神社は、土着信仰として国家統制を離れたところに存在し、地域住民の心の拠り所として成り立っていたが、明治維新以来 次第に国家権力との癒着によって、人々を戦争に誘う作業に荷担していく。 そこからくる不幸と新たな再生をテーマーとしたこの作品は、私が鑑賞して涙した3作品の一つである。 ちなみにその3作の残り2作は「おりき」(文化座作品)と「さぶ」(前進座作品)
教典を持たないという世界にも希な宗教である神道は、故に、社会の変化に対応して柔軟にその姿を変貌させていっているようだ。少なくともわたしにはそう見える。 それは、あたかも日本人の精神構造を映し出す鏡のようでもある。 良く言えば 柔軟。悪く言えば節操の無い場当たり主義。
そのよい例を一つ挙げてみると、神前結婚式での指輪交換の場。本来西洋の風習である結婚の儀における指輪交換を、何でお社の前でやるの。 このことになんの不思議も感じない客と、むしろ積極的にサービスする神社。
話を大きく飛躍させると、靖国神社に、国民を死に追いやった戦犯を合祀するという発想も、こんなところからくるのではないだろうかと考えてしまう。 だから、その事を指摘されても 要らぬお世話だつべこべ言うな という態度が平気で取れるのだろう。
あれれ、話が深層心理学の分野にとんでしまいました。 話の落としどころを書かないままに、今日は終わり。
2004年08月14日(土) |
TVに釘付け的状況ですね |
協同水源の水当番が ひしてはねがい に4日間当たっている。 この くそ 暑い時の水当番は 正味こたえる。 そこでなのだが、日中はどうにも仕事が捗らない状況とはあいなっている。 待ち時間に何もする事がなかったら、怠い身体に鞭を当てても仕事にかかるのだが、このところのTVは高校野球と五輪がおいでおいでをしているので、ついついその誘惑に負けてしまう。 これがまた、手に汗握る熱戦と自国贔屓の画面が次々に登場するのだから たまらない。 仕事はお盆休みとしたい衝動が身体中に充満している。
そんなことなのだが、夕方ともなれば趣味と少しの仕事意識でもって、二日続きで文化会館へ足を運ぶ。 昨日は、西条高校の第8回芸術文化発表会 今日は、さいじょう クラッシックフレッシュコンサート 二つの催しは、夏休みの里帰り時期を考えてのことなのか、どちらも同窓会的雰囲気のあるアットホームなものだった。 どちらの催しも、関わっている方々が知ったひとばかりなので、プロの催しを評価するような目では見れない私です。
2004年08月13日(金) |
ネコにスズを付けたのかな 読売グループ |
高校野球を見ていたら プロ野球巨人軍の渡辺オーナーが解任されたというニュースが飛び込んできた。
ニュースでは、「明治大学野球部選手へのスカウト活動違反の責任を取って辞任する」と報道されているが、これが真の理由であるとは思わないのが世間の通り相場ではないだろうか。 単なる勘ぐりでしかないが、おそらくは読売G取締役会での解任決議があってのことではないのだろうか。 そう思えるほどに、このところの渡辺オーナーの発言は常道を逸していた。
将来のプロ野球界を背負っていくであろう古田に対する「たかが選手が」発言。 自軍の中心選手である高橋への「世間知らずの赤」発言。 「経済界の重鎮も寄る年波でボケが来ている」と思った方々が、自社の内部にもいたのだろうか。
王、長島を擁して9連覇を成し遂げた川上監督が、TVでこんな発言をしていた。 インタビュー番組だったが、司会者の「監督が監督として野球に情熱を傾けていくための拠り所としている事柄はなんですか」との問いに答えて 「私は、読売グループの総師である正力オーナーの元で、プロスポーツの発展を通して社会に貢献していくという理想を実現するためのお手伝いができればと思ってこれまでやってきました。」 と発言していた。 私はこの川上監督の言葉によって、王、長島という当時の英雄を動かす事の出来る名監督が、心酔するオーナーとはどんな人物なのかと、社会の広さと深さを認識させられた。
もうそれは30年も前の、日本が浪漫を求めて社会のあらゆるところが活気に溢れていた頃の事だったのだろう。
月日は流れてプロ野球界は、金の力にものを言わせて球界の4番バッターばかりが一球団に集中する、歪さを、誰もが是正できないところまで落ちぶれてきた。 読売グループの企業姿勢は、サッカー界でも我が物顔に振る舞おうとしたが、こちらのほうは上手く行かずにあきらめたようだ。途端にベルディが弱くなった。
私が思っていたオーナー像は、こんな読売グループの企業姿勢によって、もろくも崩れ去たのだが、半面教師として、企業と企業人の社会的責任の果たし方についての良い教材とはなった。
企業という組織においては、個人がどんな権勢をふるっていても、取締役会という機関によってチェックを受けるようだ。 さて政界に目を転じてみると、小泉ネコにスズを付けるネズミはいないのかな。
10時より「平成16年度第4回(8月)臨時議会」開催。 議案は ・北中学校東校舎大規模改造工事 請負契約の締結について ・神拝小学校校舎新築工事 請負契約の締結について ・平成16年度西条市一般会計補正予算(第2回)について いずれも 原案可決。 全員協議会の開催も含めて13時半には全ての予定終了。
「北中学校東校舎大規模改造」は、校舎老朽化に伴うリホームに合わせて、新耐震構造(震度6対応)とするためのもの。
「神拝小学校校舎新築」については、生徒数の増加に対応するため、3階建ての普通教室を建設するもの。
一般会計の補正は、JA西条が湿田用コンバインを導入するにあたっての補助金。
いずれも、さしたる質疑無く議決された。
6月以来久しぶりに顔を合わせる議員もいたが、審議が早く終わったので様々な話題で話が盛り上げることもなく、早々に引き上げる。
だが、9月議会以降における合併関連の予定表が提示されていたりで、何だか、嵐の前の夏休みのようだと感じてはいる。
2004年08月11日(水) |
四電伊方原発3号機プルサーマル計画について |
下請け作業員4名の死者を出した関西電力美浜原発3号機について、そのずさんな安全管理が問題となっている。
そんな 社会的事件 がおこったところだというのに、今日郵便受けに「四電伊方原発3号機でのプルサーマル導入についての理解を求める」 チラシ が入っていた。 なんとも 間が悪い というか 無神経 というか、そのチラシに書かれている一方的な主張と同時に、四電の企業倫理を疑いたくなる思いに捕らわれた。
原発の安全確保については、長年指摘され続けているのに、なんでこんな初歩的ミスによる事故が続くのか。事故が起こるたびに、その理由の一端が、私が経験した事柄の中に潜んでいるのではないかと考え続けている。
もう20数年も前の事だが、勤めていた企業の労働組合が、伊方原発への見学ツアーを企画していたので参加したことがある。 そのころ組合活動もしていなかったのに、なんで参加する気になっったのか今では思い出せないが、民社党系組合のツアーとしてビジターズセンターで歓待を受けた記憶がある。
様々な説明の中で、鮮明に覚えているのは 「スリーマイル島原発の事故の事を大賀沙に言っているけれど、私たちは、あれだけの事例だったらあれだけの事で済むのかと言っているのですよ」 という四電説明者の言葉だった。 当時、米国での原発事故の記憶がまだ残っている時期だったのだろうが、この説明員のこの言葉に、「これは安全だ」と決めてかかる者の慢心を感じてしまった。 この言葉は、全体説明の時点で語られたものではなく、数名での雑談の時の言葉だったのだが、だからこそ原発現場で 飯を食っている ものの本音が見えたようだった。
それは、四電職員ならば安全だろう。親方日の丸で利益が保証されている企業で、危険現場作業は全て下請けに出しておけば済むのだから。 下請け従業員は実入りの良い仕事を求め、各地の原発の定検現場を渡り歩く。 被爆覚悟で。 金さえ出せば、作業員はいつでもいくらでも確保出来るんだと思っている発注者に、安全に対する認識を常に求めるのは無理というもの。自分が危険を経験しない者が、危険回避の方策に疎くなるのは自明の理。
「これは安全だ」と最初から信じて疑わない者ばかり集めて仕事をする場合。 「これは危険な代物で、扱いには細心の注意が必要」と思っている者が半数混じって仕事をする場合。 さて、どちらが より良い 仕事が出来るだろうか。 このようなものに見方は、原発行政に限らず、社会生活の全ての物事に当てはまる。
プルサーマルについて、国の方針も揺れ動いているような状況の中で、この四電の導入ありきの姿勢には疑義を感じずにはいられない。 「何故 四電 での導入なのか」について私の独断と偏見で分析すると、この地域での政治状況と住民感覚がほの見えてくるようにも思う。
朝8時から、自治会の協同墓地の消毒作業を3名で実施。お盆の墓参り時に藪蚊に襲われないための事前の作業。 散布機を所有する農家で、自治会環境推進委員のお役をいただいている者ということで2年続けての参加。9時半終了。 朝一番の奉仕作業は、大汗かきの重労働だが、何だか一日気分が良いものだ。殺虫剤スミチオンで、私の腹の中の悪い虫も退治されたら良かったのに、さてどうだろうかな。
他に仕事を2件ばかり仕掛ける。 明日は臨時議会の予定。
雷注意報が出ている。 PCの前に座り画面を見つめていると、ファンのかすかな音に重なるように遠雷のゴロゴロという音が聞こえてくる。
今日も暑かった。 朝6時から20時まで協同水源の水当番。その間は高校野球のTV観戦、資料の整理、農作業、等。 夕方、お日様が少し陰った頃を見計らってお墓の掃除に出かけた。 部落を取り囲む小高い山の一角にある協同墓地。その一番上にある我が家のお墓。以前は山の上から我が家が見えていたのだが、植林した檜が大きくなったこの頃では見えなくなった。 掃除道具の持参品は、蚊取り線香、草刈り機、剪定ばさみ、のこぎり、ほーき等。この時期には藪蚊の来襲を覚悟しなければならないので、完全武装。出ているところは目だけという出で立ちで、春以来伸び放題の雑草に向かうこと2時間半。
下界の喧噪から離れてご先祖さまと過ごす一時は、「このクソ暑い時になんでわざわざセットしているんだ」というような暦の妙技を恨むこともしばらくの時間ばかりで、あとは何だか無念無想となっているからこれも御利益か。
したがって政治の話は今日は無し。何だか夏休み的だなあ。
同じ祭りの形態を 共有 するということで、昨日、坂出市に出かけていったのだが、理解できた点と、今だに分からないところがある点でもどかしい。
西条、新居浜地域の太鼓台は、地区の神社の祭礼に奉納する 部具 として部落毎に所有され維持してきた。 それが坂出の場合は、神社に奉納する太鼓台と愛好者によって維持されているものが混在しているようだ。 坂出市のHPから祭りの項目で検索してみても、太鼓台の紹介ばかりで、その点の(祭礼について)掲示がないので分からない。
坂出駅前に集合していた太鼓台12台のうち、いわゆる新居浜型太鼓台が10台。豊浜ちょうさ型(?)が2台。 この形の違いによって、太鼓台を担ぐ時のかけ声からすべて違う。
飯積神社太鼓台の特徴である 寄せ担き を、坂出市の太鼓台も綺麗に披露しているが、この担き方は、飯積神社太鼓台から教えてもらったのだそうだ。 太鼓台を譲り受けた坂出と、元の所有地区との交流が続き、お互い応援に行き来するなかから、この 寄せ担き も出来るようになり、それが8月のイベントで全体に広がったそうだ。
「さかいで大橋まつり」は数日間にわたり様々なイベントによって構成されているが、この日曜日の太鼓台競演で終了となる。 坂出駅前広場を埋め尽くす人垣は、真夏のイベントを楽しみ、汗みどろになって太鼓台を担ぐ男衆に惜しみない拍手を送っている。 私も、ドンデンドン という太鼓の音に、何だか野生を呼び覚まされるようだった。
さて、私が何故太鼓台の 寄せ担き にこだわるのか。 それは、「文化と精神の伝播」という観点からひじょうに興味深いからだ。 太鼓台文化の中枢を形成するともいえる新居浜の太鼓台は、喧嘩太鼓として有名だ。長年の遺恨を持つ太鼓台どおしが、飾り幕を外して裸太鼓にし、担き棒を突き合わせる鉢合わせをする。これで死者のでることもあるのだが、観衆もそれを期待している様子で、なかなか収まらないようだ。
太鼓台を維持する苦労を長年味わってきた者や、太鼓台の担き方の上手下手を楽しむ者にとって、そんな 壊してなんぼの喧嘩騒動を苦々しく思うばかりだろう。
新居浜の太鼓台と西条飯積神社の太鼓台では、その担き方の違いが強調されていた。 新居浜太鼓台は一台で担つぐだけだが、飯積神社の太鼓台は二台上がると直ぐに寄せて合わせる。今までは。
それが、ここ数年、新居浜の太鼓台でも寄せ担きをやりだしたのです。 数日前の愛媛新聞に、新居浜太鼓台の紹介冊子が入っていたが、その中に掲載された写真には、山根公園で新居浜上部地区大生院地区太鼓台6台が寄せ担きをしている場面が紹介されている。
太鼓を担いだ者で、この寄せ担きを一回経験すると 癖 になる。 一台での妙技を披露するのも、それはそれで楽しいが、担き棒と担き棒が次第次第に接近してくる時の緊張感はたまらない。 太鼓台が二台三台と合体して一つになる様。それは、この世の神々しいものの存在を象徴するようだと言えば言いすぎだろうか。
太鼓台は、この寄せ担きが次第次第に広がっていき、従前の喧嘩が売りの祭りから、人間技とも思えぬ荒技が見られる勇壮華麗な祭りへと、その評判を益々高めていく。私は坂出の太鼓台を楽しみながら、何だか確証のようなものを感じていた。
朝8時から11時まで、部落内での「お盆前の一斉清掃」に参加。 東西に長い地形を有する部落を縦断する市道路肩の草刈りが主な仕事。雑草の中には、相も変わらず空き缶やゴミのポイ捨てが多い。
昼食後、母と二人で香川に向け出発。善通寺と琴平にある墓地三ヶ所の掃除と墓参り。 琴平にある墓地の生け垣剪定中に雷雨に見舞われ下着までびしょ濡れ。でも、年間の予定行事をこなせて、一安心。
今日の予定のメインは、坂出市JR駅前で開催される「さかいで大橋まつり 太鼓台競演」の見物。 今年実施した坂出市での研修を通じてこの地域でのイベントを知った。だが、その後知人から「坂出の太鼓台は新居浜や西条から購入したものがある。飯積神社太鼓台の担き方を勉強して 寄せ担き をやりだしたんですよ。」との話を聞き、私の不勉強と情報不足を恥じたのだった。 そこで、実際の様子を見物に坂出駅まで出かけていった。
観て良かった。9台での寄せ担きで、一斉差し上げのタイミングの取り方は、 本家 よりも上手いのではないかと思うほどだった。
23時帰宅。ハードな一日でした。
昨日の身体へのダメージ回復を図るため、今日の起床は遅いものとなった。 今日は立秋というものの、相も変わらず灼熱の太陽が照りつける。 高校野球が開幕となり、TV観戦に魅力を感じながらも、昨日やり残している稲の穂肥の散布作業。28a終了で、全てやり終えた。 草刈り作業。畑の草取り。花芝の切り取り等で一日を終える。
下の娘から、昨日のコンクールの詳しい様子を聞かせてもらった。 審査員からの講評を指導教師から聞いたところによると、薄氷の勝利とでもいうものだったらしい。 点数でいうとTOPの愛媛大学付属中学と東中の差は1点。さらに3位の新居浜西中とも1点差だったという。2位までが金賞で四国大会の出場。 コンクールを聞いていた私は気づかなかったが、東中は自由曲で 出 の部分を間違えたのだという。それを指揮者が一度止めて再びスタートさせ、無事に一曲を歌い終わらせ、審査員の評価を高めたそうだ。
コンクールの緊張の中で、一パートがフライングをしでかしたのだが、それで全体がパニックとなることなく、35名が再スタートで心を一つにしてカバーした。その話を聞き、いつの間にそんなにたくましくなったのかと、子供達のその精神力の強さに改めて敬服するばかりだった。
21時、サッカーアジアカップ決勝戦をTV観戦。3対1で日本が勝利する。前2試合は薄氷を踏むような勝利だったが、今日はアウエイの雰囲気のなか冷静な試合運びで、こちらも落ち着いて観戦することができた。 ジーコ監督の采配と同時に、たくましさを増した選手の成長が勝利の要因だろう。
これでまたまたサッカー人気が高まることだろう。それに半比例するようにプロ野球の低迷状況もまた進むことだろう。縮小均衡は歯医者 ではない 敗者の方程式。
TV観戦で中国という国について感じたことがある。 日本の勝利で終わった後、勝者を称えるセレモニーに付き合う事もせず、宮本主将がアジアカップを高らかに掲げた競技場の客席はガラガラだった。 公安当局と思われる人垣に守られた日本のサポータの方達だげが、同胞の勝利を祝している。
遠く4000年の歴史を有する中国から、日本は様々な事を学び同じ文化圏を形成するといえるだろう。さらに近年は、この国の経済成長に支えられて日本の経済も上向くような現状もある。 だが、今日のような競技場の雰囲気から、この巨大国家の精神構造を学ばなければ、とんでもない明日が待ち受けているような気がしてならない。 亜細亜の隣人として、友好関係を保つ努力をおしんではならない。
2004年08月06日(金) |
稲穂肥散布 NHK合唱コンクール 地域懇談会 |
なんとも蒸し暑い一日だった。そんななか東奔西走したので入浴時の体重が昨日よりも2kg減。
朝、用事を二つ済ましたのちに稲の穂肥散布作業。38a終了。
12時過ぎ 昼食もそこそこに妻と二人で松山出発。目的は、下の娘の「NHK全国学校音楽コンクール 愛媛県コンクール中学の部」の鑑賞。場所は松山市民会館大ホール。 愛媛県各地の予選で選抜された10校の出場。課題曲と自由曲の出来映えを競う。 西条市立東中は愛媛大学教育学部付属中学とともに金賞だった。 これで愛媛県中学校合唱コンクールの2冠達成。27日予定のNHK四国大会に出場することとなる。
今日は10校の発表を全て聞かせてもらったが、親の欲目を省いても東中は確かに上手い。 それは課題曲を聴き比べてみると良く分かった。入退場のお辞儀の仕方から始まり指導者の指揮の仕方、声の出具合、強弱の付け方、ハーモニー、歌い手の曲への理解度、曲の表情、聴衆への伝わり方。 それに加えてこの日にかける子供達のやる気。 砥部での合唱連盟の大会以来連日の練習をこなしているのだが、開始予定時間の1時間も前に上級生は全て集まっているのだという。そんな態度が今年入部した1年生にも伝わって、練習3か月にしてもう全体のバランスが完成している。 ふふふ。今日ばかりは親バカご容赦。
表彰式まで見届けて、帰りは別便で来場の保護者を加えて4人での道中。車中の会話が弾んだことは言うまでもない。
保護者さんを送り届け、帰宅後即着替えもそこそこに玉津公民館へ。19時より予定の校区別の市長との懇談会に出席。10分遅刻。 丁度、市長挨拶の最中だった。 校区連合自治会が事前に準備している質問は3点。・地域防災対策・環境保全・青少年健全育成。 市長からの重点施策の説明、質疑 答弁、20時50分終了。
遅い夕食後、アジアカップサッカー3位決定戦TV観戦。うたた寝。
今日は、広島に原爆が投下された日。世界の恒久平和を願って黙祷。
日本におけるNPO法人は、17の活動分野で約1万5千の組織が活動しているようだ。(平成15年のデータ) 比べて米国では、24分野での活動をしている組織が110万とも120万ともいわれているそうだ。(平成8年のデータ)
米国のデータが古いのは、私が最初にNPOの件に関して質問した年の文書を、読み返してから日記を付けているので。
米国は全てかゼロかの国だが、同時に、再挑戦がいくらでもできる機会均等の国でもある。 NPOは、そんな米国気質が作り上げた合理的精神によって支えられ、米国社会を底辺から支え、様々な分野に人材を送り出す。 米国社会は市場経済の激しい競争社会であると同時に、草の根組織が地域を支え 政治の失敗 市場の失敗 を補うという 二面性によって支えられている。 日本では、米国社会の市場経済における巨大パワーの部分だけを取り出して真似ようとしているが、そのような一方的傾向ばかりを真似ようとするから、中小企業の淘汰に見られるような弊害ばかりが目立ってくる。
永田町を席巻している理論には、地方自治という項目は片隅に追いやられているので、そんな状況に危機感を持つ一部自治体の首長は、地域を支える住民の気概を啓発する事に主眼をおいて政治を展開する。
さて、西条市ではどんな種類の啓発活動をやっていると皆さんはみているだろうか。
数年前、島根県出雲市で研修をさせてもらったが、この地の公共施設の一部はNPOが管理運営していた。 よくよく聞いてみると事務局を市役所退職者が務め、その収入の大半は市からの委託事業で占められている様子だった。 この様子に若干の違和感を覚えたと記憶している。
だが
地域産業活性化セミナー で私が発言したように、「愛媛においてはNPO法が出来て認知されたから広がりだした」現状においては、自然発生的市民活動の出現をまっていたのでは、何年かかるか分からない。 むしろ官製NPOの立ち上げを仕掛ける方が地域住民のためだと思う。そんなふうに思うほどにこの地の状況は・・・・・・。 社会的欲求に対する対応策について、基礎的知識が備わっている方々を登用し、即戦力となる組織を作っていく。 そうしないと3周遅れの状況に一気のスパートをかけ、トップランナーの背中を捕らえることなど出来やしない。
5から始めて早く10に到達するか、それとも1から始めてだらだらと堂々巡りを繰り返すか。さあどっちを選びますか。
私の理想と実際の日常活動は二者択一でもないのだが、今日は極端な意見を標してみた。 と記してこの項終了。
2004年08月04日(水) |
地域産業活性化セミナー NPO法人についてNo3 |
結論から言うと、今回のセミナーは、NPO活動の主眼とするところを ビジネス すなわち 金儲け に結びつけて 産業情報支援センターの講演会としたところに そもそものミスマッチがある。
「市民活動を自己実現の手段としてボランティア(志願者)としてやっていく」という入り口がしっかり確立していれば、その行動のなかでどんな困難なことがあろうとも、自分が選んだこととして処理することができる。私がこれまで出会った尊敬する方々はそうである。 だがNPOを 金儲け の手段としての一つの選択肢としてしか見ないのなら、のっけからこの選択肢は除かれることとなるだろう。
講演2 での講師の話の中から、新たなビジネスチャンスを見つけだせた受講者はいただろうか。 語弊があることを承知で言えば NPOを金儲けの隠れ蓑に使うつもりならば止めておくほうがよい。 今のところNPOはあくまでも法人なのだから、収入が無くても法人市民税の均等割り額は毎年払わなければならないし、収益事業で利益が出れば納税の義務も生じる。
福祉関係NPO法人で税務署の査察を受けて納税の修正申告をした輩がいたが、愛媛での医療福祉の増進を図る目的で設立されたNPOが全国平均よりも多い傾向に、なんだか不安を覚える昨今である。
講師が事例として紹介した中で、儲かっている 組織は存在するだろうか。すなわちNPOはビジネスとして成り立つかどうかはそれだけで分かるだろう。 人が集まるところ、必ずビジネスチャンスはあるだろうから、NPO組織に食い込んで金儲けをするつもりなら、それはそれで商活動として有限会社だろうが株式会社だろうがを立ち上げてやれば良いんだ。
社会生活のあらゆる不安要因に対処するには、行政組織ではもう 追いつかない 現状の中で、地域活動を行う市民の存在の多少と質が問われている。そんな中で、この地ではNPOを金儲けのイチ手段として行政組織が紹介する。 私にはなんとも馴染めない状況ではあります。皆の衆。
2004年08月03日(火) |
地域産業活性化セミナー NPO法人についてNo2 |
台風一過でまた暑さが戻って来た一日、新しい仕事の仕掛けをつくるため、朝から書類の作成などを行い、昼からは人と会ったり、議会事務局に顔出ししたり。 今日予定の仕事は、訪ねた相手先が不在だったりで捗ってはいないが、夕方には帰宅して台風で傾いたサクランボの木を起こしたり、花壇の草引きをしたり。 夜は、今日に延期となっていた神社の夏越祭に子供達を伴って行ってみる。
さて、そんなことで疲労感があり、あまり小難しい理論を振り回す気分ではないのだが、 セミナーNo2 と掲げた以上は、チョットでも触れないといけないだろう。
まず講演1について。
講師の話は「国際化 地方分権時代のまちづくり」と提示し、今 何故 NPOなのかを、質問も含めて1時間20分で良くまとめている。 しかし、それだけだった。
講演の前段の部分で 政府の失敗 市場の失敗 というキーワードを使ったので、おお と思ったのだが、それまでだった。 米国社会におけるNPOの活動状況がどのような範囲まで及んでいるのかのと紹介の部分が欠落しているから、 政府の失敗 市場の失敗 があっても びくともしない米国社会の二枚腰三枚腰の 凄さ が分からず、NPO本来の目的意識が 矮小化 した部分でしか 私には感じなかった。 日本におけるNPO活動分野は17部門でしかないが、米国では70以上だったかな。(記憶しているだけで未確認数です) 市民という概念を根本的に語らなければ NPO の理念は理解出来ない。 地方分権の現状についても言及が無い。
「NPOは米国社会を支える市民組織として根付いている。ヨーロッパでも同じ」と講師は語ったが、たかだか建国200年の米国と、国境がしばしば変わる歴史を越えて地域を支え、市民という概念が確立されているようなヨーロッパ諸国とでは、地域を支える組織形態に歴然とした違いがあるのではないだろうか。 フランスにおけるコミューンであり、イギリスにおけるパリッシュであり。 見てきたわけではないが、様々な講演を聞き資料を読む中から、米国と欧州の地域の成り立ちには、差があると感じている。
結局のところ、愛媛のイチお役所が主催した講演会の枠を越えられないで終わったと感じる。 講師は、決して悪くは無いのにねえ。
最後に質問として 「市民活動は、法や制度に先行して発生し、活動を展開すると言われたが、西条ではいや愛媛ではNPO法が出来て認知されたから広がりだしたのではないですか。 そんな傾向があるとしてもNPOは今後その存在意義が高まって来るでしょう。その動きは、寄付行為に対する法整備によって大きくなると私はみていますがその可能性は如何ですか。」 答えは、聞かなくても分かっていたが、まあ妥当な線ではあった。
2004年08月02日(月) |
地域産業活性化セミナー NPO法人について |
15時より西条市産業情報支援センターで 地域産業活性化セミナー「コミュニティビジネスの展望」と題する催しがあった。
スケジュールは 講演1 「国際化・地方分権時代のまちづくり」講師 塩田長英(明海大学教授) 講演2 「コミュニティビジネスの事例紹介」講師 小林由里子(日本総研研究員) 17時40分終了。
この方面の件については、様々な項目別に事例を上げて書かなければならないようだ。
第一の印象は、私がNPOの事を議会で取り上げた時、議場には せせら笑い が充満していたが、ようやく此処まで市民権が得られるところまで来たか という想い。 と同時に、西条では周回遅れどころではない3周遅れの現状であり、トップランナーの背中は見えない という事をどれだけの人が理解しているのだろうか という無力感。
平成7年。私が議員となって間もなくの頃、あるボランティア団体の立ち上げに関係したのだが、その時「全ての事を一から始める必要は無いのではないですか。先行事例を学習して理解し、5も6もの段階から始めれば10に到達するのは早いのではないですか。」と説いて回った事がある。 しかし、そんな私の意見は聞き入れられず、挙げ句の果てに会員名簿から名前が削除されてしまった。
会員名簿に名前が無くなった時、私は何かのミスかと感じたが、意図的に削除したことが分かった時、目の前が真っ白になった事を昨日の事の様に思い出す。 同じ目的に向かう仲間同士だと信頼し、自分の経験の全てを出して話し合っていると思っていた矢先、突然のハセダであった。 思えば、あの件が私の心にトラウマとして残り 一面なにくそ負けるか との感情をいまだに持ち続けている。 この時の経験があるから、その後も様々な状況の中に身を置いても、さほどのショックも受ける事も無く、自分で言うのもなんだが 打たれ強い 根性ができたのだろう。
あらから10年近く経ち、ボランティア活動もNPOという一つの認知を受ける組織形態まで進歩してきた。
私にとってのボランティア活動は、そんな綺麗事ばかりでは済まされない人間関係のドロドロと、自分の求める理想像の依って立つ位置を確認できる、本当に落差の大きいものとして存在する。そんな感情のもとに現在の一色達夫が存在する事を、何故か今日日記に書いている。 NPOの件に触れようと思ったら、やっぱり その前提とするところから始めなければ。
台風10号が日本海に抜け、勢力が落ちて低気圧に変わったのだが、この低気圧に吹き込む雲によって、今日は断続的に雨が降っている。 つい今し方も、稲光を伴った雷雲が、集中豪雨的な雨を降らしていった。
一昨日まで、灼熱の太陽に水分を抜き取られ勢いを無くしていた草木も、この雨で生き返ったようにその身体を伸ばしている。 そんな風景の中を雑用にいそしむ一日となった。
夏休みだというのに、学校に趣味に予定一杯の子供達のアッシー君。野菜類の中の草引き。水田の畦草刈り。 日曜でガソリンが割安だというので、用事に出たついでの給油。看板の消費税総額表示と明細書の単価の違いに、納得いかなくて計算機を持ち出して計算してみたり。 これならセルフの方が割安だと、給油スタンドの選定をめぐって妻と鳩首会談をしてみたり。ちょっとしのぎやすいと仕事も捗る。
今日予定の鎮守サマの夏越祭は、悪天候のため3日に延期となった。 台風被害があったところにはお悔やみ申し上げる。が、この雨で今年の稲作の水は確保できた。 ため池の水位が、どこも残り半分位まで下がっていたのだが、これで満タンとなる。
雑用で方々走りながら、お盆前には刈り取り予定の早稲の様子を見るのだが、倒伏も少ない状況に安心する。 石鎚さんのおかげでしょうね。
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