日記雑記
ソンナモノハ妄想ダ 表紙|以前|以後
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昨日買った漫画は、乗っかったほうが長い目で見れば受けでしたが初回は攻めていました。肉を切らせて骨を絶つって感じ?(違) 後には受け攻め固定したっぽいので、何で初回だけ攻めてるんだろう、逆に萌えてた人には残念だろうなあと思いつつ受けさんが適度に暴走していてよいです。 あと、よく見たら表紙裏に「略奪愛」って書いてあった。でも略奪っていうより駆落ちものだった。私はよくよく駆落ちものが好きですね…。 もう一冊数日前に本屋で買った漫画と偶然にも登場人物のビジュアルが良く似ていて、君は本当にこの手のキャラに弱いな!と自問する。着物の長髪さんと黒髪。
ブッ○オフ店内の「飽きたらまた売ればいい」って声を聞く度にこういうとこに頼るものではない、と思うんだけどつい使ってしまう不思議。本と漫画の神様ごめんなさい。 角川から出てる女性漫画を買ったので、帰りにわくわくしながら読み出したら十数頁でBL展開。BLっぽい普通の漫画かと思ったのに…。 電車で読む訳にも行かないので、どちらが攻めなのか気を揉んでいる帰宅途中です。 乗っかられた挙句「抱かせて」って言われた子の方が攻めだといいな!(悪い往生際)
「黒執事」もアニメ化決まってるんですね。やっぱり絵がきれい。 最近ほんとに色々な作品がアニメ化されてるわけですが、私が見たいあれとかそれとかもやらないかなと遠い目になってみたり。 風木は再映像化してほしいんだけど…。テラだっていきなりやったんだし、長く生きていればもしかしたらいつか見られることもあるかもしれないな、と淡く夢を見てみたりする。でも、そのままやると規制に引っかかりまくりそうです。 タカマは多分…そういう機会ももうないのでしょうが。キャストとか妄想していた時期もありました……(いつの話だ)。
今後割とありそうなのは児童・YA小説からのアニメ化かな、と思う。あさの作品はもうされてるし。はやみねもそう遠くないかも、とか。実はドラマ化もしてたしね。 そういえば、昨日の夕刊に宮崎駿監督のインタビュー(→これ)が載ってて、「比較的新しい日本の児童文学」に「アニメーションにしたいものが一つもな」くてがっかり、ってあった。そういうものかな、と感じつつ、宮崎アニメになるとかなりアレンジが加わっちゃいそうだから元の作品ファンには複雑なんだよな…と、思わずひねくれた見方をしてしまいました。ロマンを書けないものか、とか書かれてもな…。 そういえば空色勾玉もどこかでアニメにするとかいう噂を随分前に聞いたような気がするけど全然そんな様子はないですね。
エヴァラスト二話をとにかく見終わりました。 こう、いいたいことは何となく分かったような気がするけど、ここに来ていきなりそっちにいくというのが驚きでした。セカイ系の面目躍如という感じです。演劇風な演出にはどんな意味があったんだろう…前衛的な感じですごいなあと思った。何でそうなっちゃうのかは分からないけど。 おめでとう、おめでとう(拍手)。
あ、でも色々設定を改めた作品が出てたりバージョンが色々あったりするのもこの世界観ならありなのが納得だったので、それはけっこう面白かった。
余談。はいどさんがレイが好きっていう話は知ってたけどリーダーがアスカが好きだというのがなんだかちょっと面白かった(ウィキペディア参照)。言われてみれば…!
昨日バイトの残業の場で窓の外の夕焼けが本当にあかくて、思わず作業の手が止まってしまったのです。別フロアに下りたら他のスタッフさんも「夕焼けが綺麗」と叫んでたので私だけじゃないんだと面白がっていたのですが、今日になって家族も家で同じように印象的な夕焼けを見ていたことを知りました。都内でも自宅でも同じ空が見えるんだなと思った。 今日は恐らく八分の一カットのスイカを家族で食べて、どこか全然違う8つの家庭で一個のスイカを分けてるんだろうなあと考えたりした。 なんだかとても繋がっている感じがする。
バイトでした。そう…夏は忙しいのでした…。 出力機械が不調で内心「動け動け動け動いてよ!!(シンジ君ふうに)」と思いながらPCの方と格闘していたら、先輩が引きついてくださり、何と本当に物理的に火花を散らしてカタをつけたそうです。先輩かっこいい。
エヴァはあと二話なんですけどまだ見られない。 代わりではないですが、ふと「モンタナ・ジョーンズ」のEDが聞きたくなって探してみたらとりあえず動画サイトに上がってるのを発見。アルフィでしたか……内容は全然覚えてないんだけど(そもそも多分全話は見てない)、やたらEDが記憶に残っていてこれだこれだよ!と思う。 でもOPは記憶にないんだよなあと思いながら見てみたらこちらも急に思い出してすっきりした。百万ドルでも夢は買えないってやつだった。 微妙に思い出補正がかかってる気もするけど、でもいい曲。
エヴァ24話まで。 カヲル君の登場と退場。 いやー使徒は基本的に一体につき一話(一戦)でカタが付くから纏まってるのはいいんだけど、毎回毎回酷いことになるので見るのが大変。っていうかもうちょっと補完してほしいエピソードもあるなあ…三号機とか…むにゃむにゃ。こういうのは毎週一緒にうわあとか叫びなつつ次の放送まで悶々としているべきなのでしょう。 そろそろ本当に話についていけなくなったので一時停止。カヲル君の言っていることもなんかよく理解できなかったけど重要な出会いで、なおかつ新たなトラウマですね…。 とりあえずシンカヲがいいかなって思いました…orz シンジ君は受けっぽいし別に受けてもいいけど私はカヲル君のほうは受けだといいと思う。そんな微妙な腐れ心(ありがち)。因みにトウジは受けでもいい。 でもシンジ君は基本的に悩んで悩んで悩んでループしているような気がする。アスカはなんだかすごい壊れ方を…女性キャラはここにきてそれぞれ因縁というか、トラウマ炸裂ですね。 で、やっぱりレイは可愛い。
子猫、今日も出没。家帰ったら母に「さっき、池(※ネット張ったたらい。中に昔メダカがいた)の上に載ってたのよ!」言われ、窓をあけてふと外を見たらポリバケツの上に座り込んでいた。 「バケツの上で掻いてるー蚤を落としてるのねー」と迷惑げに言う母は普段は犬派だけどなんか楽しそうで、私が昼食食べている間も断続的に見ていたらしく、最終的には子猫が体を掻いている最中に尻から落っこちて逃げていったと笑っていた。 私も落っこちるところ見たかった。 因みに同時に家の裏に同じ模様で一回り小さいやつが目撃されたのでなんだかやたらにいっぱい猫がいる模様。 お粗相さえなければいくらでもいてくれていいのですが。
家の勝手口で子猫がみーみー鳴いていて興味津々だった。保護者猫はすごくスレンダーでかっこよかった。野良らしいです。
エヴァ。そういえばこの子たち中二なんだなあ…と色んな意味で感慨深い。やたらセクシャルだったりするのもいくらかは男子中学生的なものなのかもしれない。
おかしな感想だけど、トウジがとにかく生きててくれてよかったと思ったりする。そのうちお弁当を食べさしてもらうといいよ!そんな私は漫画版を読むときっとすごくへこむことでしょう…。 20話まで見たけどそろそろハイペースで見るのがつらい。内外ともに危機的状況らしいです。 そういえば悲鳴を上げるのはシンジ君の役目だと思っていたら(…)、女の子たちも痛そうな場面続出で見ていて辛かった。
日中自宅にいるととてもとても暑いので扇風機で対応。クーラーを自宅で使うとクーラー依存になりそうなので自粛中。まだ耐えられると思う……でも暑かった。 ピアノの前で汗だくとか(※一部誇張あり)どうなの。
読みかけ:「女学校と女学生―教養・たしなみ・モダン文化」(中公新書) 卒論と全然関係ないジャンルを読み漁っています…。面白いんだもの。 何だかときどきデジャヴです、ははは。
ヘタ○アアニメ化とか聞いて大丈夫なのかそれ、と思う。 あと何故か必死でエヴァを見ている。十七話まで見ました……うわなんかそろそろ陰惨になってくる予感!
エヴァ、十二話まで見てしまった。何やってんだ私…。 綾波レイは思ったよりはとっつきやすい子のようです。もうちょっと超人っぽいのを想像してたので。長門さんみたいな(笑)。これは嵌るよね。 アスカは何かこう、どうよこの子…と思ったんですけど、シンジ君が彼女に巻き込まれてると次第に生き生きとしてきたようで、まあいいのかな、と。 そういえば作品自体も案外ほのぼのとしているんですね。……これからなのだろうか。
綾波レイはヲタの歴史的にすごい存在だよという話をいろいろなところで聞いていて、確かに包帯巻いて登場した彼女はインパクトがありましたし何かとても面白くなりそうな気配ですけど、私はやっぱり801萌えが基本なのでそういう見方になってしまいます。残念。 シンジ君もトウジも好きですが、しかしゲンドウの声は正直素敵すぎると思う。ゲンドウなのに。 加持さんをOPの絵的にさえないおじさんなのかと期待してたら全然違ってちょっとがっかりしたことは内緒です(笑)。
今になってエヴァを見始めました。 メディア評論系の授業で…紹介されたから……。 当該授業は私に丘の家のミッキーやら桜庭一樹やらをすすめた興味深い授業なのですが、エヴァも面白いです。 ていうかまだ見たことなかったんだよ!放映当時微妙に対象年齢を外れていたからかと思います。ミサトさんと同年らしいです。どうでもいいけどミサトさんの声聞くとセーラームーンを思い出してしまう。ちゃんと刷り込まれているみたいです。
すごい急展開っていうかまだ途中なので何がどうなってるのかよく分かりません。 シンジ君が病んでるのも気掛かりですが、クラスメイト二人に萌えそうで萌えないのが歯がゆいです。だって微妙な関西弁と微妙なミリオタなんだもの。でも好きです、関西弁の子。
森見氏もしをんさんもポニョの歌に苦しめられていたそうで。いろいろな人が洗脳でもされたかのような勢いでぽにょぽにょと歌っているわけですが、最近テレビあまり見てない私にその魔法は効きません。蚊帳の外で寂しい。 いや、劇場予告を見てるはずなんですけど、何故かポニョいかがわしい!!というのと男の子がかりあげくんだったことばかりが記憶に残っています。一体何の話だったのかもよく分かっていません。何故…。やっぱり私の完成歪んでるのかもしれない。
あ、でも森見氏の鑑賞記録へのトラバを見てるとかえって気にな…る。
物騒な世相を反映したかのような物騒な内容の夢を見て自分が恐ろしかった。
それはともあれ、昼休みに母からのメールに気付く。 「○○分館で一冊受け取った お嬢様と」 …「お嬢さまと青バラの君」、森奈津子の作品でした……。なんてタイトル。 どうやら初期作品(少女小説)の復刊らしく、コメディ系でエロ寄りじゃないのがせめてもの幸いです。でも「かぐわしい少年愛」その他「危険な愛」が詰まっているそうですよ。 家帰ったら食卓の椅子に置いてありましたよ。まあ可愛い表紙!(泣) まだ読んでないんですが、若干あれでそれな本も図書館の人は容赦なく家族に預けるということがよく分かりましたorz 森奈津子の別の新刊が入ったら予約しようと思っていたんですが、熟考を要しますよ。別に今のところ何も言われてませんが妙に気まずい。
お世話になってる人たちに読書傾向を把握されるのと、家族に読んでる本を見られるのとどちらが恥ずかしいのかという問題です。どっちもいただけませんね。
午後の暑い盛りを過ぎて帰宅。部屋のドアと窓両方開けて風通しながらのんびりしてたら窓の外(思い切り家の裏側)で母がコンポストの蓋を開く。 くさかった。 窓を閉じようがエアコン付けようがくさかった。
GWドラマ、瞬のチア姿違和感なさすぎだった(笑)。ほんと可愛いなあ。
2008年07月18日(金) |
アールブリュット展。 |
国会図書館に行く用事があったのでついでに新橋に寄って「アールブリュット展」を見てきました。 絵とか彫刻とかってなまで見るとやっぱり本物はいいなと思いますが、今回の作品もそうで、紙に鉛筆(色鉛筆みたいなものでかかれた作品が結構ある)の筆圧がくっきり残ってたりして。 色々な作品がありましたが、町の鳥瞰図が素敵でした。
今日は家に黒い虫が同時多発して大変だった…!! 毎日暑いですからね。ごきかぶりっていうとちょっと可愛い響きなんですけどね。忌々しい。
読書:「ブルースカイ」桜庭一樹 ドイツパートは先が気になったし、シンガポールパートは近未来の青年が面白かったし、日本パートは切なかった。それぞれの繋がりが面白そうだったのでもうちょっとまとめというか説明がほしかった。 しかしこの放り出され感はありといえばありだと思った。 やっぱり少女の物語。少女が誕生する前と、女子高生と、カワイイ文化に殉じた少女たちが絶滅したあとの、世界。
ポニョがそもそもなんとなく不気味なのに加え、やたらにいかがわしく、早い話がロリくさく見えるのはわたしの感性が歪んでいるせいなのでしょうか…と思う今日この頃。
研究書のお稚児さん関係の章を読んでたのですが、お寺同士が争うは、天狗が攫っていくはもう大変です。 でもお稚児さまは仏の化身だったりもするそうです。
ボブゲでこいつ気になるなと思った青年が最凶トラウマキャラだそうで腐った乙女心は複雑な今日この頃です。 黒髪で真ん中分けで糸目なのにね……。あ、糸目はそれほど好きでもないですが、にこにこしている人は好きなのです。 ていうかこれだけ要素揃えられると、なんだか気になってね。
古式ゆかしい感じの少女小説と古典の間をいったりきたりしているので、あがけの攻略も止まっちゃってるのですが。
桜庭一樹をもう一冊。「青年のための読書クラブ」を読みました。 このシリアスな世界と比べちゃ悪いかもしれないけど、重々しさがかえっておかしいところとか文学作品をモチーフにしてるところとかは「新釈走れメロス」と通じるところがあるのかもしれない。 ただし、こちらは世界文学系なので、残念なことに自分は読んだことのある作品が一つもなかった。
それにしてもとっても少女小説。しかも、はみ出す少女への祝福に溢れている。
引き続き久美沙織の「丘の家のミッキー」(一巻。シリーズでは読まないつもり)を読み始めたので、なんていうか、どっぷりとエス風の世界に浸っている(笑)。前半部でのミシェルの飛ばしっぷりがちょっと反応に困る。うーん、近年マリみてが受けたのは祐巳がわりと普通っぽくてどっぷりとお嬢様なのが憧れの祥子さまだからなんじゃないかなと感じた。 最後までミシェルがこのままだったらほんと投げるけど、多分きっと新しい学校で新しい体験を重ねる話なんだろうと思う。なんだかこの時点ですごい鼻持ちならないやつだけど、とにかくいきはいい主人公。 因みに出版当時まだ私生まれてなかった。バブリーな時代の話かと思ったらもうちょっと前だったらしい。借りてきたのは旧版なので色々と時代を感じる。新装版は挿絵かわいいみたい。
「青年のための…」はおねえさまではなくて王子選出システムなのが面白いと思った。まあ、そりゃ、そうなるよねと思った。 みんなが人称「僕」でしゃべっている意味合いが私にはいまひとつ読み取れなかった。でも全体に漂う不思議ちゃんっぽさとよく合っているみたいです。
今年はブックフェアに行きました。 小説以外をメインに、買いました。小説も買いたかったんだけどお目当てだったあれやこれが、売ってなかったよ…。文庫の展示ブースになってるだなんてそんな!(泣) ちくま、ちくまが出展してるじゃないかあ!とか。でも常に人でぎゅうぎゅうしてた上にお目当ての文庫は並んでなかったのが残念。あと今年もかわでしょぼうのお世話になる。酷暑間後悔(誤変換)でジェフリーフォードの三部作最終巻が出ていたことに気づいた、けど今更いっきに三冊全部大人買いする余裕はないので諦めて帰ってくる。
バイト先から直行したので昼を食べ損ね、ビッグサイト前のファミマに入ったら、オープン前の店かよと思うくらい食べるものが無かった。あんなに品薄のコンビニ入ったのは初めてでちょっと感心した。きっとコミケだったりしたらもっとすごいことになるんだろうな、と思った。
2008年07月11日(金) |
グリーンウッドとか。 |
時間があったので西洋骨董の前半をちょっと見てからグリーンウッド。 おとうとがいつまで経っても居間にいたのでさっさとあっち行ってくれーと思いながら(笑)。 なんていうか…GWを選んで西洋骨董を見ないのもどうなんだろう、という気がする。どっちもどっちですね。
GWは思ったよりも面白いです。忍先輩も悪い感じに頑張っていました。なんかそんなつっぱってるみたいな体のそらし方してていいのか、という気もしましたが(笑)。 瞬が可愛いです。忍先輩は神様みたいです。 おとうとと一緒に見てて一番気まずかったのは光流をあらん限りの勢いで触りまくる女子学生たちです。いや、ほんとに。でも光流がひこまろに似てるって言う感想を見かけたせいでアップになるたびにひこまろを思い出してしまうという…。
2008年07月10日(木) |
「少女七竈と七人の可愛そうな大人」 |
数日ぶりに宅PCを開いています。早く就寝しないといけないのに加えて弟が使っていたから。
この数日の間にネット上では京極堂シリーズアニメ化が報じられていたそうでびっくりです。しかもCLAMP絵。正直、ニュースサイト見るまで釣りだと思ってました(笑)。なんでCLAMP。 あと、逆に「夜は短し〜」は(現在のところ)アニメ化決まってないみたいですね、と公式情報を見る。
それと、気がついたら懐かしい方が復帰しているのを見てとても嬉しかったりする。ふふ。
読書:「調停者の鉤爪 新しい太陽の書2」ジーン・ウルフ セヴェリアンってそんなにヒーローっぽくもないし何がポイントなのかまだまだ判然としないままだけど、「拷問者の影」よりだいぶ引き込まれて読んだ。 セヴェリアンがこの本を書いている現在というのはいったいどうなっちゃってるのか、何かきっと秘密があるのだろうなあという気はする。 作中作や作中劇、手紙なんかも印象的で複雑な作り。作者あとがきも作品の一部と見なせるだろうし、更に言うなら日本人が書いてる解説も(解説してない部分もあるしネタバレっぽくもあるけど)作品と地続きになってるような気になってくる。
読書:「少女七竈と七人の可愛そうな大人」桜庭一樹 ああ、この作家は外せないかも、と思った二冊目。 タイトルが相当アレな空気を醸しているのですが。遺憾ながら美しく生まれてしまったという七竈(ななかまど)という女の子が主人公です。 母と娘の、とか言われるとヤダヤダやだね、と後ずさってしまう私ですが(だって読んだって面白くはないしむしろ辛くないことの方が有り得ないし)、そういう要素も非常に大きい物語です。健気だったり、色々。でも七竈はただのかわいそうな境遇の子として扱われることはないし(よく考えたら雪風の方には自分の存在に七竈ほどの負い目もないはずで、生まれ育った町にいられなくなるのも七竈の方だった)、その母もただ身勝手さだけが描かれるわけでは、ないんですよね。 七竈と雪風の関係が気掛かりで、切なくて、第一話「遺憾ながら」が掴みはばっちりでした。
あくさふさんはつくづく変な、有体に言えば萌えキャラだと思う今日この頃。 でも台/記はちょっとハードル高い。
2008年07月06日(日) |
「首無の如き祟るもの」 |
「首無の如き祟るもの」読了。 察しがいい人にはネタバレ気味かもしれない。
やっぱり、「こうなると面白いなあ」と思っていた方向に展開していくのが面白いです。こういうお膳立てをされると、みんなある程度は、ここはこう来るだろう、という予想がたつと思うんですね。それをああだこうだ考えるのが楽しくて。
あと、本当にどんでんがえしが好きですね。これだけ色々ひっくり返されると、別にどれが真相でもいいかなって気になってしまう。事実よりそれっぽいものがたり(解決編)の方に引き付けられる…って、「ヘルマフロディテの体温」にもこんなせりふがあったなあ。 色々突っ込むところはあるんじゃないかという気がするのですが、いちいち突っ込むほどの熱意はないな、という感じ。三守さんちだけ音がにごらないとか言うから何か別の系統の家だとか言う秘密があるのかと思った。スルーだった。ヨキタカとキヨタカとか。 でも今回は読みやすかったです。慣れてきたのかしら。ホラー度はそんなに濃くなかった気もするし。
因みに、ヨキちゃんに関して、自分の性別ごと認識が間違ってたら面白いかな、とか思ってた。流石にそれは、なかった。
2008年07月05日(土) |
ファンタジーと神話。 |
古代文学会で荻原規子さんと三浦佑之さんがシンポジウムをするので行ってきました。これ。 一般参加の人が多かった。以前に行った某学会のシンポジウムと全然雰囲気が違うのが面白かったです。 ていうか私も荻原さんだから気付いたようなものですが。先月研究室前でポスター見て、むしろ5月の例会に参加するべきじゃないかと思いつつもう終わっちゃってたと知った時のショックといったら。掲示物はちゃんと見ましょう。
テーマは「ファンタジーと神話」でした。
荻原さんは、作家としてのお話をしていました。だいたい「ファンタジーのDNA」で述べていた内容だったと思います。 自身は神話が根付いていない比較的新興の地で育ち、そういうものは「本」で物語として読んだ、ということ。創作に用いるには神話は強すぎるので面白くなくなってしまい離れようとしたのに、書いているうちに自然と日本神話に近付いてしまった、ということ。 日本のだけでなく、神話が好きな方なんだな、という気がしました。
三浦さんは、とっても会話が巧みで面白かったです。記紀の違いというか、古事記の魅力を語っていました。物語性とか。敗れし者を描いているとか。しかしファンタジーは破れし者の悲劇を語るだけじゃなくて何か突き抜けたものが必要で、それは未来なんじゃないか、とか。 古い形はどちらなのか、とか勾玉の産地とかの知識が興味深かったです。「すぐれた王の歴史」が「夭逝する御子の物語」(悲劇)になって、それがまた悲劇性を克服した作品をうんだのだと考えると面白いです。 あと、「少年は美少年でないといけない」って断言されたときには会場がちょっと沸きました(笑)。
私自身はファンタジーのメッセージ性とか可能性とかそういう点にはそれほど注意を払ってこなかったのですが(じゃあなんで好きなんだ?ってことになりそうだけど)、興味深かったです。 個人的にはバリエーションというか、もっと下った時代のカオスっぷりが好きです。日本書紀からまた勝手に色々膨らんでしまった感じが。パロディとかも好きだから多分私はこういうタチなのかもなあと思う。
今日語られてたファンタジーというのは硬派な作品だったけど、もうちょっとポップな作品群についてはどうなのかな、とか気になりました。多分神話と直接は繋がってないと思うんですが、そういうのについてもっと聞いてみたかったです。多分荻原さんはどちらかというと批判的だろうし、古代文学とはどんどん離れていってしまうけど。でもウィキペディアとか見ると数の上では物凄くたくさんありそうだし。
2008年07月04日(金) |
グリーンウッドとか。 |
西洋骨董と、うちの局でのグリーンウッドの放映時間とがぴったりかぶったので、折角だからグリーンウッドを見つつちょっとチャンネル回す、ということをやってみた。 西洋骨董のOP映像は可愛くてとても良いと思った。アニメーションではないですが。本編は見てませんが…色が淡い感じ?
グリーンウッドは動いているのを見ると結構印象が違って。ところどころ無理はあったけどスカちゃんに追っかけられてきゃいきゃいしている瞬が微笑ましかったです。あと、忍先輩も毒はなさそうだけど(…)いい感じでした。個人的には殴り倒された光流の横に微妙な姿勢でしゃがみこんでぷるぷるしているさまがちょっとだけめんこかった。 特撮の、しかも戦隊物のほうみたいな雰囲気がときに恥ずかしくもあり(笑)。でも、わりと楽しかった。
池袋の地下に入ったら西洋骨董…のかなり大きい広告があったのでおやおやと思いながら通過。そのまま駅の方に進むと今度は柱がロマンチカに染まっていた。びっくりした。 西洋骨董は(BLじゃないし)ともかくとして、ロマンチカ。花ゆめ系の柱広告は見たことあったけど…さすがは池袋。
国宝の人を見てきました。お体の都合で軽い役に変更になってたけど、近くの人が「もう幾度も見られないかもしれないから」とか話していておいおい縁起でもないよ…と思ったりもしたけど、見られてよかったなあというところで既にほっとしていた自分がいた。 演目自体は実はナチュラルに男色絡みだった。それほど本筋と関わらないけど。どうしょもない仕草で扇ぎまわったりする長老兄弟が見たかった、でもぷりぷり怒り狂う翁も可愛かった。やっぱりすごいなあという感じ。
風邪気味だったこともあってしばらく練習を怠っていたら、治ってみてもその分体がなまっていた。わお。
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