ゲンジツカン
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2006年05月30日(火)

私はこれまでずっと、
私の一番奥にいる空洞に
背中をもたれかけて
決して顔を見ることなく
いろいろなことを語り合ってきたんだ。

だけど最近、
空洞の方が私の顔を覗き込もうとしていることに
気が付いてしまったんだ

空洞の顔を見てはいけないよ。
そう誰かが言っていた
だから気付かれないように離れようと思ってたのに

背中にいると思っていた空洞は最初からずっと私の目の前にいたんだ。


ミル