春の日記
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2004年01月31日(土) 「中国のかわいいおもちゃ」島尾伸三、潮田登久子、平凡社

ほぼフルカラー写真。中国は正直あんまり好きな国ではないので普段あんまりメインで取り上げてるような本は見ないんだけど。雑貨というかこういうおもちゃみたいなのは面白いかな…。見るのは楽しいけど特に欲しくはないかも…。


2004年01月29日(木) 「生活骨董。蒐集ではなく、使う、育む、和のアンティーク」麻生圭子、PHPエル新書

何となく雑貨の本が見たくなり…。写真がフルカラーなのがよろし。新書だからかさばらないし。やっぱ京都って何か独自の空気が漂っている、ような気がする…。


2004年01月28日(水) 「人体表現読本」塩田丸男、文春文庫

何か参考になるかと思ったけれど(何の?)思ったほどには…。全然知らない言葉もあったけど。そういえば「小股を掬う」という言い回しがあったけど小股潜りと関係有るのかしら。カバーイラストがとぼけてていい感じ、と思ったんだけどコレもしかして「しゃばけ」「ぬしさまへ」のカバーの人だろうか…(未確認)。


2004年01月24日(土) 「日本怪談集 江戸編」高田衛、河出文庫

再読。何年前かな。図書館で何気なくぺらぺらめくってたら「四谷雑談」の項に某小股潜りの名があったから(笑)完全オリジナルキャラじゃなかったのかーとかね。そういえばカバー写真は北斎「百物語こはだ小平次」じゃないか。江戸辺りの怪談話も面白いかと思う今日この頃。


2004年01月20日(火) 「にっぽん心中考」佐藤清彦、文春文庫

…まずい、コレ面白い(笑)そう思ってしまう感覚はおかしいですかそうですか。…雑学スキーなんだもの…。参考文献見ると情死の本って結構あるのね…。文学者の話なんかは他の本でも見てたけど愛新覚羅慧生は知らなかったかな…。「流転の王妃」を違った視点から読んでしまいそう。恋は曲者ですな(え?)。


2004年01月19日(月) 「怪談之怪之怪談」怪談之怪編、メディアファクトリー

よく考えなくても殆ど「ダ・ヴィンチ」掲載時に読んでいた気がする。まあいいか。忘れてたし(笑)今はコレどうなってるんだっけ…結構面白い企画だと思うんだけど。


2004年01月18日(日) 「吸血妖魅考」モンタギュー・サマーズ、日夏耿之介、ちくま学芸文庫

読破にやたら時間がかかったのは全文が文語体だから(笑)まあ意外に慣れると面白いですが…。「人附合は妙に慇懃だが、内心は残酷此上無いといふ奴で、革命も鎮まると、労働階級と協調したいと尤らしい事を云って、労働者や家来を招寄せ、一人々々順々に首をちよん切つた。文字通り馘首したんだから、ゼネ・ストなんか出来つこ無い。今の奴に聞かせたら羨む奴もたんと居ようが、憤慨したのは労働者で、遂に其貴族は百姓の恨の刃に掛つて死んで了つた。」なんて、とぼけたことをさらっと書いてあるしー。外国の名前が漢字表記とかだし。そういえばある吸血鬼が攻撃された時豚のような悲鳴をあげた、とかいう記述があったな…ヘルシングとか連想してしまう(笑)


2004年01月17日(土) Jeunesse Special Live 沢木順ライブコンサート、JEUNESSE ジュネス

2004年最初のステージ鑑賞は三日前まで全然知りもしなかったこのライブ。
公式サイトでの告知が二日前ですよ!次の日電話してもなぜか繋がらないし、帰りに店に寄っても誰も居ないし!もう諦めかけてたけど問い合わせのメールに返事が来てたので駄目元で聞いてみたら希望の15時の部にまだ空きがあったので。…そんなにしてまで??たまたま懐が暖かかったりすると危険だ…(遠い目)。会場は、ずばりスナック(笑)前日行ってみてどんなところかは分かってましたが18時の部だったら一人で行けなかったんじゃないだろうか。あの辺はああなっているのか…。
キャパ30人程度で私が今まで行ったことがある中では一番狭いんではないかしら。客層はさすがにお子様は居ません。同年代くらいの若い女性と、シャンソンとか習ってるおば様達といった感じ。開演30分前位に行って支払いして空いてる席に。1ドリンクつき。まあ一人だしと思ってカウンターに座ってこういう店は初めてだなーと色々眺めたりしてから本(「にっぽん心中考」/笑)読んでたらいきなりすぐ後ろから沢木さんがカウンター越しにママと話して思わず目が合ったり…。また開演前に普通にうろついてるよこの人!
ピアノ伴奏つきで第一部がシャンソン中心、二部がミュージカル等。相変わらずトークも軽快です。人生観や幸福論とか聞けて面白かった。昼の部は時間制限があるとかでやや駆け足気味。ということは夜の部はノンストップなんだろうか…帰れなくなりそうでそれも怖いし昼の部にしたんだけど(笑)お客さんを引っ張り出して踊ったり歌ったり。シャンソン習ってる人はさすがに歌がお上手で…。私も音痴でなかったら名乗りをあげて共演したいものです(は?)。あ、「ろくでなし」歌ってる時肩を抱いてもらえました。きゃー(笑)…ところで「ヘロデ王の歌」「ろくでなし」と続いて「酔っ払いの歌です」と言ってたけどヘロデ王…酔っ払いだったのか…。小さな会場で反応もダイレクトだからか、何だかノリノリの沢木さん…。今回のヒットは「ウルトラマンタロウの歌」かもしれない(笑)歌手著作権?があるとかでお金入るみたいですね。この歌見る目が変わったよ…。最後は「ワン」で、アンコールが「そして今」?と「オー・シャンゼリゼ」シャンゼリゼをジュネスに歌い替えてみたりして。
今年の予定をざっと聞きましたが他都市までは行けないので…。でも予定の中では「小泉八雲」が面白そうだ!一人芝居らしいし、是非名古屋にも来て欲しいものです。期待期待。
帰る人が何だか少なかったけどもしや皆さん居続け(?)なのかしら…(笑)


2004年01月15日(木) 「東京魔界案内 見つけよう、「隠された魅力」を」三善里沙子、案内人小松和彦、光文社知恵の森文庫

東京が呪術的にかなり考慮されて創られた都だということは結構有名ですよねー。最近はしょっちゅう遊びに行く割にはなかなかそういう面白スポットにも行けないもので。一人なら大抵首塚と神田明神をセットで行くようにしてるくらいで(おかしいよ…/笑)。一度じっくり滞在して歩き倒してみたいものです。東京は見るところがいっぱいあっていいですね。名古屋とかはこういう視点で見ても何もないんかなあ…。


2004年01月14日(水) 「ぬしさまへ」畠中恵、新潮社

短編集だったのか!ちょっと嬉しい←短編スキーだから。軽く楽しく読める妖怪モノ。結構好きです。「史上最弱だけど史上最強の味方が憑いてる若だんなの名推理」というコピーはどうなのか…(笑)続きというか、また次のを読みたい感じです。


2004年01月12日(月) 「ロンドン―おいしいものを探す旅」小関由美、文化出版局

カラーの写真ばかりの本は楽しいです。この人の本は結構見てるかも。アンティークの本とかね。実際自分がまたロンドンに行けたとしてもここに載ってる店に行くとは限らない(スーパーとかは行きそうですけどね…)、だけどその分見ていて面白いかなと。


2004年01月08日(木) 「人生の午後の紅茶」文・出口保夫、絵・出口雄大、幻冬舎

う〜ん…随分前にもこの人の書いた紅茶関係の本を読んだ時は別に思わなかったけど何だかこの本はちょっと鼻につく。英国スキーなところが押し付けがましいような…。そりゃあ中流以上の生活のできてる英国人はそうかもしれないけどさ〜…とかちょっと考えてしまったり。残念。


2004年01月07日(水) 「イギリスはおいしい2」林望、文春文庫

軽い読み物で気分転換を。イギリス好きは最初はロンドンから入って段々田園地方志向になるようですね…。リンボウ先生は写真もいいのを撮るようで。オールカラーだとなお良し。


2004年01月05日(月) 「玲子さんのラクラク手作り教室」西村玲子、講談社文庫

布好きな人なのね…。ちょっとその域には達していないので何とも。それに自分が何か作ってしまうときは「買うくらいなら作る」って思考だからな〜…。食べ物だろうが何だろうが自分が作ったものというのは客観的に見られないしね。


2004年01月04日(日) 「塗仏の宴 宴の始末」京極夏彦、講談社文庫

表紙のインパクトが…。いつも凄いなあ荒井さんの妖怪は。文庫版京極作品の密かな楽しみだわ。というわけで再読。前より話が分かったような気がする…やっぱり始末から読み出すのは邪道だったな〜と(笑)まあ、小説はさっさと読めます。厚みも持ち運びせずに家で読むなら大して苦にならないし。


2004年01月02日(金) 「死体ばかり見ていた。 めぐみの葬儀屋日記」廣済堂出版

ケーキを焼く片手間に読めました。正月からよく分からない行動と本の選択です(笑)え〜、「突然ですが、めぐみ、死体が好きなんです!」とか「めぐみのまわりには死体好きなコって1人もいないの。ドクロものとはは死体好きじゃないコの中でもはやってるけど、自分の中では邪道なの。やっぱ血が出てないと!」とか「念願の葬儀屋さんでのバイトが決定したよ!超〜うれしい(はあと)」とかそういう文体です。受け付けない人には受け付けないでしょうな…内容もそうだけど。ただ葬儀の話とかタイの死体運びレスキューとかはへえこんな世界がって感じで面白いかと。あとはどこまで書いてる人が確信犯かというなのかとか…。