今日は14時間の勤務だった。
それもこれも、明日の休みのため。
明日は子供たちと一緒にお出かけ。
高速に乗って、少し遠くまでお花見に出かけようと思う。
お弁当も作るから、さっきお米もセットした。
こんな風に、最近は普通に一緒に出かけたり出来て。
嬉しいなぁって思う。
別れ際には、やっぱり寂しくなるんだけど。
明日は早起きしなきゃいけないから、今日の電話は少しだけにした。
あいつも。
「お花見いいなぁ。楽しんでね。あ、でも夜からは雨らしいよ?」
なんて言ってた。
いつもぐったりしながら通る帰り道。
家までが凄く遠く感じる。
実際1時間弱かかるんだけど。
でも今日は、明日のお弁当は何にしよう、とか、明日はどこへ行こう、とか考えていたから。
なんだか、あっという間に家についた気がする。
私が泣くと、あいつはいつだって無理をする。
分かっているから、泣きたくないっていつも思う。
悲しい事があっても、寂しくても、どうしても会いたくても。
泣いたらだめだって思うようになって。
最近は、あまり泣かなくなったなぁ。
遠距離になったばかりの頃は、年がら年中泣いていたのに。
私とあいつが毎年行っている桜並木が。
今日の昼間の時点で八分咲きだったと、O君に聞いた。
あいつは、明日は仕事。
だから、一緒に行く事は出来ない。
一緒に見に行きたい。
って言う気持ちと。
でも、仕事があるのに無理して欲しくない。
って言う気持ちと。
半々にあって。
半々だったのに。
いつの間にか「一緒に見に行きたい」って言うほうが勝ってしまって。
仕事から上がった後、あいつからのメールで。
「桜は散ってしまうけど、来週のりりかの誕生日には必ず行くから」
と書いてあったのを見て。
「来週の誕生日なんかどうでもいい。今日、来て。今日、あの桜並木に行きたい」
と、思わず返してしまう。
あいつはすぐに電話をかけて来た。
「どうした?りりかがそんな風に言うなんて珍しい」
「だって、もう八分咲きなんだって。来週は散っちゃう。去年、来年も一緒に行こうねって約束したのにー・・・」
最後の方は、泣いてしまって、声にならなかった。
そのまま、電話は切れて。
きっと、呆れて、それで電話を切られちゃったんだ・・・。
私は泣きじゃくっていた。
10分経ったか、それくらいでまた着信。
「今、高速乗ったよ。待ってて、あと二時間くらい」
時間は夜10時を回っていた。
明日は、朝早いとあいつは言ってた。
ようやく、私はとんでもない事を言ってしまったと思う。
「だめだよ・・・ごめん、次のインターで降りて、引き返して・・・。もう平気・・・ごめん」
「平気じゃないよ。りりかがそんな風にわがまま言うのなんか、おかしい証拠だよ。大丈夫、一緒に見に行こう。それで、ゆっくり並木道を歩いたりしてさ。そっちを3時位に出れば間に合うから」
「だめだって。寝ないで仕事なんか行かないで。危ないから・・・お願い」
「りりか・・・ごめんね。毎年ずっと行こうねって約束してたのに、破るようになってしまって・・・。ごめんね」
「いいの、来ようとしてくれた事だけでも、充分嬉しいから。もう、いいから・・・」
10分くらい「行く」「来ないで」の、言い合いして。
あいつは結局、次のインターで降りて、引き返した。
私は社員会に欠席の電話をして、帰宅した。
あいつも家について電話が来て。
「あの並木道の桜じゃないけど。俺んちの方の桜は、5月くらいまで咲いてるところもあるから。そこ行こう。お互いに休みの日に」
「うん、そうだね、そうしよう」
「来週のりりかの誕生日も、もう散ってるかもしれないけど、少しは残ってるだろ。あの並木道、行ってみようね」
最近、喧嘩ばっかりだった。
喧嘩して、一日が終わる。
そんな感じばっかりだった。
なんでかなぁって、考えてみた。
きっと、二人とも余裕が無いんだね、って、あいつが言った。
一緒に暮らすことも、もう未来の話じゃなくて。
俺は仕事を頑張らなきゃ、もっと稼いで楽させたいって躍起になって。
「そして、りりかは、俺の負担になりたくないって、気持ちの中のマイナス面とかも出さなくなって。どんどん負担になっていたのは、りりかの気持ちだよ。もっともっと、会いたい、今日来て、なんて、さっきみたいに言っていいんだからね」
最近、しっくり行ってなかった気がしてた。
でも、何だかそう言うのがスーッと取れた気がした。
いつだって、あいつは私の事を思ってくれてる。
思い過ぎて喧嘩になったりする。
満開の桜並木には行けなかったけど。
でも、今年もあいつと一緒にいるのは、変わってない。
それだけでも、充分じゃない?
また今夜も喧嘩した。
疲れた・・・。
仕事帰ってきて、疲れた中で、お互いにイラついているのかな。
だめだ、ホントすぐに言い合いになってしまう。
今朝、いつも通りにメールが入った。
「おはよう♪今朝はあまり寒くないねー」
なんて感じの。
私は昨日の事があったから、いつもみたいに返せず。
「おはよ。飲みすぎで二日酔いとかじゃないの?あまり飲み過ぎないで」
とか、絵文字無しで送った。
お昼にメールが来て。
「昨日って、電話したっけ?」
「しましたけど・・・記憶ないの!?」
「うん・・・ない」
「・・・。今夜は飲み過ぎないでください。ちゃんと会話したいし」
「分かりました!」
夜、いつも通り電話が来た。
声の感じも、今夜はほろ酔い辺りかな。
昨日みたいな感じじゃない。
「昨日、俺なんか言った?」
とか、ふざけた事を言うので、全部教えた。
・・・ほんの少ーしだけ、自分にいいように脚色したのは内緒(お金の話とかはしなかった)
「マジでー?俺って最低じゃんー(笑)」
「笑い事じゃないんですけど・・・。とにかく、私はあなたの分からない予定に合わせる事は出来ないって事だよ。そんなの、当たり前じゃん?」
「う、うん。今だって日曜は俺がいつ休みになってもいいように、休んでくれているもんね」
「(本当は日曜は人がいるから休めるって事もあるけど)そうだよ!」
「でも、りりかに甘えちゃっている部分が凄くあってさぁ。あれして欲しい、これして欲しいって言うの、口に出しちゃうんだよねぇ」
「出しすぎなの」
「はいー・・・」
その後、土曜日に飲み会(と言う名の社員会)の予定が入った事を話す。
仕事が終わってから、顔だけでも出すように言われているんだけど。
そこからまた揉め出した。
「俺が日曜休みだったらどうするの?」
「そしたら、顔も出さないよ」
「なら、俺が行けても行けなくても、顔出さなきゃいいだけじゃん」
「・・・ちょっとおかしくない?あなたがこれないのであれば、予定もないんだし、顔出すくらい別にいいじゃん!何なの!?あなたが来なくて暇な時間があっても、私は家にいろと?いい加減、さっき話したばかりだけど、あれだめ、これしてって言うの、やめてくれないかな!!!もう縛られるの嫌だ!うんざりする!!!」
しばらく沈黙が続いた。
珍しく、私が口喧嘩で(正気なあいつと)優勢に立っている。
普段、私が考えている間に、あいつがぽんぽん言うから、負けるんだよね・・・
今日は、昨日のこともあったし、感情に任せて言葉にしちゃったからかな。
でも、感情に任せて言ったけど、今こうして文章にしてみても、私はおかしな事は言って無いと思う!・・・思いたい・・・。
「そう。うんざりするんだ?なら勝手にしたら?」
「勝手にするも何も、社員会だって(内容はどうであれ)一応仕事の一環だしね。あなたに私の仕事の事で許可もらう必要はないから」
無言のまま電話を今夜はあいつから切られた。
ため息つきながら部屋の中に入って来た(ベランダで話していたため)私に、弟が。
「すげー、大きな声。部屋の中にも聞こえてた。ヒステリックーぅ」
とか、茶化してくるものだから、つい思い切りグーで叩いてしまった。
・・・中学生の弟に手をあげるなんて、大人気ない。
やり返してこないだけ、弟は大人だわ・・・。
今日は車で走行中に桜並木を通った。
もう五分咲きだった。
今週末は、満開かな。
今年は、あの桜並木にきっと行けない。
今さっきまで電話していたんだけど。
喧嘩した。
喧嘩と言うか、私が一方的に怒って切ったと言う感じかな。
一方的にって言っても、最初は一方的に責められたんだけど。
今日のあいつは、酔っ払いで。
まぁ、晩酌はほとんど毎日しているらしいけど。
けど、今日はほろ酔いとかじゃなくて、結構酔ってて。
事の発端は。
多分、日曜日は仕事になってしまうと、あいつが言い出した。
だから、土曜の夜から会いに来てくれないかな?って言う。
私は土曜日は早朝から夜遅くまで仕事で、ちょっと無理だな、と言った。
「また、長時間勤務ー?」
と、嫌な声出され。
「うん、そうだけど、人がいなんだもん、仕方ないじゃん」
なんて答えたら。
「長時間勤務、長時間勤務ってさぁ。会えない時に時間を作ってくれたっていいじゃん」
「休めって事?それとも、定時で上がれと?こんな急に?しかも、自分に会いに来てもらうために?あなた、おかしな事言ってるけど?」
「おかしくないよ。りりかが遅い時間まで働いていて、俺が翌日休みで会いに行ってもりりかが終わるまで待たなきゃならないし。本当はすぐにでも会いたいのにさ」
「・・・そんな、いつ取れるか分からないあなたの休みのために、私は予定を立てられません」
「そんな稼いでどうするんだよー」
今は実家暮らしだけど。
それでも、貯金したり、生活費を入れたり、細々した物を買ったりで、大変だって言うのに。
残業手当がなきゃ、やって行けないって言うの。
あいつと私は給料が倍以上違う。
だから、分からないんだろうなぁ。
お金の話って、あまりしたくないんだよね。
なんだか、カッコ悪いし。
でも、今回は言ってしまった。
「色々とお金もかかるんです。あなたが、私の実家に入れる生活費や、貯金代や、保険代とか車の維持費も払ってくれるなら、私は残業なんかしないで済むかもね」
「・・・だから、一緒に暮らしたら働かないでいいって言ってるじゃん」
「だから!!!それは、一緒に暮らしてからの話でしょう?私は今の事を言ってるの。来月の生活費、再来月の生活費、そう言う話をしているの!」
「俺にどうしろって言うの??」
・・・どうしろって言うの?は、私の台詞だわ。
「悪いけど、電話切りたい。また酔ってない時に話そう。おやすみなさい」
電話切った後、凄い脱力感。
なんだって、私はこんなくだらない言い合いをしているんだろう?
なんだか、日本語が通じないんだもん・・・
全く噛み合わないし。
あぁぁぁぁぁ、イライラする!
明日も早いんだ・・・。
寝よう。
おやすみなさい。
昨日、あいつと会った。
あいつは今日、朝から仕事だったから、明け方まで一緒にいた。
夜、一緒に飲んで、少しいい気分になり。
「携帯チェックさせてー」
とか、私が言い出し。
あいつは。
「別に見られちゃまずいもんは、ないので。どうぞ。でも、ほとんどりりかだよ?」
って笑ってた。
メールの受信箱がいくつか別れているんだけど。
見事に「りりか」のフォルダにほとんどが入ってて。
他のフォルダには0件ばっかり。
そこに。
「友だち」
のフォルダがあって。
それに6通くらい入ってたから「見ていい?」って聞いてみた。
「どうぞ」
全部同じ人からで、何往復かさせたんだろうなぁと。
「飲みに行かない?」
から始まって。
「マジで!?」
「うそ、おめでとー。はっきり分かったら教えて」
とか書いてあった。
「何がおめでとうなの?」
「いや、一緒に暮らすことになった、って書いたからじゃん?」
「あー・・・そか。はっきり分かったらって?」
「引っ越し手伝ってもらうかも、って送ったし」
「そか」
おめでとう、って、言ってくれる人もいるんだ。
母にも親戚にも、まだ話してないままだ。
反応は分かってる。
おめでとうは、言ってもらえない。
逆に、責められるだろうと思う。
でも、逃げ続けるわけには行かない。
ちゃんと、話し合わなきゃ行けない。
分かってくれるのに時間が掛かってもいいから。
ちゃんと、自分の気持ち、自分がしたい事、話そう。
あいつの友だちからの「おめでとう」の言葉を見て。
なんだか、少しだけ勇気が湧いて来た。
おめでとうって、言ってくれる人だっているんだ。
って。
最近携帯の調子が悪い。
なんだか、雑音がする。
今の携帯、まだ使って1年ちょっとなんだけどなぁ。
使いすぎなのかなぁ。
最近は、充電もすぐに切れるし。
あいつとお揃いで買ったのは、去年の1月。
忘れたくても忘れない、1月15日。
あいつに「お別れで」って言われた翌日で。
何で携帯なんか買いに来ているんだろう?とか不安になりながらだったから。
そんな思いで買った携帯だけど、かなりお気に入り。
P504is。
あいつは、去年の11月に壊れて機種変して。
私のより新しい。
それで、今年の夏位に二人で機種変をしようかって言う話になってた。
なのに、凄い雑音。
場所を変えたり、アンテナを伸ばしたり引っ込めたりして、色々試行錯誤はしたんだけど。
雑音の音が一時的に小さくなったりはするんだけど。
しばらくすると、また雑音が出て来て。
最近は電話もままならない。
お互いにかなり大きな声で話さなきゃ、聞き取り難い。
気に入っていたけど、思い切って機種変しようかなぁって思って。
そんな話をあいつにした。
そしたら。
「ちょっと待って!!」
「何で?」
「りりかの誕生日プレゼントで買うつもりだったんだもん・・・」
誕生日まで後半月。
それまで雑音のこの携帯で我慢するの?
「・・・。夜の電話は、家にしちゃだめ?」
「いいけどー・・・でも、仕事とかでも使ったりするしなぁ」
「でも、仕事の電話は短時間でしょ?そこは後半月我慢して!」
「うーん・・・うん」
と、言う話になり。
今の携帯とも後半月。
「何の携帯がいいか、考えておいて」
って言われて、HPとか色々見てみたけど。
フォーマは職場が余り電波がよくないらしいので(フォーマ持っているバイトの子が言ってた)やっぱりムーバだよなぁ。
ずっとPを使っていたから、Pがいいし・・・505シリーズかな。
そもそも、携帯はあまり使ってない方だと思う。
毎月7000円くらいしか請求が来ない。
あいつは私に電話しているせいもあるけど。
毎月4万だと聞いて、本当に驚いた。
私にゆうゆうコール特典の無料通話分が毎月5000円近くあるのも、分かる気がする・・・。
土曜日は久しぶりに休み。
携帯を見にDoCoMoショップに行く予定。
前にも書いたけど、高校生のTくん。
来月でバイトを辞める。
ずっと辞めるって言ってたけど。
今回は本当に退職願も書いた。
「辞めたくないっすよ」
書きながら、何度も繰り返す。
「仕方ないよ。君たちは学業優先だからね」
私は、続きを書くように促す。
「りりかさん、あっさりしてますね」
「そりゃ、寂しいけど。私も一応これでも親なので、親御さんの気持ちが分かるもん」
Tくんは、2年生に「仮進級」と言う形になった。
赤点が何個かあったらしく、本当は留年だったけど、元来真面目な性格のTくんは、無遅刻・無欠席(インフルエンザの出席停止はあったらしいけど)・無早退だったので、「仮」進級出来ることになった。
仮進級だと、他の人よりも多く補習を受けて行かなきゃならなくて、3年生に上がるときには赤点が0個じゃなきゃ留年になるらしい。
2年続けて仮進級と言うのは、だめなんだって。
「別に赤点取ったのバイトのせいじゃないし、バイト辞めたからって勉強するわけじゃないんだけどなぁ」
なんて、グチグチ言いながら、退職願を書いていた。
Tくんの言い分も分かるけど。
やっぱり、親御さんの気持ちの方が分かる。
少しでも、不安な要素は排除したいって思う。
「我子のために」って、思うもの。
Tくんが、ここを見る事はないんだろうけど。
私は、君の頑張りを知ってる。
君が就業時間過ぎた後も、一人で休憩室のゴミの分別をしていたり、帰りに駐車場に散らかされた空き缶を拾ったりしているのを見てたよ。
生意気なやつで、だるいとかすぐ言うけど。
本当はいい子なんだって、知ってるよ。
こんな事面と向かって言ったら、君は。
「そう言うの、くすぐったくて性に合わないっすよ」
とか言うんだろうね。
Tくんの送別会幹事は、Tくんより2つ年上の、元バイトの子がやることになった。
私は送別会の日は、夜まで仕事なので行けないなぁって思っていたら。
「朝までやっているので、絶対に来てください」
と、幹事の子から電話があった。
この時期は、入ってくる人も多いけど。
去って行く人も、もちろん多いわけで。
なんだか、好きな季節だけど悲しかったり、する。
弱っている。
すごく弱っていて、疲れている。
私じゃなくて、彼が。
昨日会ったばかりなのに、もう寂しいモードに入っているみたい。
女より、男の方が精神的に弱いのかなぁ。
それとも、あいつが弱いだけなのかな?
今日は、仕事でかなり大きなミスをしたらしい。
それで、凹んでいる部分もあって。
いつも以上に、寂しい、寂しいを言われる。
「りりか・・・早く一緒に住もう?いつも一緒にいよう?」
小さい、消えそうな声で言われた。
「うん」なんて簡単に返事していいのか分からなくて。
私は黙ったまま。
そしたら。
「なんだか、よわっちくて、ごめんね・・・情けないなぁ、俺」
「そんな事ないよ。もう寝ようか。明日元気に起きれるようにさ」
今日の電話は30分弱。
最終的には無理矢理寝かせた感じ。
切った後、1時間位してから、メールを打った。
私にしては長文の。
でも、打っているときに、なんだか何を打っていいのか分からなくなって来て。
結局、消去した。
私もゆっくり寝て、頭をすっきりさせよう。
そして、明日は遅い出勤だから、手紙を書いて、朝ポストに入れて。
そうだ、手紙に桜の事を書こう。
さっき電話で言われたんだ。
「今週休みだったら、まだ満開じゃないかもしれないけど、今度いつ休めるか分からないから、お花見に行かない?」
って。
だから、その予定を書こう。
あと、私の誕生日にどこに行きたいか考えておいてって、昨日言われたし。
その事も、書いて。
楽しい話を、たくさん書いて。
そして、少しでも元気になってくれたらいいな。
ホワイトデーの前日の昨日。
私は早朝から勤務で。
15時間に及ぶ勤務中。
彼が店にやって来た。
「休みになったんだー」
って、すごく嬉しそうに。
1ヶ月ちょっと休みがなかったものね。
で、急遽TやYとかの元バイト軍団を呼んで、みんなで飲んで騒いで来た。
あいつはそのままYの家に泊まり。
私は自分の家に帰った。
明日は朝10時半に私を迎えに来ると約束して。
なんだか、昨日遅く寝たのに、早起きしてしまった。
たぶん、早朝出勤が続いたから、その習慣なんだろうけど。
お風呂にゆっくり入って、あいつに9時にメールした。
「おはよう。何か早起きしちゃって、お風呂も入ったし、後はお化粧だけです」
「おはよ、俺は今さっき起きたところ。10時半ね!」
何着ようかなぁとか、選ぶのも楽しい。
いつも仕事の時にあいつが来て、仕事帰りにそのまま会って泊まって、通勤服で出かける事が多いので、今日はちょっといつもと違うので行こう!
あいつは約束の時間を少し過ぎて到着。
あいつの車に乗ってお出かけも久しぶりだ。
行き先も言わないで、どんどん走り出すから。
「どこ行くの?」
って聞いたら「梅を見に」と言う返事。
うちから1時間ちょっと走って、高尾の梅祭りと百草園の梅祭りに行ってきた。
二箇所とも始めての場所。
昨日、私と別れた後、コンビニで行く場所を決めてきたらしい。
どっちも綺麗だったけど、百草園の梅の方が、綺麗だったかな。
でも、デジカメを忘れちゃって、結局携帯で撮影。
山を登ったり、急坂を上ったり、たくさん歩いた。
あいつは何度も何度も「大丈夫?」って言いながら、背中を押してくれた。
気温も高くて、二人して汗もかいた。
あいつは、こうやって梅だとか桜だとか、見に連れて行ってくれるけど。
たぶん、そんなに興味はないんだろうなぁ。
それでも「りりかが嬉しそうに写真とっているのを見ると、一緒に来てよかったなぁって思う」って言うから。
そんな言葉に甘えてしまう。
「また来たい」
って、言っちゃう。
今年は、一昨年位の早さで桜が咲くそうで。
私の誕生日のころは散っているんじゃないかな。
少しだけ、残念だけど。
それでも、彼と一緒に見る事が出来たら、いっか。
ただ、今月はもう休みがないと思う、なんて言ってたから。
金沢は・・・無理かな。
毎年行っている桜並木になるのかな。
金沢は、また来年のお楽しみにしよう。
この間の日曜日に、Kさんとは飲み会の席で会ったけど。
まだ、辞めると言う話はしていなかった。
と言うか、妹とMさんにしか話していなかったんだけど。
今日、仕事帰りにお茶をして。
その時に、話せた。
「部長とかには、これから言うんですけどね」
Kさんは、Hの事が嫌い(あいつもKさんが嫌い)。
もう、2年も前の事だし、今はそうでもないと思ってたけど。
やっぱりお互い未だに好きじゃないらしい・・・。
一体何があったのかは、よく分からないままなんだけど。
もったいないなぁって、何度も何度も言われた。
辞めちゃうの、もったいないって。
「本当は辞めたくないんでしょ?」
なんて、言ってきたりして。
そりゃ、辞めたくない。
今の仕事、愚痴ばかり言う割には、大好きだし。
だけど、辞めなきゃあいつとは住めない。
「それは我慢じゃないの?」
「我慢と言えば我慢ですけど」
「片方が我慢ばっかりしている恋愛は、続かないよ」
「彼も彼なりに我慢している部分はあるので、私だけが我慢していると言う事はないんですよね」
「そうかなぁ」
「そうですよ」
「なんだか、りりかさんばかりが我慢しているように思える」
「いえいえ。それはきっとKさんが今のHを知らないからですよ。ホント、大人になりましたよ。この1年で」
「そう?りりかさんが幸せだと思えるならいいんだけど。でも、いつでも帰って来いよ。また一緒に働けたらいいなって思うし」
「ありがとうございます・・・って、まだ後半年くらいはいますって」
別れるとき、何度も何度も「我慢ばっかりしてたらだめだよ」って言われた。
してないですよ、って、私もその度に言った。
夜の電話の時に。
「私って我慢ばっかりしてる?」
と、あいつに聞いた。
「してる!思った時に言えばすぐ済む話なのに、我慢してるせいで爆発して大きくなってるもん」
我慢と言うか、面倒くさがりなんだよね。
言うのが面倒になってしまう。
まぁ、いいやって、言うのをやめて。
そして、爆発した時に一気に言うからか。
「たち悪い」
とか言われたし。
・・・確かに。
でも、今日Kさんに話した事で、少し前進だ。
社員仲間に話せたって言うだけでも。
なんだか、「辞めるんだなぁ」って実感も、ようやく湧いたし。
こうやって、ちょっとずつ前進して行くのかな。
私とあいつの未来に向けて。
これで、いいんだよね。
2004年03月08日(月) |
不安な事をつらつらと |
いっしょに暮らして行く上で、不安な事を。
あいつに話した。
分かってもらえるかどうか、そこも不安だったけど。
でも、不安を抱えたまま、一緒に暮らすことなんか考えられない。
私はいつも受身だ。
去年の今頃の日記に。
「行動的になる」
なんて決心した事を書いてたけど。
あれから一年、今の私はものすごく受身で。
自分から行動する、なんて事をなかなかしないまま。
そんな私に、あいつは。
「ごめんね」
をすぐに言う。
「会えなくてごめんね」
「一緒に暮らすのが遅くなってごめんね」
待っててね。
そんな風に、すぐに言うけど。
私には、それがとてもとても重たかったと言った。
自分から何もしないくせに、重いも何もないんだけど。
あいつが、無理しているように、とても思えた。
いつだって、私のため、私が喜ぶから、私が幸せだと思うから。
そんな風に、無理しているように思えてなからなかった。
本当は、あなたのしたい事、これからの事、他にあったとしても。
私がいるから出来ないんじゃないか。
そして、うまく言えないけど、後々「りりかがいなかったら、出会っていなかったら」と思われてしまうんじゃないか。
私は、そう思われるたびに、きっと小さくなる。
気持ちがしぼんでしまう、と思う。
仕事を替わるのだって不安。
あいつは「働きたいなら働けばいいし、別に働く必要はないし」なんていうけど。
私の中で、あいつの給料だけで生活して行くと言う事が、凄く心苦しい。
何でだろう、専業主婦だったこともあったのに。
今は自分で働いて、自分の生活の分は自分で稼いでいるからかな。
そして、同棲から始めるんだから、あいつが私を養う義務もない。
そして何より。
子供との距離の問題。
今だって遠いのに、もっともっと遠くなる。
会おうと思えば、会える距離だし。
あいつだって、好きな時に呼んでもいいし、会いに行ってもいいんだよーって言うけど。
あいつの実家の近くに住んで、そうそう私が出かけてばかりもいられない。
そんな話をした。
無理なんかしてるはずないし。
何より、好きな人が喜ぶ事をして、無理しちゃって辛いって思うやつなんかいない。
仕事がこっちでみつからなかったら、家の事をたくさんしてくれればいい。
俺がそれで、りりかに給料を払っていると思ってくれたっていい。
子供の事だって、会いたい時に会いに行けよ。
周りからなんか言われたって、俺が言い返すよ。
前の結婚生活で、色々と嫌な思いしたことだって知ってる。
だから、結婚とか、誰かと一緒に生活するって言うことに不安なのは分かってる。
不安は、俺が取り除くよ。
時間がかかっても、最終的にはりりかが「Hでよかった」と言えるように。
一生懸命、語ってくるH。
私はぼんやりした頭で聞いてた。
愛してるって言葉は、口に出すと軽くなってしまうように感じていた。
だから、照れもあるけど、なかなか言えなかった。
でも、この時は言いたかった。
確認の気持ちも込めて、なのかな。
あいつは、一瞬黙って。
その後すぐにこう言った。
「ありがとね。一緒に、頑張ろう」
って、電話越しだったけど笑顔だったのが伝わって来る声で。
2004年03月03日(水) |
気が早いわけじゃない |
夜、電話がいつも通り来て。
「今からネットに繋いで!」
とだけ言って切れた。
お風呂上がりで、髪の毛も濡れたままで、ネットに繋いだ。
メッセンジャーを立ちあげたら。
「これ見て!」
って、すぐにURLとメッセージが飛んできた。
なんだろう?と思って見たら、あいつの家の近くの不動産屋のHP。
「こう言うマンションに住む?メゾネットタイプがいい?」
HPを読んでいる最中にも、メッセが飛んでくる。
やっぱり、東京より全然安いんだなぁ。とか、的外れな答えばかりしてた。
実感が湧かないまま、毎日が過ぎて行く。
自分の親にさえ、話していない。
この話を一番にしたのは、職場のMさん。
そして、妹。
二人の意見は、両極端だった。
妹は、予想してたけど。
「よかったねー。ホント、やっと前進だよ!安心して出産出来るわ」
なんて、手放しで喜んで。
でも、Mさんは、そうではなかった。
私と離れる事を、寂しいと言ってくれたけど。
それよりも、私が子供たちともっと遠くなる事を選んだって事に。
少しだけ、がっかりしたと言った。
いつかは、行くのかな、って思っていたけど。
こんなに早くなんて思わなかったって。
「私だって、考えてないわけじゃないし。私から(子どもに)会いに行ったりするし、そういう事はHだって、もちろん了承してくれているんだよ」
そんな風に、行く事を前向きに考えているような意見を出しつつも。
心の中では、ずっとずっと、引っかかったままだ。
実は、ずっとずっと、後ろ向きだったりする。
だったら何で、同棲しようって話の時に、私は断らなかったのか。
分からないまんまだ。
あの時は、もしかしたら前向きだったのかもしれない。
でも、今は現実として考えなきゃいけないと思えば思うほど。
不安になって行く。
だから、親にも言えず、職場にも言えず。
不安だと言う事を、あいつに話せる事が出来たらいいのに。
電話やメールじゃニュアンスが伝わらない。
会って、顔見て、ちゃんと話せたらいいのに。
でも、実際会ったら、きっとまた言えなくなるんだろう。
「それで、この辺だったら、買い物するにも便利だし・・・」
メッセは電話に変わり、電話しながらお互いに同じHPを見て話す。
「ここには、ベッドを置いたりしてさー」
あいつは、未来の私たちの部屋の間取りとか考える。
「気が早いよ」
「早くないよ、もう半年しかないんだよ」
そう、半年しかない。
半年もある、なんて、同棲の話が出た時は思っていたけど。
半年も、じゃないんだよね。
「8月位に、一度不動産屋を回ってみようよ」
「んー・・・8月って真夏だよねー。今日はものすごく寒いから、真夏の事なんて考えられない」
「あっという間だよ。りりかの実家にも行かなきゃいけないし、色々と忙しくてすぐだよ」
あいつが、気が早いわけじゃない。
私が、逃げようとしてるだけ。
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