愛玩人形の抱き方+
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彼女たちに会ってきた。良き想い出を共に過ごした三人と。 49階のバーでグラスを合わせて、それでも昔とおなじく、ばかみたいにはしゃいだ。話題は音楽と恋のこと。ずっとこれからもかわらないでいたい。 そしてこれからのわたしたちのなかに、変わらずあの人がいればいい。わたしの何よりだいじなものとして、ずっと語れますように。
わたしは、あの人の友人に、だいじな存在として紹介されたい。人からどう思われるかなんて関係ないだろう?ってあなたは言うけれど、わたしにはとても大切なことなの。 だって人から、冷たくされてるんだなとか、あしらわれているんだとか、そんな風に思われるのは、とても苦痛だし、屈辱的なことだとおもう。そう思わせて平気だと思えるんだったら、それはすごく悲しいことじゃないかな。
って、いつもそのことの説明に失敗する。今度こそ、きちんとあの人に伝えられますように。
2004年09月25日(土) |
たまには日記ぽい書きものを |
ずっと前から約束していたエルミタージュ美術館へ。暗い館内でそっと伸ばした手を軽く握ってくれた。途中から気分が悪くなってしまってリタイアしてしまったあなたをおいてミュージアムショップで買い物。労わりながら原宿で道草、横道に迷い込んで見つけたカフェで遅いお昼をとり、青山でふたりそろって髪を切って、表参道でわたしが気になっていたお店をとことん梯子。早く帰りなさいとしかめ面するあなたと二人でやっぱり気になってたカフェで軽いフレンチ――のつもりがボリュームのあるディナー。思いがけず美味しいバターと素敵なサービスマンに出会えてびっくり。駅で別れ際に電話の約束、滑り込みで薬局で買い物、帰宅、そして電話。
今日一日、あなたのおかげでとてもしあわせでした。どうもありがとう。
いつもあなたと居られたら、なんて思えなくなった事は/我儘なあなたはまだ知らぬはずね
あのひとと暮らせたらわたしはどうするのだろう?
きっと、 あのひとのために紅茶を入れ、 あのひとのために音楽をつくり、 あのひとのためにベッドをあたため、 あのひとのためにパンを焼くでしょう
醜い感情になんておかされたくない それなのにこんなに醜くなってしまっているの あなたなりの努力と、 わたしなりの努力と それですべてが解決すればいいのに
ね
いつもあなたと居られたら、なんて思えなくなった事は/明日の朝にはとっくに心変わり
ひとはひとのうえに、なかに、見たいものをみる。
もしわたしがあなたを気に入ったのなら、いいでしょう、あなたがみたいものをみせてあげる。
すいぶんとまえから、この世界はくるっているとおもっている。 愛と希望と、絶望をこめて。画面のこちらに、新しいファンデーション。画面の向こうに、泣き叫ぶ少女。 失われることが悲しいのだとすれば、世界は生まれたときからずっと、悲しみで満ちている。そうして悲しみをつもらせて、いずれかなしみでないものに変化するのだろうか? 若しきこえているのなら、もしそこにいるのなら。あなたは、あなたは、何の夢を見る。
――Lai Lai We'll be Mad.
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