DATE/oyamada linco

 

原宿暴動レポート - 2002年03月30日(土)

これまた近日アップ予定。
いつか必ず書きます…


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大阪BIGCAT - 2002年03月21日(木)

書いてる途中。近日アップ。


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京都!深夜!氣志團! - 2002年03月20日(水)

 氣志團in京都。大阪から遥々出向きました。9時から…オールナイト。わたし、オールナイトのイベントなんて、HIGHLEG JESUSでしか行ったことありません(片寄りすぎ)ので勝手が分かりません。どんなんかしら、どうなるのかしら、と、どきどき。地下通路で並んでいると、整列を指示しにきた店の人間がやってきたが、くわえ煙草。それも火のついてないヤツ。火がついててもどーだか、と思うが、ついてないならなんでくわえるか。そのあと、もうちょっと偉いのかなと思われるのが来た。この人間がまた胡散くさあ。赤いシャツで。クラブってうさんくさいのね、おねいちゃん、と連れのなをさんにこそこそ話しかけたりしてました。
 入場すると、いきなり物販コーナーのロマンポルシェ。のTシャツが目に入る。「獣」の字も荒々しい。買うかどうかは後回しにして中へ入ると、音楽が既にかかっていて、それがPINK! ひっさしぶり! 高校んときに聴いてたがな! そして始まったオープニング、佐伯くんって人のパフォーマンスなんですが。
 どこで知ったか忘れたけど名前は知ってました。ちょっとキャイ〜ンの天野ふうのルックスで、ちょいと下系のネタをする、不思議な楽器を持った芸人さんといった感じ。とにかくここでいいたいのは、客席の男子の野次…。
「野次文化もヘタレたね!」
 勢いも中途半端なうえに、単純に愉快でない。わざわざ聞かせようとする喋り方に辟易したので、無視する。ところで佐伯くんのネタに関しては、関東3文字繰り返すばっかなのには退屈したけど、お母さんに作ってもらったお弁当に絡むネタは面白かった。ところで意外だったのは、なをさんがごはんに永谷園のお茶漬けを混ぜておにぎりを作る方式を知らなかったことだろうか。これって有名? だと思ってたけども。

 さあどうやら次が氣志團。流れているBGMも楽しい! 大沢誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」がかかった! うっひょー。個人的に氣志團ちゃんには「GO!GO!HEAVEN」とか演ったら似合うんじゃないかと思ってます。「お前には俺が似合うのさ♪」とか云われたいなあ、翔ヤンに! そういや、あの歌詞は銀色夏生でしたね。一時期その道を通ってしまった人も多かろう、あの銀色夏生ですよ。うーん、思いで、思いで。
 BOOWY関連は紳士・淑女のたしなみでしょう。おっ、と虚をつかれたのは、すかんち。「恋のマジックポーション」が聴けるとは! LIVEにも行ったよ、すかんちは! こう、忘れてたものを思い出させてくれるのである、氣志團って。もうこういったラインナップを聴いてるだけでなんだか楽しい! 次にかかったのはレベッカの「フレンズ」でした。『先輩』って聞こえるのってこの曲でしたね…。でも実際、何回聴いても分からないのですが。だいたい、「この曲でこんな声が!」とか云われても、いつもあんまり分からんちん。写真を観て「ここに顔が!」というのも、ピンときたためしないもん。そんなおやまっちゃんです。霊がいないとはいわねぇ。だがお前の話はいただけねぇ、なぜならダセェ。関係ないですが、最近TBSが好んで取り上げてる現代の陰陽師、あれを信じているひとっているのでしょうか。超だっせーよね。

 とか云ってたら出てきたぞ、氣志團! 京都で深夜で氣志團! 近い! だが背が高くないわたしにとって、オールスタンディングはいつも難行苦行である。近いと云うことは快感でもあるが、結局見えないというフラストレーションもたまる。でもやっぱり近いと「そこにいる!」という事実が狂おしいのでやっぱりふらふらと吸い寄せられる。氣志團ちゃんは光。わたしらは蛾だ。自分が好きで参加しているはずなのに、どこか別の力に導かれているような感覚があり、無責任さが漂っている。そしてここ、京都メトロはあまりにも小さな小屋で、今の氣志團にはどうにも小さすぎる。客席は混沌として定まらず、男性客は暴力的だ。背の低い、女のわたしが前にいることがどうにも苛立たしいのか、両腕を肩にのせて耳を塞がれた。むか。むかむかむか。いかん、いかんだろう! もう、男客のバカ! といきなり大きく出てみた。最初に見た氣志團の男性ファンは12/8の大阪初ワンマンのとき。前には行かず、なかほどのフロアで踊る、振り付け完コピ青年だった。すっごいなんだかほのかに憧れたな、あれは! あんなふうに踊りたいぜっ、とか思ったなっ。でも京都メトロの一部の男性客は暴力的でなおかつツッコミがどヘタくそだったのでいろんな意味で萎えたのだった。
 曲はまったく覚えてない! のですが、MCは京都仕様にきちんとなってたのが記憶にあります。清水寺と二条城に行った氣志團メンバー。京都とヤンキーは食い合わせがいいね。写真とか映してサイトでアップして欲しいところ。一番印象に残ったMCは翔ヤンの「今日は絶対両想いになる!」「お前ら全員お持ち帰りしちゃいます」で決定、なんだけれども、もう一つ素晴らしかったのはランマちゃん。「清水の舞台から落ちました」! はあ、すごい。「清水の舞台から飛び下りた」じゃなくて「落ちた」。なかなか凡人の口から出るものじゃない。ランマちゃんは「落ちキャラ」なんだな。最初は一番印象が薄かったけど、最近の愛おしさには目を見張るものがあります。ランマちゃん。かわいい。かわいいなあ。松が「八ツ橋」と「八つ裂き」を引っ掛けていたのは、もう想像通りであった。

 そしていきなりラストナンバーに話題は移るのである。当日からレポートを書くまでに間があきすぎて…(反省)。ワン・ツー・セブンコールでお馴染みの、「國道27號線の白き稲妻」でした。延々と続く127コール!!! 「以前このコールが長く続きすぎて、トミーの頭がぐらぐら揺れだし、客席に倒れそうになり、俺は『たーおーれーるーぞー』と叫んだが悲しいことに下敷きになってお客が2名……事務所が揉み消した」との團長のMCを挿みつつ、テンション高くコールは続く! すばらしい、團長はやはり煽り上手であるなあ。ただ、翔ヤンがこのとき振り付けを教えるために引き合いに出している「どろたぼう」って何? イマイチ良く知らな〜い。そんなあなたにレクチャー!

【どろたぼう】漢字で書くと泥田坊。鳥山石燕の画集「今昔百鬼夜行」に載っている。田地に棲むとされる妖怪で頭には毛がなく、一つ目で三本指。ちなみに泥の中にいるので全身が黒い。息子が酒代の為に手放した田畑に上半身だけ現れ、「田畑を返せ」と叫ぶ。田の泥を投げつけるともいう。子孫に田畑を残そうとして、働き続けて死んだ老人の霊らしい。 

 …思ったよりもヘビーでちょっぴりショックを受けた小山田なのですが、みなさんはどう? わたしはこれからはこの知識を心の片隅に置いて、次のGIGでお楽しみしたいと思います。

 しかし、GIG中にあんまり押され続けたのである意味テンションがさがり、氣志團の出演が終わると、途中で帰ることに決定。ロマンポルシェ。さん、ゴメンね。興味はあったのになあ。今度HEY!HEY!HEY!に出られるらしいので、それをチェックしたいと思います。獣のTシャツさようなら。
 そして京阪電車で帰宅するも途中で放り出され、なをさんとタク乗り。なをさんとタクシー乗ったのって、いつ以来? いつ以来よ〜?
 
 そして微妙にテンションが下降したまま次の日を迎えることになってしまった。次は大阪BIGCAT! DOなるか、小山田の士気。というところで次回に続きます。
 


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ライブジャンクション感想文。 - 2002年03月07日(木)

 いやあ、びっくりした。なにがびっくりしたって、オープニングアクトのラップやってたグループの歌ってる二人のうちの金髪にしている方の人が(長い)、HIGHLEG JESUSの演出助手の梅ちゃんこと梅村貴司さんにそっくり。激似。わたしは柵の中のフロアの真ん中よりちょっと後ろくらいから観ていたんで、顔をしっかり見た訳ではなかったんですけど、もう絶対「若めの梅ちゃんが金髪に?」と見えた。ちなみに RETRO G-STYLE というグループでした。喋り方がヒップホップの呪いみたいで恐ろしかったですけど。家帰ってTV観てたらその人らのシングルの宣伝が流れていたのであ、がんばってる、と思った。でもその瞬間「あ、梅ちゃんの」とも思ったけど(違うけど)。

 そしてオープニングアクトが終了し、関西深夜の音楽番組をやってる若めの男アナウンサーがのこのこと登場。客席のリアクションが割といいのが意外だった。大阪人はまったくTVに出てる人間に甘いなあ、と思いつつ、別にしらっとしていることもないのでわたしも協力。拍手したり、タイトルを怒鳴ったり。なんでこんなことするんだろう〜と思っていたらなんとTV放映決定。いえー。やったあ。自分の観たライブが映像になる経験は初なのである。

 ところで、氣志團ちゃんはいつ出て来るのか〜。舞台の真ん中の白い幕に映像が映し出され、ここに出演者のPVがぱっ、ぱっ、ぱっ、と切り替わって次に出て来るグループが最後にばーん! と映るシステム。コレが結構どきどき。…まず最初は! P.I.MONSTER って地元出身のバンド。悪い、知らない。…のだが、さすが地元、声援はかなり有る。しかしそれは舞台向かって右半分だけに限られていたのでした。わたしのいた左半分、真ん中より後ろの部分は微動だにすらせず。観客を一個の生命体に例えるなら、わたしがいる部分は壊死しているかのよう。
「ちょっとリズムでも取ろうか」と思っても、ほんとに周りが動かないのでちょっぴりやりにくい。ちなみにわたしは身長156センチで、それほど背は高くないため、舞台上も見えにくい。そこで、近くにいる人たちを観察する事にしてみた。
 近くにいた若者(大学生前後)は、俯いたままで、P.I.MONSTERなど全く観ていない。…ほんとうに憂鬱そうだった。BoAのファンだろうか。彼は結局、前にいる人間の背中の真ん中あたりをずーっと見ているだけだった。おっとその近くにもうひとり、俯きがちなBOYを発見。こっちはまだ舞台を見ようという気はあるらしく、ときおり顔をあげるのだけれどライトを浴びる度、
「ああ…」
と力弱くうなだれるのだった。これもBoAかなー。
 雰囲気よくないぜ、と思ったわたしは1列ほど後ろに下がったものの、真ん中へ移動した。その途中、キャップにBoAの缶バッヂをつけた男性を見かける。またもやBoA、BoA、BoAである。

 BoAの缶バッヂなんてはじめて見た…とそんなことを考えていたら、次が氣志團!!!! 早えーよー! 映し出された氣志團の映像を見てかなり焦る。
 氣志團。
 12/8でファンになって、12/24に一人でイベントに行って、ますます好きにならされて、日に日に愛情が増していって、そして2ヶ月半待たされて遂に今日! その間にビデオ連続リリースも、木更津キャッツアイ出演も終え、認知度も人気も一回り以上でかくなった氣志團…、いや、感無量っス…。しかし! 凄まじい勢いで流れる人の群れに実は感慨にふける間もなく翻弄されるわたしだった。いやいや、あんまりオールスタンディングとか行かないんで、慣れてないんですよ。ほんと、氣志團くらいしか。それかHIGHLEG JESUSかってくらいで。しかし、ぼーっとしてたらこける、そしてこけたら絶対入院するような気がする! と不意に確信。しかしそれはできない(実は小山田は当時、保険証を自宅で行方不明にさせていたのだった。今は見つけたよ)。その上背の高い人の後ろに位置しないよう、立ち位置をキープするのに必死でもあった。
 その際左後ろから、お前邪魔なんだよ、といわんばかりのプレッシャーを受ける。無性にヤクザの気持ちが分かった。しかしその気持ちはやりすごすことに。
 その後も人の流れにのりながら、わたしはいつのまにか6列目くらいに迫り、眼前(とまでいかないけど)の綾小路“セロニアス”翔に手をのばしていた! もう必死だった。團長!! 会いに来たよっ! 来たよ! とテレパスをある意味本気で送りながら。…いやあ、セロニーは凄まじくカッコいかった。
 そう、カッコいかった。いや、本当にカッコよかったのだ、「カッコイイ」、その言葉の意味に毛筋程のブレもなくカッコイイのだ、團長は。リーゼントを心底渋い髪型だと信じ、そしてそれが日本一似合っているのが團長なんだ! とわたしは胸の拳を振り上げていた。人の波に揺られながら時折「團長!」と叫び、手をのばし、視線をただひたすら舞台上にある支配者、綾小路“セロニアス”翔に据えていた。一曲目は「房総スカイラインファントム」。この曲はなにかが始まる予感がする。これってランマちゃん作曲なんだな。やるじゃん、ランマちゃん! しかしこの曲の間、わたし(を含め前の方の客)は、ほとんど立ち位置が一定する事はなく、右へ左へ人の動きに流されていく。後ろからも勢い良く圧迫されるし。前にいるカップルは男が女を不自然な体勢でかばっているんで、押しにくいし。押したけども。
 そんな間にも次の曲が流れ出す! 「ゴッド・スピード・ユー」だよ! わたしコレ大好きだよ! 團長は眼前の客席のそんな状態をそ知らぬふりして長ランを翻し、歌う、踊る、がなる! 後で知った情報によると、團長はこの数日高熱でうなされていたという。その前後でフォーティも発熱したらしい! そら、そ知らぬ顔もするわな、と納得&but心配! そんなこた知らないその時のわたしは、團長のシャウトに続き、光ちゃんとともに「ゴッド」だの「スピード」だのとコールする、もしくは吠える。気持ちええんですて。コレが。
 それから…次が…「ONE NIGTH CARNIVAL」。ここで、ちょっとした、いや大問題が発生する。
 いうまでもなく、この曲は氣志團のインディーズ時代の代表曲である。そしてこの曲の最大最後のポイントはもちろん冒頭のアレ、團長の「俺んとこ来ないか」であることは論を待たない(はずである、よね?)。
 なをさんは「俺んとこへ来い、じゃなく、来ないか、と相手に判断を委ねているところが、いかにも翔ヤンらしいヘタレさをかもし出している」と発言しているが、それはさておき、とにかくわたしは、この團長のこの台詞を聴くために、はるばるON AIR OSAKAくんだり(?)まで来たと云っても過言ではなかった。クリスマスイブ以来の、生「俺んとこ来ないか」である! テンションは上がる! 木更津キャッツアイでのGIGシーンでも、この台詞が出た途端、家族の前で、
「はい! わたし行く〜!!」
とバカ発言したこのわたしが、この台詞をどれだけ楽しみにしていたかは軽く想像がつくであろう。ところが、ここで大変なことが起こったのです。
 隣の野郎が同時に叫びやがったんスよ!!!! 「俺んとこ来ないか」って!!!!! 真横だよ!!!! 
「……………刺す」と白鳥(弟)ばりに呟くも後の祭り。團長の声より響いたのだ。くそやろうめ、お前んちなんか全然行きたくないよーだ。わたしはIndies magazine Vol.43の、P44〜45に載ってるあのプライベートルームにすら行きたい真正の團長マニアとして、こいつの不用意な発言をぜってー弾劾する。悲しかったなあ。もう無性に…。くすん。

 あれあれあれ、「デリケートにキスして」の方が先? 脳が悪いので、ほんとに曲順覚えるの苦手です。今度は誰かに聞いてからレポート書くことにします。しかし、前に見た大阪でのGIGでは、振りを踊るスペースは確保出来ていたから完コピしてる人とかちらりほらりと見かけたもんですが、今回はそんな余裕がなかった。この曲のサビの部分の振り付けは特に場所がいるし。わたしなど、片手のみ上にあげて、親指と小指を立ててふるふる振っているだけでした。両手でやんないと、キスの表現になんないっスよね。でもほんとそれだけで手一杯といった案配でしたよ。

 そして、出た、新曲。「黒い太陽」! セロニアスお気に入りの一曲。GIGで観た事がないし、どんな感じなのかなあとどきどき(PVは振り付けは殆ど映ってない)。
 結論として…あのねえ、あのねえ! わたし、この曲の振り付け、一番好きかも!!! 團長とひかるちゃんが背中合わせになるところがあるでしょ、あれがたまらないですね。「背中合わせ」は良いです〜。ロマンがある。それから倒れ込む團長をひかるちゃんが受け止めるとことか。いいな、いいな! 学園祭とかで人気のある男子が真似したら楽しいかも。…とか想像しちゃいます。

 MCは短かめ! 自己紹介も短縮バージョンだったため、セロニアスの本領は100%発揮という訳には行かなかったものの、わたし的には大満足でした。なんかもう、氣志團ちゃんは、妙にカッコよくなってましたよ? 東京近郊キッシーズは毎週のように氣志團ちゃん達と出会いがあるから分かりにくいかも知れませんけど、2ヶ月半ぶりに会うと、これがまたえらい男前ぶりが上がっていたのが分かるの。いや、これは、自分の愛情が深まっただけかとも思われるのですが。

 あああああ。ということで、氣志團自体の結構GIGはすぐ終わったんです。で、前回(12/24、ZEPP OSAKA)、なんと用事があったとはいえ、失礼なことに他のバンドさんがまだ演奏しているというのに小山田は帰ったのです。んが、今回は終わりまでいることにしました。
 次はあのBoAちゃん。思っきり非合法っぽい缶バッヂもちゃんと存在する、浪人生ファンが多そうなBoAちゃん。わたしは6列目にいたんですが、最初の曲が終わる頃にはいつのまにか最後列に移動していました。やっぱり、男子の劣情ってしんどいじゃん? 
 ところで、いやあ、人気もんですね、BoAちゃん。やっぱり売れてるってパワーだね、と思いました。そして、MCで再び衝撃の事実発覚。BoA(本名)ってなんと15歳と3ヶ月足らず! ひやあ。若−。これがまたランマちゃんと松と同い年ですよ(失笑を禁じ得ないのですが)。知らなかったなあ。知ろうともしていなかった、というのもあるんですけど。だって、わたし、彼女が外国人であるということすら知らなかったくらいでした。MCがカタコト系なんですね。「ワタシ、1コ、年増えた」みたいな感じで。ぼうっとそのカタコトの喋りを聴いていると、近くにいた女子がそれに対し、いちいち突っ込みを入れているのが耳に入って来ました。
「え、なになに? 今のどういう意味?」
「なにを云おうとしてるの?」
 ちょい半笑いっぽい感じで。なんか気に入らない様子らしい。わたしは、「若い子が自国語以外で喋ってんだから多少はつじつま合わんところもあるっちゅうねん。心せまいなー」と思ったものの、その女子もいわば子供なので仕方ないかも。
 ま、しかし、である。BoAちゃんのMCは確かに退屈ではある。特にこれといった話題もなく、「喉渇いた」「みなさんありがとー」「のってますか?」「わたし15歳です」くらいのもので、MCにこだわる小山田としてはコレはどうしたものかな、と思わざるを得なかったことは確か。カタコト&15歳、このキーワードを手がかりに、今後のBoAちゃんを考えてみた。どうだろう、MCをちょっと左寄りにしてみてはどうだろう。MCは常に政治絡みで。カタコトだけど、結構えぐいことを云ったり、提案してみたり、支持してみたり。芸能ニュースで「またBoAが政界を斬った」とか載るわけ。殿ばりの扱いとはいかないまでも。なをさんがね、カタコトは気をつけないとアグネスチャンになるよっていうけど。

 そんなことをぼんやり考えていると、もうBoAの出番も終わりにさしかかりつつありました。そのとき、また事件が!
 客席の中からそいつは云った、
「BoAちゃん誕生日いつ?」
関西なまりのイントネーションで。いや、自分も大阪人だけどね、こういうときに叫んでいるやつの訛りが大阪系だと異様に腹立つことが多い。腹立つ、というよりも「気に障る」かも知れない。
 そいつは更に云った、
「この子なあ、今日たんじょう日やねん!」
聞かれもしないのに。…ここで分かるのは、こいつが本当はBoAの誕生日など知りたい訳ではなかったということである。“この子”が当日(3/7)誕生日であるということを発言するための前振りでしかないのだ。その後、この子におめでとうと云って、だったか、この子の為に歌って、だったか、それは覚えてないのだが、ここで問題したいのは、“この子”とは誰だろうということだ。
 「この子よばわり」からみて、自分がその人物より格上だと思っているのは確かである。それに人間だとは限らないではないか。もしかして人形を掲げながら、「この子なあ、今日たんじょう日やねん」と云ったとしたらどうか。小動物ではどうか。あり得ない話ではない。真相はもうわたしには分からない。ほんと、BoAも大変だな。若い子のファンも多いけど、しみったれ系おっさんファンが割と多かったしなあ。15歳なのに…。15歳だから…?

 次がsirenというバンド。悪い、やっぱ知らない。ここも関西出身のバンドらしい。それから、いや…感想というほど、イメージがないのですね。わたしの集中力も切れかかりらしく、頭のなかでうーんうーんと唸りながら観ていました。ヒマなときに考えるテーマをなをさんから貰っていたのでそれを考えていました。○岡○の整形前の顔はどんなんだろうというのがそれなのですが、すぐに浮かんだので、役に立ちませんでした。ぼーっとしていると、少し前に流れていた映画のCMがふと頭を過る。映画を観終わったばかりの素人が喋っているCMってよくあるじゃないですか。あのバージョンなんですけど、あれで「オーシャンズ11」のヤツ、みなさん覚えてますか。あれがね、妙齢の女性が
「11人にはめられました(はぁと)」
と云っている、というものだったのですが、あれをみるたび微妙な気持ちになっていたわたしです。いや、そんなのはどうでも良くて、sirenなんですけど、あれ、演奏が終わってしまいました。

 次はTHE★SCANTYです。このバンドもTVとかには余裕で出演済み。他の出演者もシングルは3〜5枚くらい既に出している方々ばかり。氣志團ちゃんだけがメジャーでCD出してませんなあ(ビデオのみなので)。オリコンのビデオチャートも良いですが、やっぱCDシングル出して欲しいっすね。
 この時喉がちょっと渇いてきたのでロビーに出て、飲み物を所望しました。こんなもんで¥500かーと思いつつ、静々と多分カルピスを飲みながら再びTHE★SCANTYを観ました。テレビとだいたい同じだなあ。ふっと、ヒステリックブルーを思い出したりして、ちょっと湿っぽくなったり(こないだから活動し始めてるけど。…しかし、しんみり)。
 そういえば、トリがTHE★SCANTYなの? となをさんに怪訝な顔をされたんですが、今回の場合、やっぱBoAちゃんが本命ではないか、って話ですが、コレには明確な理由があったのでした。

 さてイベント終了。また司会の男アナウンサー登場(実は途中にも出てきたが割愛)。そしてそして、出演者もまたぞろ再登場。最後列からコートを着たまま「コレを待ってたんスよ!」とばかり前方に駆け寄る小山田! 氣志團ちゃん達はもちろんお色直ししてやってきました。素敵。ゆっきは黄色のスティックを客席に投げておりました。團長らは小ネタをスパンコールのように散りばめ、最後の挨拶に余念がなかったのでした。さすが、サービス精神で出来ている男・綾小路“セロニアス”翔、そして氣志團。
 ふと気付くとBoAちゃんがいない。「?」と思っていると、
「BoAさんは15歳なので、9時以降のお仕事はNGです」
とのこと! あ・そうか、で、3番目という中途半端な時間に登場したのか。実はBoAちゃんのライブが終了した途端、かなりの人数の客があっさり帰り出したのでした。なんか虚しい光景だった、あれは。
 はい、これにてすべて終了! ちょっと物販を覗いて帰ることに。まだ買ってなかった翔ヤンうちわとステッカーを購入。うちわを振りながら地下通路を歩いて帰ります。顔が自然に笑いそうになってて、やっぱりわたし、ハマったなあ、なんてしみじみ思う3月の夜でした。


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●氣志團現象最終章LAST SONG大阪公演2Days感想&氣志團現象総括……長いので、覚悟して読んで下さい。

☆井川がたくさん活躍しますように。

●テキスト
●氣志團現象最終章LAST SONG in 東京ドーム のまとめ。
……少しつけたしたりしています。

●「氣志團のバックダンサーについてちょっと考えてみた。」

忘れ去られた座談会企画の焼き直し。あまりに古いので、話題の鮮度が低くてお見苦しいやも。

なにか意見、感想があれば、気軽によろしくお願いします。


★ここは氣志團総合プロデューサー・綾小路“セロニアス”翔をリスペクトしていたサイトです。

INDEX(LINK&占い以外工事中)
◎GIGレポート…今までのレポート。しかし未完のものもあり。とりあえず、前回のツアーの対談はこちら

◎木更津 in DEEP…氣志團に関する様々な文章、座談会企画など。

めくってがっかり★ゆっき占い…つまり氣志團点取り占い。ネタはかなり古い。リニューアルに向け、刷新する予定。

おやまだアンテナ…そんなアンテナ。

◎LINK …とりあえず、以下の通り。
 

氣志團公式サイト
Sony Music Artiss:氣志團
東芝EMI


★氣志團の小説はありませんが、それなりにマニアックな傾向があります。これからいろいろ補完していきますので、よろしく。それにしても「氣志團の小説」というワードにひっかかってやってくる人多すぎる。いや、ランマ事件以降、ほんっとに多いんですけど。私、書きませんからね。ドリーム小説とか、冗談やめてよう。

☆知らない間にUFOが美味しくなっていました。その他、いろんなカップやきそばを試していますが、総じてみなうまいです。ソース系はUFO以外はあまり意味ないですが、塩系は新しいのを発掘するのが非常に楽しいです。外れがほとんどない!

★たまに氣志團の話をしないときもありますが、実は結構しています。というか最近はしすぎです。しすぎ、しすぎ。

☆そういえば、世界が100人の村だったら、ってあったなあ。いや、ほんとにあったなあ〜。

★このサイトは、since2002/4/26〜です。まだまだやる予定なので、ひきつづきよろしくしてください。

☆微妙って言葉、ほんと大嫌いだ。

★ところで、このサイトには載っていない、2001年の12/24のイベントのレポが、Hello,Helloというサイトにあります。コレもよければ読んでみて頂戴。

☆サイトの企画はちょこちょこ考えてはいるものの、なかなか実現化しないなあ…。もう夏ですよね。盛夏ですよね。というか、晩夏ですね………。っていうか、秋じゃん!とかいってたら、もう冬のよそおい。冬真っ最中。とか云ってたら春!春来た! 年とるはずですよ。初夏の前になって、ようやく新コンテンツきた。盛夏きました。でもあんまり暑くないよう。そのかわり残暑がきびしいようです。とかいってたら、秋がすぎ、冬もすぎ、春めいていますよ!といってたら真夏のような6月の一日があり、梅雨だってもうすぐそこです。洗濯物が辛いね。なにが辛いってこの凄まじい暑さですね。でもそれももうそろそろですよ。秋、秋が来る。早く来て!来た来た、そして過ぎた。もう冬らしいが、厳しい冷え込みと無縁。大阪に限らず暖冬モードだ。早起きの身には助かるよ。しかし大晦日から寒くなっちゃった。まいるね。2月もしょっぱなから寒波、寒波でえらいことです。なーんて更新を怠っている内に、もう初夏。そして入梅。入梅ですって、今はもう盛夏も晩夏も初秋も秋真っ盛りも過ぎ、明らかに冬です。更新を怠るとこういう無様なことになります。さむっ。それにしても今年は絶対厳冬ですよ。