2006年06月27日(火) |
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ |
架 空
請
求
が
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図書館で5月のAERAを斜め読みしていたら、大学生になった五嶋龍を見た。 (表紙ではない) ふと気になって、顔の右半分と左半分をそれぞれ人差し指で隠して交互に見てみた。
彼の顔はスゴイ。 向かって右の左顔は知力に満ちた大人の顔。 とても静かな眼差しをたたえている。 対する右顔は、好奇心溢れる少年の顔。 瞳がキラキラワクワクしている。 悪く言えば酷くアンバランス、良く言えば著しい二面性を秘めた表情である。
『Ryu』
『ジーニアス・ファクトリー』 姉弟が、互いに遜色ない天才だったのは色々な意味で運が良いと思う。
こんなサイトを発見。
なぜに東京電力と水?と思ったのだけど・・・もしかしてダム繋がり? 「空海の水」(鉱水)か「富士ミネラルウォーター」(鉱水)を飲んでみたい。 鉱水好き。
お手ごろ価格の写真つき水ガイド。 海外モノ中心。
瓶入り
ペットボトル入り
瓶入りの方がおいしそうに見える。
『おいしいものはガラスびんに入っている』という訳かしらん。
最近、仕事で 「三角関数」 とか 「互いに直交する2直線の方程式」 とか 「因数分解」 を一生懸命駆使している。 気が遠くなりそうな日々。 あんなにガリガリと計算用紙を埋めていくなんて4年ぶりだ。
脳の老化防止と思えばまた楽しい・・・ような気がする。
2006年06月04日(日) |
演奏会のベストシーズン |
先日、自衛隊音楽隊の定期演奏会に行ってきた。 この県内に基地はあるのに演奏会は初めてだという。 ちょっと不思議だ。 その演奏会そのものについては今日は割愛。 少々脱線してふと感じたことを書く。 (暴走気味ですみません。)
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思うに、楽器にはその特性に適したベストシーズンがあるのではないだろうか。
楽器の天敵、それは湿度と温度の変動。 私自身は弦楽器弾きだが、弦は湿気で伸びたり、ステージライトに温められて伸びたりする。 練習中なら一曲終わるごと、あるいは1時間おきなどに調律することはできるが、通常演奏会本番では開演のときと休憩明けのせいぜい2回しか調律のチャンスはない。 回数はともかく、演奏中に音程が変わってしまっても調律できないので、騙し騙し弾き続けるか、酷い場合は「代楽器」に変えなければならない。 (そして、アマチュアの場合は代楽器なんてものは無い場合もあり、誰かが退場せざるを得なくなったりする)
管楽器は、弦楽器以上に湿度の影響が大きいようだ。 例えばオーボエやクラリネット、ファゴットといった「リード楽器」は、リードの個体差や湿り気などのコンディションがそのまま音に出てしまう。 弦の人間から見ると、リード楽器というのは神経質な気配りが必要でそれはそれは難しい楽器に見えた。 その一方で、リードの無いフルートや金管楽器の人たちは、リード楽器ほどの苦労はないんじゃないかと私はしばらく勝手に思い込んでいた。 木や葦など繊維質で構成されたリード楽器が湿度の影響を受けやすいというのは、簡単にイメージできる。 でも金属でできた楽器は、湿度の影響はそれほどないんじゃないかな、と思ったのだ。 が、どうも様子を見ていると、トランペットの人などが雨の日つまり湿度の高い日に思うような音色が出ずに四苦八苦していることこともある。
恥ずかしながら長らく気が付かなかったのだが、音を左右するのは温度、湿度だけではなくて、よく考えてみたら気圧と空気の密度も影響するのである。
以下は、科学的にはかなり乱暴な表現だが見逃してもらいたい。 弦楽器は、『弦と弓の摩擦で生まれた振動』を「コマ」→「魂柱」→「楽器の胴」と伝え、その過程で徐々に増幅していった振動を「胴の中の空気」に伝えて音を出す。 では管楽器はというと、基本的に木管も金管も「管の一端で生んだ空気の振動」を「管の中の空気」に伝えて音を出す。 リード楽器の場合は、リードに息を吹き込んで生まれる『空気の振動』(※1)を フルートは“唄口”に吹き込んだ息が作る『空気の振動』(※2)を 金管楽器の場合は、唇を震わせて作る『空気の振動』(※3)を それぞれ「管の中の空気」に伝えて音色を作る。 空気から空気へと振動(つまり音)を伝えているので、いわば空気そのものを楽器にしているということになる。 したがって、空気のコンディション=物性が音の状態を大きく左右する。 だから、気圧の変動が激しいときは管楽器は安定した音を出すのが難しくなるのだろう。 楽器の性能を安定して引き出すには、天候が安定した時期が適しており、それこそ演奏会シーズンと言える。
梅雨の6月、夕立シーズンの7,8月、台風が来る9月から10月初旬というのは、気圧が安定する日が比較的少ないため演奏会に不向きな季節ということになる。 不向きとはいえ、どうしてもこの時期でなくてはならない演奏会もある。 (例えば、サイトウ・キネン・フェスティバルは8月末から9月初旬。台風の直撃が少ない地域ではあるのだが。)
演奏会シーズン、というと大体秋、10月下旬から11月頃である。 またオーケストラでは、本格的な冬に入る12月は『第九』、『復活』、『メサイア』など年末特有のプログラムでアマもプロもにわかに忙しい時期だ。 また、アマチュア演奏団体の定期演奏会は概ね春なら4月、5月、秋なら10月、11月に催される。 (プロの場合はもっと頻繁) 定期演奏会の時期というのは、参加者の仕事の都合とか連休があるとか社会的な事情で決まるのだろうが、結果的に良い条件の時期に当たっている訳だ。
また、これから秋までの季節にもしも素晴らしい演奏に出会えたら、それはなかなか稀有な幸せだと言えるのではないだろうか。 幸運をじっくり噛み締めよう。
(※1)草笛と同様の原理。 その辺にある薄い紙を唇に当てて吹いてみれば分かると思う。
(※2)「唄口」にある角度で息がぶつかると、カルマン渦という連続した渦ができる。 その渦による空気の疎密が振動となる。 ・・・なんて七面倒臭いことは考えなくても、ビール瓶やちくわなどに息を吹き込むだけで音が出るのと同じこと。 瓶あるいはちくわの空洞に詰まった「空気の塊」の端っこの方にちょっと変化を加えてやると音が出るのだと思えばよい。 メチャメチャ乱暴かつ大雑把な言い方だが、管楽器の管の大部分は、演奏者がコントロールしやすいように空気を閉じ込めておくための容器のようなものだ。
(※3)不貞腐れた子供が唇をブブブーと鳴らすアレをもっとテクニカル(?)にしたもの。 大人になってからやろうと思うと案外難しい。 私はできない。 単にトロイだけかもしれないが・・・。
『楽器の科学』 なぜか、機械屋にはヴァイオリンの振動に魅せられる人が多い。
『オーケストラの楽器たち』 楽器の材料、パーツを追求した本。 オケの解剖学とでも言うべきか。 表紙が可愛い。
私が↑でしのごの述べたことを具体的に知るには↓。 『音の何でも小事典』
『謎解き音響学』
2006年06月03日(土) |
予想外〜『薬屋探偵』 |
復刊ドットコムでみかけた高里椎奈の薬屋探偵シリーズ『銀の檻を溶かして』を読んでみた。
てっきり京極夏彦とかの「振り仮名がないと名前が読めない系」かと思っていたら、いきなり準主人公の名前が横文字だ。 っていうか主人公も外国の出自だ。
メフィスト賞受賞作ではあるものの、トリックや推理よりも登場人物そのものの魅力を楽しむ本。 ハッキリ言っちゃうと同人誌の匂いが強い。 まぁデビュー作だし。 そもそも私がこの本を知ったのも、復刊ドットコムで作者本人による同人誌の一般書籍化を希望する票が集まっていたからなんだけど。
ところで、私も含めてオタク女子(※)はどうして紅茶好きが多いのだろう。
※ オタク女子=腐女子ではない。 私は腐女子ですが、高里氏に関しては?なので、そこは区別が必要。
『銀の檻を溶かして』 綺麗なタイトルなんだけど、あまりストーリーを表していないように思う。 でも、ある程度雪の降る田舎の人間なら「あるある」と思える部分も。 日常的な事柄を拾って物語に盛り込むことを大切にしている作家だと思う。
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