2005年09月18日(日)
日が沈んだ海で足をつけて
ほの暗い海面を眺めた
わたしのひだりからは
今年の中秋名月がぐんぐん山の端を越えて昇る。
あなたと手をつないで 寄せる波に、こどもみたいに歓声をあげる。
体の奥の もうDNAとか そのあたりから
なんか 湧き上がってくるんだけど
それは 激しいけど
すごく 静かで
わたし は すごく 冷静で。
言葉にするとしたら 「受け入れてる」
そんな感じだった。
後ろをふり返ったら
薄暗い砂浜に
並ぶ
2つの靴
たぶん
こうやって
ただ
眺めてるだけで
記憶の一片に
刻まれていくのだろう。
ときどき
思い出して
うれしかったり
かなしかったり
するんだろう。
地球と
自分と
海と
わたしの手を
握ってくれる、
誰か。
それを静かに 受け入れた。
|
|
|