f_の日記
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久しぶりに風邪をひいて
しばらく横になって
薬が効いてくると
からだが自分から離れていくような
そんな感じがして
少し離れたところから
ぼんやりと想う
今日まで生き延びてきたこととか
明日がどうなるかだとか
冷たい水で
癒しながら
少し離れて
ぼんやりと
明日を迎えることを
何かに祈っている
2007年09月30日(日)
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名も知らぬ君へ
休息をとりながら
山道を登る
汗がにじんできて
それを風に晒す
秋の匂いを感じながら
また時が過ぎてゆくのだけれど
何かを握りしめることで
大切なものを忘れないように
逆らうことでしか
まもるすべがみつからないように
ぎこちない人生を描く
そんな君は
愛されている
そんな君は
きっと
愛されている
2007年09月29日(土)
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夜半
月がやさしく
世界をてらしている
遠い異国の深い森の中の
木のウロに住む小さなリスなんかも
静かな夜のとばりに
ぼんやりと眠りにつきながら
やわらかな光を
平等に与えられていて
僕たちが忘れてしまっていても
月はやさしく
世界をつつんでいる
2007年09月27日(木)
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