薔薇園コアラの秘密日記

2004年09月30日(木) 終った、終った。+追記

 祝・脱稿。今ほど、郵便局に原稿を出しにいってきました。
 今年は、気合を入れていた分、精神的格闘技のようでした。
 
 10月は10月で、また忙しい。
 スケジュールの合い間を縫って、月末までに30枚の短編を書く。
 賞も狙わない、気の張らない文学賞なのでただ欲求不満解消に書けばいい。

 で、今から、日本人学校に行く。すっぴんのまま。
 インフルエンザのお注射だよん。

 ボーズたち、朝からすごく嫌がってた。
 もう泣かないとは思うけど・・・。

 ママが泣いたりして・・・。

 *  *  *  *  *  *  *  *  *

(以下追記)

 創作活動にどっぷりと浸かると、日常生活に支障が出る。
 
 無洗米に水を入れずに炊飯ボタンを押したこと、1回。
 ぴーぴー・・・お、炊き上がったぞ! と思ったら、アツアツに乾燥した米粒が。がーん。

 買い物に、車のキーだけ持って出かけたこと、1回。
 レジでお財布がないことに気づく。
 ウー、買い物カート一杯だったのに、全部返却。しかも閉店間際。

 外出先で、泣きじゃくりながら、同僚に電話しようとしたこと、1回。
 運良く(?)家にケータイを忘れた。妙な心配をかけなくてよかった。

 パパもいないし、誰かに寄りかかりたくて、冷蔵庫に寄りかかったこと、数回。木の扉よりも、やっぱり人のぬくもりのほうが良い。

 幽体分離の自覚、2回。詳細は記憶になし。

 ごくフツーに生活してたんだけど、文字にするとフツーじゃないね。
 子供たちには、ちゃんとお弁当を持たせて遅刻させずに登校させ、
 自宅にかかってきた電話にはフツーに応対した。
 ソフトボール大会も打ち上げもフツーにこなした。

 でもフツーじゃないときは、もろアブナイ人だった。

 せめて、パパが「た〜だいまっ!」っていつもどおり帰ってきてくれてたらよかったのに。んーやっぱり、深夜に帰宅されるよりは、いないほうがましか。

 ま、いいか。今日はゆっくり一人で飲もう。

 お疲れ様〜、今日まで一人でよく頑張ったね、祐子。
 


  
 



2004年09月29日(水) 輝く白い歯!

 ちょっと息抜き的に日記を・・・。

 昨日の夕方、先日のソフトボール大会の写真が添付で送られてきた。
 いやはやホントにみんな嬉しそうでよく撮れていました。

 私も前列中央で大口開けて「にかーっ!」
 で、私の白くてでかい歯だけがやたらと目立つ。

 鏡を見ても、やや青みがかった白目よりも前歯がきれいに白く見える。

 この前の日記にも書いていたけど、「SENSODYNE」という歯磨き粉がいい。フッ素配合の知覚過敏症用で、先日買ってきたものは、ホワイトニング効果もある新発売のものだった。

 最近、パソに向かいながら、コーヒーをいつもよりたくさん飲むので、歯にコーヒー染みがついたらやだな・・・と思ってたんだけど、この歯磨き粉があれば心配ないみたい。

 その昔、知り合いになった口腔外科医の先生が、
「いや〜、奥さんは本当になんて……、何といっていいか、いや、本当になんて……」
と、やたらと照れながら言われるので、その先、「なんてきれいな方なんでしょう」といわれるのかと思って、お目目ぱちくり開けて次の言葉を期待したら、

「なんてきれいな歯をされているんでしょう……」といわれた。

あ、っそ。顔じゃないのね、歯なのね。がっくし。
さすが、プロ。目の付け所が違います。
でも、歯をほめられたのは、顔の美醜をとやかく言われるよりは嬉しかった。

「SENSONYNE・whitening」お薦めです。お試しあれ。
私はカルフールで買ったけど、欧州ならどこにでもありますよ。薬局にも確実においてあります。お値段はやや高め。といっても10ズオティ以下だけど。



2004年09月27日(月) 壊れちゃったかな・・・

 私、何かヘン。どこかヘン。

 ちょっと情緒不安定ぎみかなーと思っていたら、今朝になってとうとう壊れてしまった。

 洗面台で歯磨き。SENSODYNEの歯磨き粉をたっぷり歯ブラシにつけて、左の奥歯からシュクシュクシュク。
 
 シュクシュクしているうち、なーにも悲しくともなんともないのに、涙がぽろぽろ出てきた。

 感情を伴う嗚咽とかじゃないんだけど、ただ涙だけがぽろぽろぽろ。

 あれ、どうしよう、なんで今ここで涙なんか出てくるんだろ。
 なーんか、私、壊れちゃってる……と思いながら、ひと通り歯を磨いた。

 口をゆすいで鏡に向かって、いつものように、にかっと口を横に大きく開いて。歯がちゃんと白く輝いてるかチェック。

 OK.きれいきれい……と思ったら、もうけろっと涙が乾いてしまってる。

 歯磨きのあとに、紅茶を淹れて。
 さて、飲もうかな・・・と思ったら、またじわ〜って涙。

 誰かに電話でもしてみようかなーと思ったけど、月曜日の朝に用件の無い電話は迷惑だろうから、控えることにした。そしたら、またけろっとしてきた。

 ぼーっとしてたら、紅茶が渋くなってしまって、また、涙。

 あらま、どうしちゃったんだろ……。
 精神状態はきわめて良好なつもりなんだけどな。今。

 ここらで心のメンテナンス必要なのかなぁ。

 



2004年09月26日(日) パパへの近況報告がてら

 パパが日本に帰っているので、この場を借りてパパへの近況報告とする。
 ……とかいって、見てなかったりして。醒めた夫婦だから。

 昨日の打ち上げ、ビール二杯でおさめました。翌日に二日酔いを残したくなかったので。

 はじめてご一緒させていただいた方で、プロ級にお歌の上手な方が1名。
 圧倒されてしまったよ。うーむ、さぞかしおもてになるんだろうなぁ……としみじみ。 

 翌日、ちゃんと8時には起きました。子供たちは9時過ぎ。

 心配していた筋肉痛も、お風呂上りにヴォルタレンを塗っておいたら、左のお尻には全く筋肉痛が残らなかったよ。日常生活には支障はなさそう。そうか、そういう方法があったんだなぁ。一つ賢くなったなぁ。

 以上、パパへの報告おしまい。

 *  *  *  *  *  *  *  *  *  
 
 今日、ながーい長い夢を見た。
 私が思慕している方の夢。

 私の煩悶を、直接アドバイスすることなく、全く別の方法を持って解決に導いてくださろうとしていた。

 夢の詳細は忘れた。ただ、その方に諭されて、あ、そうやって考えたらいいんだ……って、その度に納得したことならはっきり記憶にある。

 夢から覚めたときに、それが現実じゃなくて夢だったことが悲しくて、思わず涙が出た。

 *  *  *  *  *  *  *  *  * 

 実際に、その方とはご挨拶以上の個人的な話をしたことは無い。
 いつもヨーロッパを転々とされていて、いつの間にか、日本に完全帰国されてしまった。

 なぜに今、その方の夢? 理由は簡単。
 その方は、昨日のソフトボールチームの昨年度キャプテンを務めてくださり、今年もその方と同じ会社の若い方がたくさん応援に来てくださっていたから。

 そして、昨日の打ち上げで、何度も前年度キャプテンのお名前が酒の肴にあがったわけですよ。


 帰国されても、私はいまだにその方を思慕している。
 初対面のときにすごく強いオーラを発していた、とても印象深い方だった。
 
 一般人でそんな強いオーラを発している人は始めてだった。
 そして、きわめて温厚。ハの字眉でいっつもニコニコ。
 しかも、理想の上司ってなかんじのタイプ。

 頂いた名刺の肩書きを拝見すると、ニコニコ温厚なだけで、その地位まで上がってこられたわけではないというのが一目瞭然でわかる。
 
 その笑顔の陰に隠れた、厳しい経営手腕や厚い人望で、そこまで上り詰めたという、その方の人生の軌跡が如実に読み取れるのだ。

 今までにいろんな方から何枚も名刺を頂いた。
 でも、その方の名刺ほど強く私の胸にインパクトをもたらした名刺はない。
 その方同様、四角い名刺からも強いオーラを発していた。


 私は人のエネルギーにかなり強く影響される。
 「−」のエネルギーも勿論影響されるけれど、人の「+」エネルギーを共有できるアンテナも持っている。そして、それが私に心地よく影響を及ぼしてくれる。

 だから、今朝夢から覚めたとき、その方にもうお会いする機会もなくなって、あの強いオーラにもあやかることもなくなってしまったんだ……と思ったら、ふと寂しくなったのだろう。

 私、夢の中でどんなことをいってもらっていたんだろう。
 起きてから時間がたっているから、ますます夢の記憶が薄れていく。



2004年09月25日(土) ソフトボール大会優勝!

 本日、日本人会主催のソフトボール大会が開催されました。

 私達、ゼネコンメーカー混合チーム「つき指にご用心」は見事優勝。
 4試合全勝。 私は、1、2試合目と決勝でピッチャーを務めたんだけど、最初の試合から、結構手ごわかった。

 うーん、でも勝利投手って気持ちいい。(去年は決勝で負けたからなぁ)

 そして、今から一風呂浴びて、稲波で祝勝会です。

 飲んで歌って踊って。二日酔い覚悟だな、こりゃ。
 パパも日本出張でいないし、パーっと羽を伸ばしてきます。
 じゃ。



2004年09月23日(木) レッドブル飲んでガンバロー

 本日、アルバニア共和国の大使館にて、IWGコーヒーモーニング。
 家の近所なので、徒歩でてくてく。我が家から一分。

 そこでアルバニアのプローモーションビデオを見せてもらった。
 どこの国にもそれぞれに特有の歴史と文化と風土があるんだなと思った。
 いつかはいってみたいものだ。

 アルバニアは、マザーテレサの生まれ故郷だそうですよ。
 知らなかったにゃー。インド人かと思ったけど。

 数日前のIWGのAGMで紹介してもらったレディーズもたくさんきていた。
 何回聞いても名前と顔が一致しない、おばかなニッポン人。
 ワタクシ、アルツハイマーだと思われたかもしれない。

 でも、アンナとかマリアとかみんな同じような名前だから区別がつかないんだもん。昔からの顔見知りで、名前がわからず、声をかけられない人もたくさんいるの。ははは。

 終ったあと、家を出たついでにそのまま、近所の語学学校へ。
 実は、7月に受けていた集中講座のファイナルテストを旅行に出かけたため、受けていなかった。帰ってきてから、子供を送りにいくたび、「私は明日受けに来ます」といいつつも、9月下旬になってしまった。10月から再び週2のコースを受講するので、クラス分けのために、いつかは受けないといけない試験だったのだ。
  
 はぁ〜。むっちゃ難しかった。夏休みをはさんで時間が空いたせいもあるけど、ひどく難儀した。まーた白髪が増えたな……と思ったよ。

 帰りにスーパーで、レッドブルを購入。
 
 お昼にチャーハンを作って、レッドブルを飲んだら、少し、元気が出てきた。でもお昼寝したいなー。せっかくカフェイン飲料飲んだんだけどなー。

 眠たいなー。うー、締め切りまであと一週間なんだけどな。。。
 

 



2004年09月22日(水) 絵画教室

  ワタクシ、絵心などまーったく無いんだけど、発作的に絵画を習うことにした。ノボテルホテル近郊のアトリエにて。本日初日。 

 まずは、大きい紙に、テーブルに置かれた野菜をデッサン。
 私はトレイにのったトマトの山を書いた。

 初めてのわりにはかなりうまくできた。我ながらすごい描写力。
 本物っぽく見えるぞ。

 で、それからキャンバスにぶっつけ本番、水彩絵の具で。
 絵の具の作業は難しかった。
 いろいろアドバイスを受けながら描いたけど時間切れ。来週に。

 9時から12時過ぎまでたちっぱなし。終ったらさすがに疲れてしまった。
  
 買い物しようかとあちこち車で走ったけど、結局近所のカルフールへ。

 トルコ料理店で、昼食。豚ヒレ肉にキャベツサラダとライス付き。
 ライスは羊臭かったけど、あとは美味しかった。ウ、腹いっぱい。

 くったくただったけど、お買い物。
 洗剤類が全く無かったので大量に購入。
 うー、誰が運ぶんだこんなにたくさん。

 ガレージのある地下一階からエレベーターに乗ろうと思って待っていたら、ドアの陰からおじさん登場。

「お姉さん、今日はエレベーターのメンテナンスなんすよ、ご迷惑おかけします」だと。私、両手に重たい袋持ってるのに。

 私の家の階まで、4階分の階段をこの荷物を持ってどう上るのさ。
 き、き、気が遠くなる・・・。
 

 

 



2004年09月21日(火) 耳と金運

 一昨日あたりから、ふと思いついて、観相学のサイトめぐりをしている。

 人の顔っていろんなことを表しているらしい。
 40過ぎたら自分の顔に責任を持たねばならぬ。女でも。

 まぁ、人相学を勉強していなくても、初対面でその人がだいたいどういう人であるかは、第一印象で解るものである。自分に対して、相手に対して、第一印象の直感は外れていないと思う。お互い大切にしたい。

 で、サイトを巡っていて、面白い判断法を見つけた。耳に関して。
 ちょっと引用させてもらう。無断で。
 
 人相で見る、お金に関する才能

鏡を見ながら、自分の鼻の下にまっすぐラインを引いてみましょう。そのラインと耳の位置の関係で、あなたの金運度が分かります。

鼻の下のラインよりも耳が上・・・管理下手タイプ。お金の使い方がヘタで計画性がない人。
ラインと耳が同じ位置・・・やりくり上手タイプ。入ってきたお金を少しずつ貯える人。
ラインより耳が下の人・・・ハデハデバブリータイプ。お金を使っても入ってくる強運を持つ人。


 パパも私も、口の横のほうから耳だよ。
 もろはではでバブリータイプ。ははははは。
 お金よ、welcome!
 
 何となく気になって、知人の顔を写真で見てみる。
 大抵は、鼻の下に耳がついている人が多いけど、時折、耳がかなり上についている人や、やりくり上手の耳の相の人がいる。
 ……うーん、確かにそうかも。

 一旦気にし始めると、人の耳の形が妙に気になる。
 耳は人格や、人生のいろんなことを表しているみたいだし。

 一応、我が家は4人とも福耳。形もまぁまぁいいほうでしょう。
 よかったよかった。



2004年09月20日(月) AGM of IWG

 朝っぱらから、厚化粧をしてマリオットホテルへ。

 IWG(international Women's Group)のAGM(Annual Gereral Meeting)に参加した。というのも、私、IWGのAudit committee(会計監査)を引き受けてしまった。数字もろくに読めないくせに。今年のIWG代表がお友達なので、税務署対策に名前を貸してくれといわれたのだ。

 数年前にIWG本体が法人化したため、いろいろ税金問題とかが絡むので、ちゃんとした署名入りの書類を作らないといけないらしい。
 つまり私、署名屋さんなの。

 私もここの生活が長いほうなので、インターナショナルに顔見知りも多い。
 久しぶりに懐かしい顔を見たら、また違ったエネルギーが沸いてきた。

 ……などと元気風人間を装って何をほざいているのやら。

 ぐー、筋肉痛です。思いっきり。
 昨日のソフトのピッチャー一試合だけで。
 
 去年の、4試合完投、打ち上げで大酒食らって、翌日筋肉痛と二日酔いで植物人間状態……からは、まだはるかにましだけど、今朝は、身体中が痛くておパンツもはけないし、お尻もふけない。(それにしても、なぜにしも関係ばかり?)

 はぁ、それにしても、これからますます忙しくなる。
 まずは月末に、文学賞の締め切り。眼の調子との戦いだな、これは。

 25日(土)日本人会ソフトボール大会。
 26日(日)二日酔いと筋肉痛(予備日)
 27日(月)午前 IWGバザーボランティアミーティング
 28日(火)一応終日オフ
 29日(水)午前 絵画教室(成り行きで習うことになった)
 30日(木)文学賞締め切り。チーン。

 計画的にスケジュールをこなさなくては。
 まずは、パソの前でだらだら過ごす時間をなくそう。

 などといいつつ、日記の更新など……。
 
  



2004年09月19日(日) つかれたー

 今朝10時から、子供たちの野球の練習。北ワルシャワにて。

 でも、今日はワルシャワ市内マラソンがあり、我が家からその練習場までの道路は完全に閉鎖。車で迂回すること、50分。
(接触事故未遂3回、危ない、危ない)

 あと500mのところまで来ているのに、通行止め。
 うわーん、もうそこなのに・・・。
 お巡りさんにお願いして一台だけ通してもらう。

 同じ会場で、13時から、大人のソフトボール大会の練習。
 子供は練習後、お友達の家に遊びに行ったので、私は居残って、大人のほうの練習に参加。

 最近疲れ気味なので、無理しないでおこうと思いながらも、喜んでピッチャーマウンドに立つ。

 一試合だけ投げて、中座。インドネシア人の友人宅へ。
 ちょっとした所用を済ませてから、子供をピックアップしに南ワルシャワへ。

 帰宅後、くったくただったけど、買い物へ。
 さすがに1人では無理だったので、パパに連れて行ってもらう。

 夕食は、今日一日暇そうに過ごしていたパパ担当。
 スパゲティボロネーゼ。

 今からお風呂にはいろ。新撰組は見なくてもいいや。
  



2004年09月16日(木) 光視症再発?!

 今朝、ベッドから立ち上がったら、視界の端に銀のテープがびろびろびろと揺れ動いて見えた。
 
 この症状、光視症というらしい。
 医者にはいっていないけど、ネットで調べた。
 
 長く継続するものではなく、しばらく休んでいるとすぐに治るので、あまり心配はしていない。

 過労時におきるので、子供たちを送り出したあと、今日は一日ゆっくりすることにした。

 でも、起き掛けに起きたのは今回が初めてだった。
 ベッドに入って原因を考えた。

 昨日、外出せず、ずっとパソに向かってたからかな。
 6時間以上は寝たから、疲れは取れてるはずなんだけどな。

 それとも、寝ながらヘンなストレスを感じてただろうか?
 薄着のまま雪原で氷を集めた夢なら見てたけど。
 そういえば、今日はお天気がいいけど、薄ら寒い。

 10時ごろ、ご近所さんから電話有。寝ていたことばればれ。
 11時。クーリエ配達。新聞・雑誌に目を通して、再び熟睡。
 午後1時、のそのそとベッドから這い出て、カレーを食す。

 やっぱ、今日はこの程度の日記書くだけでもしんどい。
 今から、パソには向かわず、寝ながら推敲にとりかかる。
 


 



2004年09月15日(水) 薔薇になる

 先週末、来客があったので、慌てて薔薇の花束を買ってきた。

 私のポリシーとして、来客の際には、最低限冷えたビール同様、リビングになにがしかの生花を用意しないと気がすまない。

 大ぶりの白いすりガラスの花瓶に、何気なく投げ入れてある赤い薔薇。
 今、艶やかに開ききっている。今回は本当にきれいに咲いた。
 中くらいの花なのかとおもったら、咲くと意外に存在感がある。

 サイドボードに飾った花瓶の上の壁には、ドイツの田舎の風景画。
 淡緑色の麦畑に点在するポピーの赤色が印象的。

 一応この絵画にマッチするようにいつも赤色系の生花を用意している。

 *  *  *  *  *  *  *  *

 それから、ワルシャワに来てからの、薔薇にまつわる小さな思い出。

 2年前。夏の始まりのとある晩。
 ブリストルホテルのフレンチレストラン「マリノヴァ」で、二組の夫婦(子抜きで)で食事をしたことがある。

 ちょっとおしゃれして。4人でキャンドル囲んで。シャンパン飲んで。

 高級感のあるテイストとサービスとワインにすっかり酔った頃、そこの支配人らしき男性から、私たちマダムたちに、大輪の真紅の薔薇を一輪ずつプレゼントされた。

 大きくてとても立派な薔薇だった。
 花びらもビロードみたいに深い艶を持っていて。
 ついついそっと触ってみたくなるような。

 その薔薇、家で一輪挿しに活けておいたんだけど、リビングのテーブルの上で、そのあと、なんと二週間ぐらい私の眼を楽しませてくれた。
 
 そして、一輪挿しの中できれいに開いた状態でドライフラワーになった。

 一輪の花として美しい生涯の終り方であった。
 
 あの時の、大輪の薔薇を眺めていたときのリビングの空間。
 枯れることなく私を楽しませてくれた穏やかな時間。
 今でも私の胸に鮮やかな記憶として残っているんだな……。

 そりゃぁ、ブリストルでのディナーの後の昂揚感はあったけど、あの薔薇の美しさのインパクトは生涯の思い出にも匹敵するの、私にとって。

 *  *  *  *  *  *  *  * 

 私もいつのまにか40歳。
 今は現実的な生活に翻弄されながら暮らしている。すごくもどかしい。

 でも、私は常に視点をずっと遠い先において生きている。
 自分なりの将来図もちゃんと描いている。
 
 私、このまま歳を重ねても、華やかで誰からも愛される存在でありたい。
 凛としたあの薔薇のように。

 花瓶にいけて、二日後に頭を垂れる普通の薔薇なんかじゃないの。
 最後の最後まできれいに咲き続ける薔薇の花。

 しかも、小ぶりの花なんかじゃなくて人目を惹く大輪の薔薇でありたい。 

 そう、私、やがて一人でも存在感のある大輪の薔薇になる。
 そして、最後まで魅力的で、華やかな薔薇に。

 ふふふ。
 私はね、そうなるように、もう自分の運命を設定しちゃったの。
 後は自然に任せて時間が過ぎるのを待つのみなのよ。 

 PS
 あ、でも、薔薇には棘があるのに……と思った人、いる?
 もしかしたら、心に何かトラウマでもある?
 私の薔薇には棘なんかないの。だから大丈夫。 
 
 
 



2004年09月14日(火) お弁当箱ちゃんと出しなさい。

 深夜11:40
 明日のお弁当の準備をするために台所に入った。
 が、誰もお弁当箱を出していない。ったくもー。
 お弁当箱回収に各部屋を回る。

 で、清二の部屋。カバンの中より。
 今日のお弁当箱と水筒と、2日前のお箸。……なーんだ、そのお箸、どこかでなくしたんだと思ってたよ。まぁ、いい。

 他にも何かないかとバッグの中をチェックしたら、太鼓の楽譜が出てきた。毎年恒例の学習発表会で演奏する和太鼓のリズム譜である。

 すっとん、すっとん、とろつくとんとん、
 すっとん、すっとん、とろつくとんとん。

 深夜12時前、清二の部屋にて。絨毯の上にあぐらをかく。
 カバンの中から取り出したお箸で、私もまねしてリズムをとってみる。 

 リズム譜をカバンの上に載せて。
 ぱっしゃん、ぱっしゃん、ぱっしゃんしゃん。

 すっとん、すっとん、とろつくとんとん、
 すっとん、すっとん、とろつくとんとん、
 
 おう、のってきたぞ〜、ママ。

 すっとんどどんこ、すっとんどどんこ、
 すっとんどどんこすっとんとん

 おう、ばちに力がはいる〜、(いやいや子供サイズのお箸だってー)

 とろつくとんとん、とろつくとんとん、
 さんとこさんとこさんとこさんとこ
 どっこいどっこいどっこいどっこい
 うんとこどっこいうんとこどっこい
 うんとこどっこいうんとこどっこい(以下続く)

 はぁ〜、久々に燃えてしまった。太鼓叩きは楽しい。
 子供を差し置いて、私が出演したいくらいだ。

 ふと気が付けば……。清二のリズム譜、お箸で叩きまくってぼこぼこ。
 あちゃー。先生、清二、すみませーん。

 私も真夜中に何やってんだか。
 今からお弁当箱三つ洗って、お米を研いで寝ます。では。 



2004年09月13日(月) 国際結婚ブーム

 週刊文春9/16号 林真理子の「夜ふけのなわとび」によると、今、日本ではものすごい国際結婚ブームなのだそうだ。

 それは実際に結婚している人の数ではなく、憧れとして結婚したい人の数なのだそうだ。面白いことに、アジア人は人気がなくて、アメリカ、オーストラリア人より、ヨーロッパ人のほうが人気があるという。

 著者の知人の、パリ在住のオリエンタル美人によると、
「白人は意地悪でけちだし、ろくな奴はいない……けど、口説き方がうまい」
らしい……とのこと。

 ワタクシ、腹を抱えて笑ってしまった。
 パリ在住オリエンタル美人に1票。
 
 白人男性といえども、ラテン系からゲルマン、スラブ系まで様々だけど、どこもまぁ、同じようなもんだろう。ラテン系の温かい土地の人は上記の性格に「嘘つき」というのが入ると思ってもらって間違いないだろう。

 *  *  *  *  *  *  *  * 

 ドイツにいた頃、語学学校で、いろんな国の人を見てきた。11年間、周りのドイツ人とも濃い付き合いをしてきた。

 欧州人は、ホントに口説くのがうまい。

 パリ在住オリエンタル美人談としても書かれていたけど、隣に座って、ずっと手を握っていたり、顔を覗き込んだり……するそうだ。いや、するのだ、実際に。何でもかんでも褒めちぎったりもするな。褒め殺し攻撃。

 こんなことを書くと、また周りがびっくりするかもしれないけど……。
 実はかつて私、ドイツ人4人から、プロポーズされたことがある。
 私、既婚で子有なのに。(でも内二人は半分冗談だけど)

 彼らにとって、その時点で相手が結婚しているかどうかは、関係ないらしい。相手が気に入ったか、愛しているか、一緒になりたいか……が重要なポイントなのだ。後先考えずに、その時点での本人の気持ちにすこぶる率直といえばいいか。

 手は……愛おしげに私の手の甲を何度もすりすりしていた。そういえば。
 きれいな手……なんだと。私の手が。ふーん、初耳。

 目は……ちょっと見ただけで吸い寄せられるのだそうだ。まぁ、瞳の色が違うから、ものめずらしいのだと思うけど。
 澄んだ瞳……なんだと。私の瞳が。ふーん、まぁ濁ってはいないけど。

 髪は……よくなでなでされた。子供にするみたいに。硬くてまっすぐだから、さわりがいがあるらしい。まぁ、ネコ毛のドイツ人の髪よりは魅力的だと思うけど。

 キャラは……世界一屈強の女集団・ゲルマンウーマンの中に入ると、控えめな日本人女性なんか女神みたいに思うらしい。
 自分でも思う。こんな私でもドイツ人女性よりは奥ゆかしさがある。

 そういえば、ニッポン人・YUKOは、ドイツ人にいつでもどこででもちやほやしてもらった。ケースバイケースで笑顔の作り方うまいからね、私。
 人当たりがいいし、外国人に愛されるキャラなんだな、きっと。

 そういえば、ここポーランドでも、いつもそこそこに丁寧な扱いを受けているかも。お店とか窓口とかで。ちょっとちやほやされたりして。
 うん、そういうキャラなんだきっと、私。ははは。
 
 *  *  *  *  *  *  *  *  

 で、今、国際結婚ブームなのかもしれないけど、私個人の意見としては、恋愛ぐらいはできても、実際に結婚するなら、同じ国籍人同士のほうがトラブルもストレスも少ないし、結婚生活が楽かもな……と思う。

 かつて、どんなに愛されているとわかってはいても、そのドイツ人と一緒になりたいとは思わなかったもん。

 国際結婚組で、一方が現地人、片方が外国人だと、互いに感じるストレス感の相違から、夫婦関係がうまくいかなくなることが多い。これまで何組もそういう夫婦を見てきた。

 国際結婚組で、ずっとうまくいくカップルというのは、感じたストレスを相手にきちんと伝えれる語学力と話術を持っているか否か、相手に包容力があるか否か……にもよるんだと思う。

 独身女性の皆さん、マスコミで国際結婚ブームって持ち上げられているけど、軽はずみにブームに乗って、やがて後悔することのないようにね。
 
 うまくいかなくなったときのダメージっておっきいですよ。
 
 欧州人って、手のひら返したように冷たくなるからね。



2004年09月12日(日) 千客万来〜Welcome

 昨日、またまた来客あり。
 ポーランド地方都市から、独身者と単身者。
 おつまみに、サキイカを出したら、思いっきり感動されてしまった。
 そ、そ、そんなに喜んでいただけるなら、サキイカも本望でしょうよ。
 
 茶碗蒸を出したら、常連客にも思いっきり感動されてしまった。
 祐子さんの茶碗蒸なんて初めて……だって。ははは。どつくぞ!
   
 で、お話を伺っていると、ワルシャワは何とか不自由を感じることなく暮らせるけど、単身者で地方暮らしというのはやっぱりいろいろ苦労されているんだなぁと思った。食生活面とか。

 私ができる範囲での宴だからたかが知れているんだけど、それでも別れ際に、二人から、とてもさわやかで丁寧なお礼を言ってもらい、祐子おばさんは素直にとってもうれしかった。

 お二人さん、どうぞどうぞ、いつでもおいでくださいね。

 *  *  *  *  *  *  *  *  * 

 で、その二日酔いを軽く残したまま、今朝は少年野球。私も参加。

 祐子ママ、ショート。凡ゴロの嵐、全く捕れない。
 多分二日酔いで動体視力がついていかないのだ。
 3球ほど、身体で止めた。痛かった。

 *  *  *  *  *  *  *  *  *

 帰宅して、Kさんの携帯に電話。
 遊びの計画を打診。
 Kさん、今回ばかりは私のとっぴな企画にはついていけないようだった。

 電話を切って、ちょっとため息。
 困った人だと思われただろうな……。 

 今回のは、私のわがまま過ぎてたからなー。

 なーんて、今まで気にすることなんかなかったけど。
 めずらしく今日はちょっと気にしてるの。

 意外にデリケートな面もあるんだねぇ、私って。ふーん。



2004年09月11日(土) 米国との距離

 ふーん、あれから三年ですか。
 ブッシュ帝国、いつのまにか世界で孤立しちゃいましたね。
 悔しさ紛れに戦争ばっかり吹っかけてたからね。
 それにしても、一体今は、誰のため、何のために戦っているのですか?

 今日の追悼は何のため? 崩壊間際のブッシュ帝国による犠牲のため?

 私は欧州暮らしが長いからか、日本人だけど欧州の視点でものを見る。

 私の個人的な感触では、米国と欧州は実際、「海」と「海峡」を隔てているように、現実的に距離感を感じる。「距離」が遠いだけではなく「溝」もある。
 
 とにかく戦争! と息巻いている米を、欧州は国連傘下で醒々と観ていた。米に対峙しても仕方がないと悟ったのか、ある時期から話題になることも少なくなったような気がする。こちらは目下、EU圏内のことで精一杯だし。

 今では、何かあったら、「ちょっと大きな島国・アメリカからのニュース」「対岸の火事」ってな感じになってしまった。

 そもそも欧と米は、空気濃度も文化伝統も違うのだ。
 荘厳な歴史を織り成したヨーロピアンと手軽さの象徴・アメリカンだぞ? 絶対に相容れないだろう。

 では、ニッポンとアメリカは? 
 
 私はニッポン人であるから、JSTVも観てるし、新聞を定期購読し、ネットでニュースをチェックする。常に日本のメディアに触れている。
 
 欧と米間より、日と米ははるかにお熱いですな。
 アメリカ関連のニュースばっかり。

 ふっ。げんなりする。
 ニッポンはここまでアメリカに追従しないといけないのか?
 イラク派兵にしろ、沖縄米軍基地の件にしろ、その他諸々全て。
 ニッポンのプライドなんか微塵も感じられない。

 こんなんじゃ、何にも知らない子供に、「日本はアメリカの属国なんだよ」と教えたら、本当に信じるかもしれないな。

 頑張ってよ、主権国家ニッポン!
 ここでは知名度低いよ、ニッポンのソーリ。

 JUNICHIROU KOIZUMI……ははん、名前が長すぎるもんな。
 
 



2004年09月10日(金) 中高年男性の性

 この日記を読んでくれている人の年齢層はどんな感じなんだろ?
 同世代の同性が多いのかな? まぁ、ふーんと思って読んでください。

 私、20年前の学生の頃、「えっち」は、若い人だけがするものだと思い込んでいた。ははは、今から思えばウブなものだ。カマトトじゃあるまいし。

 ま、学生の視点からすると、30過ぎの男の人はすでにオジさんですよねぇ。てっきり、もう性的なこととは無縁な年齢なんだと思っていた。

 40過ぎの中年ぶとりのおやじさん方は、もはや、そういう行為をするなんて想像すらしたくないってな感じ。よっぽどの酔狂な好色爺だけとか。

 それ以上の年齢は干からびちゃってるだろうから、当然想像外。
 男の範疇じゃないってなかんじ。

 まぁ、二十歳当時は耳年増でいろんなことを知っていたような気もするんだけど、基本的にはほとんどが同世代の男と女の間でおきることについてだけであったような気がする。

 今は、自分の年齢が上がってきているので、まぁ、中年の性についてはあらたにここで書かなくても、大体はわかってきている。

 20年前に考えていたことは、とてもカマトトぶって、一笑に価するナンセンスだったということだ。私も若かったしね……。
 笑ってやってください。ははははは。

 *  *  *  *  *  *  *  *  

 ドイツにいた頃、「SPIEGEL」や「FOCUS」などの一般誌の広告に、ファイツァー社の「ヴァイアグラ」の広告がよく載っていた。

「40歳から70歳までの男性の5人に1人は、勃起障害に悩んでいます」
とあった。

 えぇ〜〜! あ、あ、あんた、70歳までの男性って一体……。
 爺さん方が、そういう調査の対称になるなんて想像だにできなかった。
 こ、こ、腰を抜かしてしまったゾ。

 20歳のときに、40歳の人が……なんて思っていたのと同じレベルだったかもしれないな、こりゃ。あはははは。

 今では、書物を読んだり、時折その手の広告を目にしたりもするから、何となく、自然に解ってきた。男性は、生涯現役であることも可能なのだと。

 まぁ実際にはどうかわからないけど、少なくとも、生涯現役であることを望むものなのだろうと。

 ま、老若男々の皆さん、頑張ってください。

 *  *  *  *  *  *  *  *  *

 「眠れる美女」川端康成著 新潮文庫

 すでに男ではなくなった老人のための逸楽の館がある。
 前後不覚に眠らされた裸形の若い娘の傍らで一夜を供にする老人たち。
 江口老人の、眠れる美女たちへの視点が克明に描かれています。

 私はこの物語の、真紅をモチーフとした色彩感覚にいたく感銘を覚えたけれども、殿方はまた別の視点でこれを楽しむことができるようです。

 未読の方は是非どうぞ。
 純文学ですけど、100ページほどの短いお話なので読みやすいです。

 



2004年09月09日(木) 夢日記

 ベッドの中で見る「夢」というのは、もろ潜在意識の表れなのだろう。
 起きがけの夢が記憶にあるうちは、自分なりに精神分析をしてみる。

 危なっかしいことをもくろんでるんだな……というときもあるし、そこまで誰かを想っていたのか……と思うときもあるし、くだらないことを考えて生きてるんだな……と思うこともある。

 で、私が見る夢のタイプには、2通りある。

 一つは、一般的な自己の潜在意識の表れの「夢」の世界。
 これは本人の意識が、寝ている状態で見るものなのだろう。 

 もう一つは、自分の意識が幽体分離しているとき。
 つまり、寝ているときに魂が肉体から離れること。

 現実ではない次元で、自分がいろんなことを体験している。
 それが、夢となってあらわれているらしい。

 そして、目が覚める直前に、ベッドで寝ている自分の身体に幽体がすっと戻ってくる。時々、半覚醒状態の時があるので、抜け殻状態の肉体に意識が戻ってくるのを感じることがあるのだ。

 例えば、今日の夢がそう。

 *  *  *  *  *  *  *  *  

 大学のキャンパス内で、人待ち顔の仲間がいた。
 いそいそと近寄っていって、話し掛けてみた。

 「ヒトミちゃん」と待ち合わせなのだという。
 え?! あんたにヒトミちゃんっていう彼女いたっけ? 
 はつみみー。まぁいいや、どうだって。じゃ、ばいばい〜と手を振る。

 私は自分の愛車、赤のアルファ・ロメオで郊外へドライブ。

 それにしても、一体、ヒトミちゃんって誰なんだ? 気になるではないか。
 苗字も教えてくれたけど、自分の交友関係にない名前だったから、すぐに忘れてしまった。

 一体、誰なんだろ、そのヒトミちゃんって……。
 あの娘でもないし、この娘でもない。どこで出会ったどの娘だろ?
 ハンドルを握ったままずーっと考えていた。うーん、気になる。誰なのさ。

 アルファを延々走らせた。
 そのうちあたりが真っ暗になって。いつしか、ふと眠くなって。
 
 つい目を閉じた瞬間、「危ない! 正面に壁があるぞ!」という仲間の声。

 即座に急ブレーキ! 停まれ! 停まれ!! 停まれーっ!!!
 うわっ、壁に激突するー!!!! 

 って直前、私の幽体がベッドの上の私の肉体に戻ってきた。
 
 夢では、激突もクラッシュもせず、ちゃんと停止したようだ。 

 私、ベッドで寝ていても、幽体全身にブレーキの「慣性の法則」が働いていたのか、膝から下がまだ前に進もうとしている。ヘンな感触。

 *  *  *  *  *  *  *  *  *

 でも、ヘンな夢。

 それにしても、ヒトミちゃんって一体誰?
 なぜにキャンパス、あの時代? 車は現在、所有のものだし。
 激突しそうだったけど、何かに守られた?
 寝ながらにして、慣性の法則?

 夢は夢なのだ。ありそうな話だけど。

 私はあれほどまでにヤキモチ焼きだったのか? ふーん、自己発見。
 キャンパスが舞台ということは……「オレンジ・デイズ」に感化されすぎ。
 寝る前に、安全運転しないと……ってちらっと思ってたしな。
 
 こうして幽体分離をした自覚があるということは、今朝はよほど神経が冴えていたのだろう。独りで夜中の3時まで考え事してたからな。

 でね、幽体分離した次の朝って、とっても目覚めがいいものなんだよ。
 
 
 
 
  



2004年09月08日(水) 今から一日が始まるのだ

 今日は、今までの疲れが出てしまって、朝からぐったり。
 先週末から、連日ハードに身体を動かしていたからなぁ。

 ソファで横になって、推敲。
 上向きだから赤ボールペンの出、悪し。うーむ。
 
 お昼頃に外出。

 帰宅して、ミネストローネとパンで昼食。へへへ、おいしい。

 そのままソファでうとうとと昼寝。

 お手伝いさんが、ピンポーン。
 寝ぼけ顔で「ジェン・ドブリィ……」
 ここで起こされたくなかったのに。しょぼん。。。

 ボケーっとしてたら、子供たち帰宅。
 日本から届いた「カブトボーグ」で真剣に遊ぶ二人。

 カブトボーグとはカブトムシやクワガタの形をしたロボット。
 ぜんまいで動くロボットなんだけど、動きがとてもリアルなのだという。
 土俵の上で、二匹でバトルさせるらしい。けっこうはまるらしい。
 ボーズたちは凝り性だからなぁ。夕食まで延々3時間の取り組み。

 その間、祐子ママ、ベッドで真剣に熟睡。
 お手伝いさんが、コンコンコンとノック。
 仕事が終ったそうだ。また中途半端な起こされ方。しょぼん。。。

 なーんか、すっごい疲れてる。
 身体だけではなくて、心が疲れているのかも。

 夕食。鶏のもも肉でから揚げ。
「またぁ?」といわれて、ママ、しょぼん。。。

 しょぼん。。。ばかりだけど、ちょっとうきうき。

 今週末、来客の予感。来客は「予感」とは言わないか。
 来客があるかも。まだ、未定だけどね。
 でも久々に顔を見る人なのでうきうき。Welcome! 

 ちょっと元気が出てきたところで、今日は夜更かししてパソに向かう。

 ホントは夜型人間になりたいけど、毎朝のお弁当作りのことを考えると、ついつい家族の生活のサイクルに合わせてしまう。

 主婦業は営んでいないけど、私、一応、肩書きは主婦だしな。



2004年09月07日(火) 肘傷めちゃった。。。

 今日、ささっとラウンドしてきた。
 でも、16番のショートホールで右肘を傷めてしまった。
 
 私のドライバーはヘッドが大きいから、いつもすごく高くティーアップする。ごちゃごちゃ持つのが面倒だから、ロングティーしか持っていない。

 ショートホールは5Wで打つので、ティーを低くするため、ロングティーをいつも深く埋める。

 で、今回、まともにそのティーをぶっ叩いてしまった。同時に、肘にものすごい衝撃。ティーが一緒に飛ばなかったのだ。愚かなことをしてしまったー。

 ちょっと涙。痛さからではなく、ショックで。
 利き腕だから、ゴルフは勿論、テニスもできなくなるかも……。
 包丁は……傷めたところとあまり関係ないみたい。
 
 日常生活で使う筋には全く異状はないんだけど、アドレスのフォームをとると、ずきっと痛む。
 
 夕方までに痛みは半分くらいになったけど、スウィングでヘンな恐怖感を伴うようになるかもしれない。

 せっかく上達してきたのに、この調子じゃ、停滞しちゃうかもな。

 *  *  *  *  *  *  *  *  

 ラスト3ホールを残してさっさと上がってきた。

 自宅に戻り、入浴。顔を塗りなおして、日本人学校へ。
「夏休みの自由研究」発表会。

 初日は、みんな卒なくこなす。我が子たちも何とか頑張っていた。
 他の子供たちの分も見たいけど、毎日学校に通うのも大変だ。

 日本の母が送ってくれた荷物がEMSで届いていたらしいんだけど、留守にしていたので、不在通知が玄関に張ってあった。

 その荷物の中に、子供たちが欲しがっていたおもちゃが入っているので、是非今日中に取りに行って欲しい、とのこと。

 夕食も食べ終わったし、幹線道路の渋滞もおさまっただろうから、今から出かける。

 ウー、今日、ママはね、すごく疲れてるんだよー。
 あんたたち、わかってる?

 肘は明後日には治ってるかも。痛み引いてきた。

 *  *  *  *  *  *  *  *

 実家の母よりTEL有り。

 今回の台風18号、北陸を通過したので、実家のほうもいろいろ大変だったようだ。

「もう、家の中、どの部屋もゴミだらけで……」

 台風に飛ばされて、枯葉とかゴミが入ってきたのかと思ったら、どうやらそうではないらしい。

「家、木造やから、どこからでも隙間風入ってきて、家中の埃があちこちから出てくるがやぜ。ふとん敷こうと思っても畳の上、埃だらけやから、大変ながいちゃ」
とのこと。

 なるへそ。そういう大変さなのか。

 *  *  *  *  *  *  *  *

 それにしても、日イズル国・ニッポンの神よ。

 台風に津波、地震に噴火、自然災害とはいえ、この近代化社会に何を起こそうとしているのだ。

 人間の文明は天災の前では全くの無力だというのに……。

 過剰な豊かさに対する天罰なのか。

 いつか、誰もが原点に戻って、ゼロから考え直さないといけない日が来ることであろう。
 



2004年09月06日(月) 一日の終わりに

 夕方に長々と書いた日記が、なぜかしら送信できないまま消えてしまった。

 力作だったのに・・・。なんてウソ。ただのぼやきだったから、消えたほうが良かったかも。

 たった、今さっきまで、清二の宿題に付き合っていた。
 宿題といっても算数や国語ではなく、明日の「夏休みの自由研究発表会」の原稿作り。自分なりに詳しく書いたものを、みんなにわかりやすく全部書き直しさせた。
 
 原稿用紙2枚半。泣きながら書いていた。ちょっとかわいそうだったけど、全校生徒のトップバッターの発表なので、プレッシャーもある。

 明日頑張りなさい、清二。ママ応援してるからね。

 パパはいつものごとく遅くにご帰館。

 ママは、今からやり残しの家事をします。わーお、夜11時。
 今夜も夜更かしかな。
 いや、ダメダメ、明日の朝、ゴルフだもん。その後学校だし。
 明日は終日、体力勝負なのさ。 

 今日は妙にしつこい蚊がリビングに何匹もいます。うーむ。



2004年09月05日(日) 悲しいとき〜

「悲しいとき〜」
「悲しいとき〜」
「『エッチなホームページ』で『祐子のワルシャワ日記』がヒットしたとき〜」
「『エッチなホームページ』で『祐子のワルシャワ日記』がヒットしたとき〜」

 ったくー。
 時々、この日記についているアクセス解析をチェックすると、本当に『エッチなホームページ』で検索してリンクしてくる人がいる。

 まじぃ? ってなかんじ。
 他にも『ピンクちらし』とかいうリンクもあったな、かつて。

 そうか、これはエッチなホームページなんだぁ。ははは。ははははは。

 では、皆さんのご期待に応えて、ここらでエッチねたを一発。

 *  *  *  *  *  *  *  * 

 今日、プールに行ってきました。
(欧州・日本間の時差の関係上、ここはまだ土曜日なのです)

 で、私、平泳ぎで黙々と泳いでいたんだけど、隣のコースを見てビークリ。
 す、す、すっごい巨乳のオネエチャンがいた。

 背泳ぎでパッチャン、パッチャンやってったんだけど、オネェチャンの二つの大きなおっぱいが、揺れる水面から上にドドン! と突き出ている。海面に浮かぶ二つの島みたいな感じ。

 思わず口をあんぐり開けて、凝視してしまった。

 *  *  *  *  *  *  *  *

 昨今のヨーロッパ人は、あまり包み隠すことなどせず、いつでも、どこでもそこらじゅうみせまくっているから、ちょっとやそっとのセックスアピールじみたものを目にしても、日頃まーったく屁とも思わないものなのだ。

 実際にパパに聞いてみても、そういうものが溢れすぎていて、目の前にそういう人がきても、本当に何とも思わないらしい。

 例えば、胸の大小、腰の高さの高低、尻の肉付きの良し悪し(?)など、目に入ってきても(入れても)今更、何の興奮も精神的な動揺もないらしい。
 
 そういう私も、混浴のサウナなんかへっきではいるし、しぼんだ欧州人のナニなら、すでに何十本も見ている。今更本当に何とも思わない。そんなもの。(そりゃぁ、たまに驚くこともあるけどさ、あまりの立派さに。きゃはは)

 *  *  *  *  *  *  *  *

 でも、今日のオネエチャンのおっぱいは本当にでかくて立派だと思いました。普通、水着を着ると、ある程度大きい胸の人も、ペッちゃんこに押しつぶされてしまうのですよ。それが、ちゃんと形を留めていたの。しかも上向きで。立派なものでした。

 プールから上がって、普通に生活をしているときは、邪魔になるんじゃないかと思うくらいに大きかったです。まぁそういう人は、胸が重過ぎて、肩こりなどの悩みもあると思いますけどね。 

 ははは、祐子サンもプールに行って何を見て何を考えているものだか。

 それにしても、私、どんな顔してオネエチャンのおっぱい、凝視してたんだろ? まじまじと。。。
 
 



2004年09月04日(土) プール行くよ!

 今日は一日オフ。お空もやや曇り気味。外出日和ではない。

 遅い朝食のあと、後からプールでも行くべぇ・・・ということになった。

 で、子供たちを朝から怒鳴ったり説教したりしてたら、あっという間に時間ばかり過ぎてしまった。いつの間にか、お昼。

 なんだかお腹すいてきたぞ。ということで、プールの前に腹ごしらえ。
 具だくさんそうめん。
 富山の大門(おおかど)そうめん。へへへ、むっちゃうまい。

 じゃ、2時にプールに行くことにしようね。と約束し、各自自由時間。
 1時50分。 
 みんなを呼びに各部屋に声をかけたなら、
 理人、ビデオに没頭。外出する気なし。
 清二ゲームに熱中。
 パパ、お昼寝。熟睡。「あとで〜」などとのたまう。

 もう、足並みの悪い家族だ。

 ママは、でかけるまで時間があるなら、書き物の推敲をさせてもらう。
 推敲は飽きないし、やればやるほど楽しいからね。

 *  *  *  *  *  *  *  *  *

 昨日からリビングでぼんやり考えていること。
 うちのリビングには、大きめの観葉植物が、20鉢以上ある。

 我が家の観葉植物、夏の間にかなり成長して、そろそろ株分けしてやらないといけない。

 特に白い花をつけるスパティフィラムは根詰まりをしているのか、花をつけなくなってただの葉っぱの鉢みたいだ。葉ぶりも小さくなってきたし。

 ポトスも竹棒のアーチに這わせてついたてにしているんだけど、釣り下げるよりも、上向きに這わせたら生育がよくなって、すごく葉っぱが密になってきた。
 
 暖炉の上にももじゃもじゃ這わせている。

 あと、3つぐらい、ポトスのついたてができるかも。
 ぐんぐん伸びてホントかわいいやつなんだよ。うちのポトス君は。 



2004年09月03日(金) ようやく週末・・・

 今日、いそいそといってきました。一人で練習ラウンド。
 二時間半であがってきた。久々だったから疲れたよ〜。

 でも、昨年の夏に日本で買(ってもら)ったウッド3本(1W・5W・9W)を何とか使いこなせるようになりました。丸一年かかりましたー。
 でもスコアは伴ってないんだけどね。
 スコアメイクは今後の私の課題……かな。

 帰宅してすぐにお風呂に入ってソファでほっこり。
 体がぽかぽかしていい気持ち。

 うとうとうと〜っとしたところに、昨日の作業員のおっちゃんが、壁を直しにピンポーン。

 それでもボケ〜としてたら、お手伝いさんがピンポーン。

 ちょっと目が覚めてきたな〜と思っていたら、子供たちがピンポーン。
 うわ〜ん、ゆっくりできな〜い!

 でも、いつもと子供らの様子が違うので、びっくりしてシャキっと目が覚めた。

 しずかだー。

 いつもは、マンションのエレベーターに乗っている時点で、兄弟げんかかふざけているのか何をしているのか知らないけど、怒声・罵声・嬌声・笑い声、やったらとやかましい。

 なのに今日は、「ただいまー」とだけ言い、二人とも子供部屋に直行。
 そのまま出てこない。

 私も「おかえりー」とは言ったけど、新聞に首っ丈だったので、子供たちが玄関から入って子供部屋に行くまでの様子を見逃したのだった。

 あまりにも静か過ぎて、なんか変。どこか具合でも悪いのだろうか?

 と、心配のあまり子供部屋を覗くと、なーんと、学校から借りてきたマンガの本を真剣に読みふけっていたのでありました。なーっとく。

 帰りの車の中からずーっと読んでいた模様。

 これから、毎日、学校で漫画か本を借りてきなさい。
 ママも、運転手さんもそのほうが助かるからさ。

 *  *  *  *  *  *  *  * 

 私は、お風呂に入って、ちょこっと横になったら、元気になりました。

 長編8章の続きを4枚。
 もっと書きたかったけど、そろそろご飯の支度をしなければ。
 (などといいながら、日記を更新している私……)
 
 夕食後は、短編にも取り組む。

 この日記に創作の過程を記録することによって、結構自分の士気が高まるものだということを発見。さぁさ、がんばろー。

 キンチョウの夏、創作の秋。ドッカーン! パリペリパリ……。



2004年09月02日(木) 二学期2日目

 子供たちは、今日もお昼過ぎに帰ってきた。
 お弁当は明日からなんだー。

 で、祐子サン、子供のいない午前中にまたいそいそとゴルフのうちっぱなしへ。うーん、回りたい。この調子でラウンドしたーい。したーい。

 帰宅してさっそく、ゴルフ仲間の携帯にTEL。
 アメ・スクのお母さんたち、何かと忙しくされているようで、いきなり明日は無理とのこと。恒例火曜日のレディース・デーに一緒にまわることになった。

 でも、まわりたーい。ラウンドしたーい。したーい。

 ということで、明日の朝一番に、私一人で行ってきます。
 練習ラウンド。一人のほうが気楽に練習できるからいいのだ。
 ティーショットはフェアウェイに乗るまでなのさ!

 神様、明日もブルースカイ、よろしくぅ!

 *  *  *  *  *  *  * 

 で、うちっぱなしの帰り、サディバのバザールへ。
 あそこ、改装(工事)中なんですね。迷ってしまった。

 ごっそり食材を買い込む。しまった、料理もしないのに……。

 帰宅してから、とうもろこしをゆでて、長編の第8章を推敲。

 ふと思いついて、大家さんにTEL。
 玄関ドアの木目シートがはがれてきて、大変みずぼらしい。
 なぜに、こんなはがれかたをしたのだろう???

 ついでに、こまごまとした家の内装も直してもらう。

 いまだに、おじちゃんたちが働いているよ。 
 ドリルががが、トンカチがんがん、ドタバタどたばた……。
 早く、静寂をください……。

 そんな中、午後から短編の続き、7枚。

 和歌山の紀三井寺の回想シーン。
 ネットで調べてみたけど、実際の自分の視覚的記憶を呼び戻すのに大変苦労した。

 当時、紀三井寺の由緒もいわれも何かも知らずに、ただ梅干買ってきたことしか覚えていないオオバカノータリンの大学生でした。私。はずかシー。

 今日はもう、お仕事、お終い。

 げ、明日からお弁当3つだった。
 わーお、バザールで野菜しか買ってこなかったよ。無計画に。
 お弁当、精進料理になっちゃうよ。(って作り方も知らないくせに)

 しゃーない、もう一度買い物に出かけるかぁ。
 でも、おっちゃんたち帰らないから、家を空けられないんだよな……。



2004年09月01日(水) 日常戻りつつ・・・

 いつも通りに子供たちをマンションの下で見送って。
 玄関先には、パパのスリッパがぽつねんと。

 長かった夏休みが終わり、ようやくいつもの日常が戻りつつある。
 今日から、お手伝いさんもくることになった。

 子供たちは、お昼頃に帰宅予定だったんだけど、それまでの午前中、まずは、自分が今までに一番やりたかったことをしようと思った。

 で、いそいそと朝っぱらから、ゴルフの打ちっぱなしへ。
 9月の秋シーズンに備えて。

 まずは、行く前に家の鏡の前で数回素振りのチェック。
 やった! 開眼した!! と喜び勇んでヴィラノフへ。

 でも実際には、全然うまくいかなかった。アイアンもウッドも。
 よし、これからうちっぱなしに通うことにしよう。

 子供たちが帰宅してから、夕食の準備までの間に短編用に10枚ほど書いた。さくさく書いたけど、本来は純文学の文学賞向けなので、後ほど大幅な推敲要。

 最近ようやく乗ってきた。
 自分にもりもりバイタリティー感じるもん。
 


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