日記雑記
ソンナモノハ妄想ダ 表紙|以前|以後
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そういや、ハロウィンだった。
携帯かえてきました。実は今までのやつが初代だったので、初めての機種変。どきどき。 今までまるくて白くてややぽてっとした機種を使っていたのですが今度は四角くて黒くて薄い機種。なんというか、ショタからクールビューティーに!
親指のアタマに絆創膏つけたままで操作しようとしたら全然うまく扱えなかった。 今、やたら指先が荒れてて人前に出しちゃいけない状態になっています。両手であわせて三枚。図書館で借りてた本をカウンターに返してふと我が手を見たら血が流れていてぎょっとしました。ビニールのカバーの部分ですから大丈夫ですよ、とフォローされてしまった。ほんとページにつかなくてよかったよ。 そろそろまた皮膚科に行こうと思います。
魍魎あにめ。 ふと新聞を見たら「声:平田広明」とあったので今回こそ登場かと思ったらまだ出てきてなかった。 始まる前は不安の方が多かったけど、アニメはなんだかんだで頑張っているなーと思います。ミステリ的には途中で裏の事情が分かってきてしまっているものの、アニメとして頑張ってアレンジしてると思います。 加菜子のベッドの周りで四肢が歩き出した場面は夜中にひとりで見ていてちょっと面白かったです。凄いなーと思った。 川新の場面のカットインも割とアリだと思いましたが、木場さんのスレンダーさとか関君の足の長さとあの踊り子さんのむっちり感は不釣合いではないかと。 木場さんが煙草の煙を鼻から出してて感動した。青木君は何故か微妙に腹黒そうだった。目が死んでるというか。あ、でも好き。 そして来週こそエノさんが出てくるということです。キャラデザは相変わらず不安だけど声楽しみすぎる…!(ぶるぶる) そういや、里村さんもゆくゆくは出てくるはずなんですよね。このアニメだといきなり美形だったりする可能性も否定できないわけで(笑)。糸目優男になってたら笑い転げる。
今日は寒かった。
ブックオフで「となりの801ちゃん」を発見して購入。思ったよりも面白かった。そっか…確かに年五回イベントに行き二十冊の同人誌を買う事を十年続ければ千冊たまりますね……。自分もあと1、2年で腐暦十年目(細かいところは忘れた)なんだけど、イベント行ってなかったから全然だなあ。まあ今後十年でどうなっているかというところです。
「東のれきはく西のみんぱく」というなんだか十二国記みたいなフレーズを聞かされてみんぱくに行きたくなりました。遠い…よ……! 物心つく前に行ったっきりなので今行けばもっとずっと楽しめるんだろうなあと思う。友の会が充実しているらしい。 将来的には西の方に住みたいような気もするなあ。でも色々集まっている関東も捨てがたい。
朝起きたら迷惑メール28件。授業中も断続的にきてたけど夕方になってぷっつりと途絶えた。いっぱい拒否指定をしたからでしょうか。 通報するためにPCアドへの転送を設定してみたので来るなら来いという感じ。鬱陶しいのは嫌ですが。
所用で夕方秋葉原に寄ったら「麻生太郎が帰ってきます!」と人ごみが出来ていました。首相すごいや……私は丁度列に並んでいたので演説は聞けませんでした。 抽選会の列がなかなかのものでしてね……列の切れ目にいたら知らない人から抽選券を手渡されてしまった。私も並ばずに誰かに託そうかと余程思ったのですが、こう人が多いと誰に託していいか分からなかったので大人しく並んでいたわけです。でも結局参加賞しか当たりませんでした(笑)。
迷惑メールの猛攻が酷い事になっており、今日夕方から夜に至るまでに軽く40通くらい訳の分からないメールが押し寄せてきました。どこかで何かあったのでしょうか。受信せずに捨ててますがホント滅却すればいいよ! 以前対応法も教えていただきましたが、結局使いこなせませんorz 指定受信ってどうしろと…!?(拒否リスト使うので精一杯)もうアドレスを変えようかと。機種変の割引DMが届いたのでそれを頼りにまず機種を変えようかしらと考えてます。
つい「漆黒のシャルノス」の体験版をDLしてしまいました。予約するかどうかをはやいとこ決めちまおうという大義名分。 Mがかっこいいです。おにゃのこたちも可愛いです(でもクローディアさんが気になります)。ゲームは最初全く歯がたちませんでしたが、慣れてみるとラクでした。しっかし、戦闘音楽っぽいものはいいですね!やっぱ特典欲しいです。なんだかエロゲであることを忘れそうになりますが。 モランとMに結構萌えました。ていうか一途なモランさんが…! 推測するにモランさんはどうやら外身が男だったこともあるようで、男モランさんは確実に萌えるんだけどなあと思考が逸れてしまいました。残 念 だ っ た な ! もうちょっと海外文学とか英国文化に親しんでからやってみた方がいいのかもしれない。とりあえずフランケンシュタインとか、ブロンテとか。ホームズは…最低限分かるけど。チャペックさんが出てきたときはびっくりした。兄弟らしい。あと、クトゥルー??(クトゥルーの前に普通の神話を押さえるべきだ…)
よそさまのブログで見かけたのですが、ある乙女ゲームメーカーに対する企業態度改善を求める署名活動が行われているそうです。こちら。 これまでの経緯はこちら。 …こういうジャンルに縁のない人にも見てもらえるかもしれないし、リンク貼ってみる。
私自身も乙女ゲームは嗜まないので無関係といえば無関係なんですが、某声優さんのファンの友人が買ってたので気にかかります。 バグ関係のサポートと、あと声優さんに対するセクハラが酷いと思いました。
漫画とかアニメとかゲームとかを作るには、やっぱりそういう作品が好きだったり萌えてたりするのが欠かせないと思うんです。だから、自分の萌えを信じる事は大切でしょう。 でも、商業は同人とは違うから。企業として商品を作って企業として売っているからには、しっかりした対応をしてほしいです。 声優さんにだって言って(させて)良い事とだめな事があるよなあ…これだからヲタクはって言われそうで嫌ですね。
それにしても、署名ってどれくらいの効果があるんでしょう。しかも、ネットでの署名。初めて見たけど結構色々トピックが立てられているみたいです。 このメーカーに対する署名は、直接問い合わせしても埒が明かなかったために行われているものらしいです。何故か署名期間中に数ヶ月ぶりのパッチが出たそうですが。今後どうなっていくのでしょうね。
魍魎アニメ。 色が綺麗。 ……他に何をいっていいのか分からないけど、とりあえず思ったよりも楽しく見てます。問題の二人がまだ出てきてませんから。 予告のイケメン系の若い人はこけし似の彼ですか?
読んだ:「問題は躁なんです」「精神のけもの道」春日武彦 「問題は躁なんです」の方は新書。「精神のけもの道」はエッセイみたいなもの。 著者は精神科医だけれど自身ちょっと変わった人で、トイレットペーパーの包み紙をコレクションしていたりする。だから何となく私の中では穂村弘とかと似たカテゴリ(どんなだ)で考えていた人なんだけど、「けもの道」の方を読んで思ったより普通に他者に対して厳しい目を向けているなあと感じた。
読んでる:「左近の桜」長野まゆみ またこれは……主人公が気の毒なことになってる。
とあるキャラが可愛らしく踊り狂っている脱力系のファン動画を見ながら、「なんか聞いた事のある音程だなあコレ」と思って元ネタ(youtube版)見に行ったら篠笛だった。びっくりした。色んなものを演奏しているらしいです(→まとめ)。 因みに私は篠笛の事はよく知りません。能管はわりと耳にするんですけどね。
今朝は松戸で各駅電車に乗ったところで北千住で人身事故があったと放送あり。慌てて各停を降りて快速に乗り換え。本当に多いなあ……。 本当はもう一本早いのに乗りたかったけど逃してしまったのだけど、こうなってしまうと半端に発車して金町あたりで足止めにならなかっただけましでした。(やっぱり自分の都合の話になる) 今日も上野と秋葉原を経由して(何故か最近ちょくちょく秋葉原駅を通る。相変わらずホームの位置関係がよくわからない)御茶ノ水へ出る。その頃には湯島-代々木上原間で折り返し運転が始まってたらしい。 遅刻に厳しい授業だからと恐々として駆けつけたけど結局五分程度遅刻。「お名前は」って訊いた先生の、微妙に勝ち誇ったみたいな笑みをスネイプ先生のようだとか思ってしまった(笑)。授業はまだ二回目なのに既に苦手意識。
帰宅したら「やさしくしないで!」のグリーティングカードが届いていた。まさか抽選に当たるとは!(笑) やらずに後悔するよりやって後悔しろ、ですよ。 プレゼントなだけに何やら絵も非売品っぽい雰囲気ですが(言葉を選んでみた)、ネタは相変わらずなかなか素敵だと思うし、バースデーカードの優一がちょっと可愛くて気に入った。「丁度良いところでストップと言って下さいね」。 優一サンタは、私にも是非ゲームとか買って下さい…。年末には「マスカレード」を買おうと思いますがパッケージ裏がアレすぎてちょっと流石に店頭では買えやしないよ…。 なんで唐突にマスカレかというと多分わたしはあの絵が好きなんです。たぶん。別に鬼畜エロス(←こういう煽りが付いている)を欲しているわけではありません。たぶん。
あとは、「漆黒のシャルノス」のデモムービーがあんまり素敵なので、特典のサントラ目当てに予約してしまおうかしらと迷っています。絵柄も世界観も大いに好みな予感です。けど一応はエロゲだし、ゲームとしてどんな感じなのかも謎。 しかし曲はホントに素敵なのです。ケルト風。関連作品らしいインガノックのムービーから気になっていたのですが、かなり燃えです。 とりあえず、間に合わなくなるまえに体験版をやってみようと思います。
昨日。サークル関係少し。久しぶりに先生にお会いした。先生は、相変わらず素晴らしかった。 私たちと先生の関係について、もしかしたら私たちの認識は先生のそれよりも甘すぎるのかもしれない。
今日。オンリー。及ばずながら、売り子手伝い。 その場ではそこまで考えが及ばなかったけれど、特定キャラの受けオンリーってすごいことですよね。控えめに本も買ったのでこれから読みます。全て古泉受けだなんて…。 それから、クリームたっぷりのケーキを食べたりカラオケで歌を聞いたりもしてました。 色々不測の出来事もありましたが(私はもうちょっと行き先を持って歩き回るべきだと感じた。多分全てに於いてそうなのだろうと思う)、楽しく、そしてわりとまったりと過ごさせていただきました。
「美女と竹林」森見登美彦 虚実入り乱れて妄想的なところが、とても面白かった。この独特のノリ、楽しめる人は楽しめると思う。それ以上の何かがあるかといわれると困るのだけど。 でも、色々な人が指摘しているように、丁寧に作りこまれてる文章だな、と思う。ブログの文章もきれいに練ってある(ので、適当に書き散らしているわが身を省みると情けない)。
これを読むと登美彦氏はまるで本当に物凄く竹が好きな人みたいですよ(笑)。どこまでほんとか分からないので、「みたい」と言わざるを得ないわけですが。 しかし、なんで竹林しばりでエッセイ的なものを書こうなんて思いつくんだろう。ホント。やっぱり好きだったのかなあ。
机上の竹林っていいなあ。ガラスの丸いポットみたいなやつに小さい竹林が育てられたらきっと楽しいと思う。手のひらの上の竹林。 と、妄想を膨らませたりする。
それと、大団円。最近私はあんまりめでたしめでたしの話って読まなくなったけれど、こういう力技っぽい大団円、いいなあ。なんかちょっと懐かしい。「大団円の発掘」っていう章題もなんか深い。
ところで、氏のブログに、表紙をこするとうっすら竹の香りがするという記事(9月19日欄)があります。 買う前に記事読んで「またまた妄想を…」と思っていたのですが……単行本、こすると本当に青い匂いがする、ような気がする…! うわー何だろう、気のせい? 新しい本っていい匂いがしますがそれでしょうか。普段あんまり単行本買わないので嗅ぎ比べることが出来ない(笑)。
そういうわけで私は今日も時間を棒に振り続けています。
帰りに快速か各駅か決められるルートだったので快速を選んで上野まで行ったら、電車が止まりました。 動き出したら数秒後に、恐らく車両一両分も進まずに急停止。隣のホームに進入してきた電車で人身事故があったとのことでした。車内放送の第一報は「人身事故」だったけど、その後もう少し色々な放送があり、すぐ側でそういうことが起きている状況のことを思ったりしていました。 でも、結局は振替輸送を勧められて一番後ろの車両のドアから降りて別の経路を使用して帰ってきました。帰るのが遅れることに私達の注意の大半は持っていかれてしまう。「運が無いな」って思ってしまう。 細かいそういうところまで考える余裕がないというか、敢えて深くは考えないようにしているのかもしれない。
因みに各駅の路線に乗り換えるために上野から回り道で帰ったので遅くなりました。10時ころには帰宅できる気でいたのに。それでも何とかJR降りたら10時台の私鉄に乗り継げる筈だったのが、目的駅の手前でまた電車が緊急停止して乗り過ごしてしまった。こちらは「ホームに人が転落した」との事だったので大事には至らなかったらしいです。 しかし、多いなあ。
魍魎アニメ、を見る前に。
今回は放送開始がちょっとずれていたので時間が被っていた「伯爵と妖精」の一部を見てみた。 とりあえずは、乙女乙女してる。 個人的には褐色の肌の人がいい感じだなあ、というか金髪男子はなんだかきれいなばかりでチャラそうでいただけないなあ、と思って見ていた。 金髪男子とお嬢さん(主人公)が何かの弾みで逃避行をともにしたらしく、夜になって金髪男子が意外に暗い過去の話を始めたので興味深く見ていたんだけど、彼が唐突にシャツを脱いで「奴隷が(色々あって白人奴隷として扱われていたらしい)」とか「焼印が(刺青じゃなくて焼印だったらしい)」とか「絶望が(絶望していた)」とか言い出したときにふと「あららこの人壱哉様だよね」と気付いてしまい、にやついていた。声ヲタの気はない…っていうか耳が肥えてないのできちんと区別がつかないんだけどな。それっぽい発言をされると共通点に気付くらしい(笑)。 でもやっぱり乙女乙女しているのでなんともいえない話だなーと思った。
魍魎アニメは木場さんがたくさん出ててよかった。案外コミカルな部分を入れているからか、可愛かった、と、思う。あの調子でキバエノしてほしい…。でもほんとにエノさんはどう動くんだろうなあ。 増岡さんがいい声だったなーと思って今検索してみたら三木さんだった。やっぱり私の耳は駄目です。ちなみに、EDは裸体ループに気を取られ過ぎてテロップがチェックできない。 陽子さんの頭に花がついているのが気になる。 メディアミックスされた作品を見てて困るのは、自分達が今どこまで知らされている段階なのかよくわからないこと。一応知っていて見てるから、もし辻褄が合わなくなっても脳内補完されてしまいそうだと思う。 とりあえず、京極堂はまだ話だけ。
帰宅して晩御飯食べて最後にみかんを食べ終わったところで23時。二時間ご飯を食べてたとかいうわけではありませぬ。
携帯電話のメール受信設定を誤ったらしく、ここ十数日間メーリングリストからのメールが全く届いていませんでした。妙に来なくなったなーと思ったんだ…。なんか人と話がかみ合わなかったし。 数種類登録していた分をPCから確認しましたが、過去の送信リストを見るためになんか変なSNSっぽいものに登録しなくてはならなかったり(全然知らなかった)、やふうのIDを登録しなくてはならなかったりで(IDまだ持ってなかった)、時間を食いました。 逸るあまり、間違えてやふうのIDをふたつ作ってしまった。似たような字面の2つは要らない…。
そして気がつけば日付が変わっている。
初めて副都心線に乗りました。別に普通でした。
ブックオフに立ち寄ったら、不意に「美しさは罪」みたいなしゃらんしゃらんしたイントロが流れて、ブックオフたまにはやるじゃん!と思ったら全然違う曲でがっかりしました。わたしをあいさないひとはいない。
帰り道に飼い犬をはたいている飼い主を見かけました。「お座り!お座り!(聞かない)――お座り!(ぺし!)」。いいのかなあ、ああいうの。私は犬飼ったことないからとても気掛かりでした。
BL読みたい盛りなので、能楽師ものがあったよ!とか、こっちは狂言師ものだよ!絶対あると思った…しかも京都かよ!とか、検索しています。まあ、実際に読むかどうかは分かりませんが。
某動画サイトで非常にクオリティの高い鬼畜眼鏡OPパロを見てしまい感心しています。MADはいいねえ、MADは心を潤してくれる。(違) がちゃぴん版もシュールでしたが、G8のやつが異常な再現度でした。見入ってしまった。 政治・歴史に関しては微妙な問題も絡みますし、迂闊に何かいえるほど詳しくないのですが、なんというか、他にも色々作られているジャンルらしいです。奥が深いですね。
鬼畜眼鏡に関しては、興味ないわけではないけど個人的な萌えの決定打には欠けるのかな、という感じ。きっと、いざやってみればちゃんと萌えるのだろうなとも思うのですが。 そういえば、着るとハンサムになるスーツの映画の話題を見るたびに、鬼畜眼鏡のことを思い出す。
2008年10月11日(土) |
「『恐怖の報酬』日記」 |
図書館にいたら、カウンターで「役人は腐ってる」と息巻いているユーザーがいた。職員さんが出てきて対応していた。役人は腐ってるから利用者もマナーが悪いんだっという謎の論法で頑張っている人に対して、「確かに腐ってるかもしれません」と飽くまで強い否定はせず、でも引かずに沈静化しようとする職員さんの態度にときめいた。 図書館で怒っている人とか嫌過ぎる。都会の図書館は怖いなあ。
地元の行きつけの分館は幸いそういうことはないと思う。でも某県立図書館でも、自分のコピーの失敗分の金返せとか言ってる大人を見かけたことがあるから、規模の問題なのかしら。 うちの市の図書館本館はオンボロだけど、となりの市の本館は広い吹き抜けのある独立した建物です。先日久しぶりに見に行ったら感動した。平日だったからかもしれないけど静かで広くて。あそこに変なクレーマーが大発生するところとか想像できない。都内の図書館よりも敷地が取れるのがいい、本の量が全然違うの。 M市も移転改築しないかなあ…あの差は相当うらやましい。
読書:「『恐怖の報酬』日記」恩田陸 文庫版を借りてきちゃったけど、本当は元の装丁がいい。とてもいい。地球の歩き方。 紀行文なんだけどマイペースに飛行機を恐れたり酒(主にビール)を飲んだりしている。さもなくば石の遺跡に立ち寄ったりムアや風景に見とれたりしている。 その風景から物語の欠片を見つけだしては想像に浸っているので、恩田陸の感性とか想像力とかがたっぷり味わえる。こうやって物語を見つけていくのって、才能なのかな。本当に想像力の豊かな人なんだな、と感じた。妄想力と書いたほうが適切な気もするけど、「妄想」って書くとなんだか森見氏みたいなのを想像してしまうので「想像」としておく。あ、「発想」なのかな。 しかも、何となく私もそういうの好きだわ、というところに来るのが嬉しい。イギリスもアイルランドも一回行ってみたかったので、すごくうらやましい(ムーア!ムーア!)。でも私はビールの魅力が少しも分からないので、こういうの読むと先にビールを愛せるようにならねばと思ってしまいます(笑)。それに飛行機がいかにも恐ろしく感じられるようになってくる。
読書中:「美女と竹林」森見登美彦 買ったよ!読んでるよ! なんというか…変わった本。ほらばなし。 tp://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK200810040045.html
帰りの電車で、大きな布製のかばんの中に生き物を連れているようすの家族がいた。どうやらかばんが持ち主の膝の上で持ち主と無関係に震えている。気のせいかと思ってみていたらたまにもこもこ動く。多分ペットの移動用のバッグなのだと思う。 何の疑問もなく犬だなーと思ってにこにこ見ていたのだけれど、これが犬じゃなくてなんか違う生き物だったら、もしも突然中から「ほう、」とか声が発せられたら、私はあっという間に彼岸行きだといきなり気付いた。
2008年10月09日(木) |
「となりの姉妹」「別冊図書館戦争2」 |
金木犀の季節です、というのをすっかり書き忘れていた。 いいですよねー、思わず窓を開けたくなります。沈丁花もそうですけど、トイレのにおい消しと印象が直結してしまう人は気の毒だと思います。…たとえそういう経緯があったとしても、におい消しにおい消し言うのは良くない、と思う。 今年は去年より早かったんじゃないかと思うけどどうなんでしょう。
どうでもいいことですが、テレパシー少女蘭のアニメには「シオン・ノーレの香りがする中学校の先生(女)」が出てくるらしい。ちょっ……叔父(仮)とか魔性の少年とか白い王子とかと同じ香りってこと?その先生なんか危なくない?? あさのさんの原作の方からの設定なのか、ちょっと気にかかる。
読書:「となりの姉妹」長野まゆみ 姉妹、と言う単語から、以前スルーしてた。思ったより読みにくかったけど面白かった。 立彦と佐保、逸子と咲也、蛇に鏡と神話からとったような要素(でも「逸子」だけ分からなかった)と、東京のどこか昔ながらの町並みのとりあわせ。料理おいしそう。つながりがあるようなないような。 最後の方で一気に謎を解いてまとめようとするんだけれどちょっとよく分からなかった。不思議だったりときどき不気味だったりする雰囲気は面白かったんだけれど。最初の方の夢とか。個人的には謎仕立てにしないほうが良かったんじゃないかと感じた。 時々出てくるお父さんのさり気ない抜けっぷりが光っていた。 本で使ってる紙がきれい。透かしが入っている。
読書:「別冊図書館戦争2」有川浩 青い本。表紙がもう手塚柴崎本状態ではあるけど、前二編は純粋に番外。過去編。 「もしもタイムマシンがあったら」は尾形の若いころの話。やっぱり若いころの意外な恋の話。(いま、おがた、って入れたところで緒方拳さんの事を思い出してしまった。昔見た大河の「毛利元就」で、尼子経久をやっていたかっこよさは忘れません。ご冥福をお祈りしています。) 「昔の話を聞かせて」は堂上と小牧の若いころの話。今みたいに息が合うようになる前の、ちょっとぎこちない二人。ああ、バディものっていいなあ…。 「背中合わせの二人」が手塚柴崎編。良かったね、本当に良かった、と声をかけたい。でもくっついてからがハイペースだったのが変な感じ…と思ったら、第一稿にはなかった部分らしい。なるほど。ちょっと唐突だったけれど、あいかわらずイイ性格の兄が見られたのはよかった。クソ兄貴呼ばわり萌えた。手塚兄弟はいいなあ…。
水島が引っかかってしまって…。途中まで微妙に自分のことをいわれてるみたいで不甲斐なかったせいもあり、その豹変っぷりにぞっとしました。あんまり急展開過ぎて呆然。すっごいいびつ。これは…共感できないわ。 私は地味ダメな水島の成長話だと(勝手に)信じ込んで読んでたので、ただ、単純に敵役としての登場だったんだとわかってちょっと凹んだ。勝手に凹むな(…)。 ラブコメなのも勧善懲悪なのも重々承知だったのに薄っぺらい敵役だよなあと持ってしまう自分がいる。まあ、薄っぺらさもいびつさも含めて恐ろしい子だったわけですが。
魍魎、見ました。 よりかなが思った以上に可愛かった。 そのままの構成でやるなら初回三十分であそこまで進まざるを得ないけど彼女らの発言が変な方向に進みすぎで初見の人は置いていかれたんじゃないかと思う。 所々動きが微妙だったけれど、光の当たり方が物凄く綺麗だった。 所々ホラーだった。魍魎DEATH!(違) 木場さんの声はなんだかちょっとぎこちなかったけれど今後が楽しみです。 久保の指つきのやらしさに困った。でもあのハコはちょっと…。 加菜子が誰かに似ている気がするんだけど誰だか分からない。わたしの知ってるCLAMP絵の女の子ではなくて、他の作品で見た誰か。とにかく大変可愛い。
OPはともかくEDの頼子加菜子の裸体行進ループはどうかと思った。綺麗な絵だったけれどそれはもうびっくりした。 そして昔、巷説のお銀さんがOPだかEDだかで裸で空を飛んでいたことを思い出した。
圭麻誕おめ。 帰り際に偶然、お洒落な帽子かぶったお兄さんが首に勾玉らしきものをつけている姿を目撃しました。チェーンになんかよくわからない素材の勾玉がさがってた。
偶然なんですが今日いつもの高校の友人達と集まることになりました。 いつものメンバーは皆それなりに今日が何の日かは覚えててくれました(笑)。お祝いもちょっとしたいなと思ったものの、気がついたらいつも通りな盛り上がりに。 デザートは食べた。居酒屋なんでケーキなかったけど。
全然圭麻と関係なくなりますが…。 これからどうなるのかなあとかいう話の一方で、腐った会話もいっぱいした。 私もアレな話は久しぶりに吐き出したと思う。というか、あのメンバーじゃないとヲタトークが出来ない気がするチキンハート。
「なんかわたしにとって面白そうなBLあるかな」って尋ねたところずいぶん考えさせてしまった結果が「きちょうとかげろう」。 きちょうなんてどんな字を書くのか分からないので、別の友人と「機長と蜉蝣」という物語を妄想したりしました。 操縦席に蜉蝣が入ってきて、こいつを何とかして地上に返してやりたい、短い命だけどフライト終わるまで生きながらえておくれ、それまで一緒に過ごそうじゃないか、って思うお話。機長は制服着たおじさんだといい。B L じ ゃ な い 。 本当は「綺蝶と蜻蛉」らしいですよ。遊郭ものいやっほうと今しがた検索してみたら、こういうの(BL注意)だった。花丸文庫かー…それなりに面白そうだけどある意味ハードル高い。店頭で買うのに勇気を。 私はこのメンバーの趣味からいうと若干ねじれの位置的な場所にいるのかもしれないと思う。でもこういうのも楽しそうかと思う。BL読みの子たちがああでもないこうでもないって考えてくれただけあると感じた。
現在7日24時半。まだ7日だったら。
魍魎アニメ公式で、見たところ榎さんが中禅寺よりも小さいことが地味にショック。ていうか裸足なのに木場さんよりも大きく見える中禅寺。ああ中禅寺中禅寺。 あのやさしげな榎さんはどんな感じに動くんでしょうか。あれで木場さんと喧嘩とか出来るんでしょうか。 あと、関口君の足は長すぎると思うの。
でもこうやってぶつぶつ言いながらも多分初回を見ずにはいられない。 個人的には、一番残念なのはくらんぷなのに少年が出てこないところかなーと思いました(違)。少女は出てくるんですけど、制服が微妙…。
2008年10月05日(日) |
「姫百合たちの放課後」「ネコ侍」 |
森奈津子の「姫百合たちの放課後」を読みました。短編集です。 まあ…色々思うところはありましたが、自慰道というカオス極まりない種目の存在が大変インパクトがありました。そのわけの分からない発想はどこから……。それぞれタイトルも秀逸。 ハヤカワ文庫の表紙絵が可愛かった。
あと、最近本当に部屋にBL系の漫画が増えていくので困っています。 BLじゃないけど「やさしくしないで!」4巻も表紙が伊集院とユーイチでちょっと怪しい感じでしたよ!(笑)結構巻を重ねていますが頑張っているようです。 でも伊集院って案外存在感薄いよね、三条部長の方がユーイチとの絡みが生きてる気がします。
それからうっかり「ネコ侍」を買ってしまいましたよ。私は松山作品の方が好きかも、と思いました。空気のずれっぷりが好きなので、あんまり下ネタ入れないほうが好みなんですが…(でも下ネタ嫌いな人はまず九州男児作品は読めない)。 いやあ、この人なんというか、嵌ってるものは親でも使えみたいな雰囲気ですね。ちょっと阿螺吾自重して(笑)。まあ今だからそこまで気をもまずに見られますけど。 でも万菊丸が可愛かった! へたくそ、の一言にうっかり萌えた。野郎受け(?)もギャグとして悪くないけどお稚児さん受けギャグをやってほしいなあ、と思ったのでした。 って…今月「小姓のおしごと」新刊出るんですね…!!
「落下の王国」、見てきました。 映像、きれいでした。 わたしが一番わくわくしたのは象が泳ぐところと、ケチャの場面。ケチャっぽい儀式で霊者の体に地図が浮き出てきて、それを必死で書き写していくのです。
現実サイドの展開がべたなのはいいとして、「物語」の方のストーリーが若干弱いのですが、それは好き放題空想を広げた結果なんだな、と。 私はこういうやりたい放題の話好きだな。ちょっと違うけどアウトサイダーアートを思い出しました。 暇つぶしと、そして何とかして少女に薬を持ってこさせるためだから、わりとその場限りの空想とご都合主義で出来てて、複線なんて何のその。 この大風呂敷どうやってたたむんだろうなーと思いながら見てました。
ネタばれ。
大風呂敷は…めでたしめでたしで畳まなかったですね。現実の挫折と崩壊を反映しつつ。 ダーウィンのおさるが撃たれたときにすごい嫌な予感がして、後はもう…。爆発男とかあんまりだ。 霊者が「グーグリ、グーグリ」って救いを求めながら(これはアレクサンドリアが教えてもらったおまじない)殺されていく辺りでもう駄目。奴隷出身の黒人さんが射掛けられるあたりで私涙目。激しくしょげつつ見ていると、インドの人がまた非常にかっこよくてなんてこった、という感じ(壁上りだした時点でこれはインドの人がロープ切るな、って思いました。高いところ危険)。 黒山賊が殴り倒されて沈められそうになるところではもうアレクサンドリアと完全シンクロの勢いです。あんな、ところどころ微妙なストーリーだったのに、キャラクターみんな生きてたんだなあと思いました。 敵役の造形が現実の反映過ぎてしょぼかったのが残念といえば残念。途中から物語が浸食されてる兆しはあったので、それはそういうものなのですが。 個人的にはお姫様との恋愛話はなくてもよかったと思うんですよね(アレクサンドリアも「お姫様嫌い」って言ってる。笑)。やたらに濃い仲間達との冒険譚が魅力的だったと思います。ロイの物語として、お姫様は必須だったのでしょうけど。
こういう、何と言うか、自分と相手のためだけの物語っていいよな、と思う。結末なんてきっと考えずに、その場の空気で紡がれた物語。現実の何かが物語に取り入れられていく具合が好き。入れ歯とか、おまじないとか。
現実といえば、少女の落下後の人形を使った場面は怖かったです。手術で人形の頭開くとなんか布みたいなのが出てくるの。正視できなかったのでうろ覚え。 最後に一緒に問題の映画を見る場面で、ダーウィンの人がいるのがわかったりしてちょっとほろりとした。映画の中の人が眉毛撫でてたりね…。 その後に続く場面の、白黒のムービーとアレクサンドリアの語り。私は彼女と一緒にロイを見たと、すんなり思ってました。パンフ見たらここは白黒つけられないところ、らしい。確かによく考えたらあの足相当悪そうだった…。映画のスタントマンの中に思い出のロイを見出し続けるアレクサンドリアというのも、悪くないかなと思います。
2008年10月02日(木) |
「わたしを離さないで」 |
久しぶりに布団一式を干せた。お日さまのにおいがするーというあれ。
読書:「わたしを離さないで」カズオ・イシグロ 表紙を見て読み始めて、証言テープか何かで事件を記録していくミステリ仕立ての作品なのかなと思ってしまった。勘違い。 最初の方からなんとなく何の話か分かってきてしまいますが、一応ネタバレは避けたほうがいいかと思うので伏せた感想。
思い出話が前後するのでなかなか落ち着かなかった。 解説に「記憶は捏造する」「運命は不可避である」というのが作者の中心テーマだって書いてあるけどそういうことなのでしょうか。捏造するというか、わたしは他者と理解しあえない部分を感じた。みんな実は独善的だったり偽善的だったりするんじゃないかな、と。先生とか特にね。
この題材ならもっと派手な展開にすることも出来たと思う。でも、書きたかったのはそういう派手さではなくて、運命をじわじわ受け入れさせられていく(受け入れざるを得ない)人たちの姿なのだと感じた。 特異な物語だけど、本質的に私達にも似たようなところがあるのかもしれない。
自分は最近機嫌がいいらしいです。 音楽が頭から離れない。
酷い気分のときは、「no music no life」と言われると、半ば悲しく「私はなくても生きてけるけどね」と返せます。正直カラオケが苦手なんで誘われるといつもへどもどしてるんですが。
カラオケは無理だけど歌いたいなあという気分。 というか、一人でいるときとかに気付くと歌ってる。部屋でもそうだし、一人で歩いてるときとか一人で階段上ってる時とかも口ずさんでる。途中で人に出くわしたらただでさえアレなのに、普通の歌も普通じゃない歌もない交ぜにやっちゃうみたいなのでしょうもない。いい年した女が、俺の下であがあけえええとか口ずさんでたら危険だ。(でもあんな内容なのに非常に爽快なのは間違いない) やっぱり気分がふわふわしてるんだなあ。 まあ今後どうなっていくのかは分かりませんが。
電車の中で後ろにいた知らない男性から「枝毛がいっぱいあるねえ」と言われる、という夢を見ました。そういえばそろそろ美容院に行きたいなあ。
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