あたろーの日記
DiaryINDEXpastwill


2006年09月27日(水) 100円、200円。

 旧暦8月6日。
 あちこちの部署で残業。深夜なのに、仕事メールのやり取りが続く職場(笑)。22時過ぎてるのに、メールを送った相手から即座に内線が掛かってくる(爆)。私のメールの書き方が悪かったせいなのですが。離れていてもみんな遅くまで残っているんだと思うと、心強いです(^^)

 今朝、チャリンコで出勤途中、ベンチに座っているホームレスのおばさんから、「ねえ、100円ちょうだい」と話しかけられた。たまたまiPodのイヤホンを外してたので声が聞こえたのですが、急いでいたので無視して5m位通り過ぎて、ふと思い直して戻り、リュックからお財布を取り出した。と、おばさん、「200円くれるかしら」と変更。「私昨日今日とパンひとつさえ食べてないの」。200円を渡すと、ひと言お礼を言って、ぷいと横を見てしまった。それもそうだ、向こうから別の人が来て通り過ぎていったのだもの。一瞬、え?と思ったけれど、確かに、見ず知らずの人からお金を貰っている姿を、たとえ見ず知らずの通行人にでも見られるのはあまりいい気分ではないだろう。でもそれ以前に、見ず知らずの私に、一か八か「100円ちょうだい」と声をかけざるをえないおばさんが気の毒だった。そういう境遇だから、ある程度は割り切って行動しているのかもしれないし、私が気の毒だなんて思うのも、相手にとっては余計なお世話なのかも知れないけれど。100円とか200円って、お財布に何万円も入っているときは、小銭じゃらじゃら、って感じに思えるけれど、ほんとうにお金がない時って、ものすごく大切に思える。私も昔はお財布に入っている100円玉1〜2枚を使って3日間どう生き延びようか、大根ならいろんな料理に使い回せるか、とか青ざめた顔で考えたことが何度もあったので、最初おばさんを無視しようと通り過ぎたとき、ふと、その時の自分が思い出されて、やるせなくなった。それで、戻った。
 そういう境遇にいない人は(自分も含めて)、ホームレスの人達の中には好きでやってる人もいるんだから、なんていう人もいるかも知れない。でも、他人がどういう事情でどういう苦労をしているか、なんて、周りから見ただけじゃ分かるはずがない。ともかく、世の中にはいろんな人や生き方や人生がある、ということしか言えない。。。
 朝からいろいろ考えさせられました。


2006年09月26日(火) 愛、少し。

 旧暦8月5日。
 今週はずっと深夜帰宅かなあ。
 会社が来月1日をもって合併するので、その関連の業務と半期決算が重なってるのでスパートかけてますが、終わらない(笑)。でもまあ、あんまりイライラしたり焦ったりしないように、笑顔で仕事していきたいです。今日は些細なことでちょっとかちんと来てしまった。で、それが他の人に伝播してしまった。あー反省。もっと精神的に余裕を持って仕事に臨みたい。
 
 職場でいつもコーヒーメーカーでコーヒーを淹れている。私と何人かで手の空いた人がやることになってます。で、時々ホットじゃなくてアイスコーヒーも作る。その時は、コーヒーポットに「This is ice coffee」と書いた付箋をぺた、と貼っている。昨日、私が書いて貼っているその付箋に、「愛、少し」と小さく書いて、「あいすこーしー」とふりがなふった人がいる。
 やられた。
 そんな風に書かれると、その付箋が濡れてもボロボロになっても、捨てることが出来ない。
 というわけで、コーヒーを飲みに来る人みんなが、「愛、少し」を毎日目にすることになる、当分。
 ・・・誰だか知らないけど(きっとあんまり追求しない方がいいんだ)、そういうことする人って、なんだか愛おしい。
 ・・・その人はおそらく、カフェで、「ご注文をおっしゃってください」と言われたら、ぼそっと、「愛、少し」って、言うんだろうな。っつうか、言ってみたいんだろうな。

ここんとこずっと風邪が治らなくてぐずぐずしている。PC画面ずっと見ているせいか、偏頭痛もすごい。身体が資本、ぐっすり寝よう。・・・なのに、今夜中1時過ぎ。目がランランと冴えて眠れません。とにかく布団に潜ってしまおう。


2006年09月24日(日) 読書の秋。

 旧暦8月3日。
 こんな気持ちの良い1日があるかと思うくらい清々しい空だった。
 夕方つっかけ履いて近所歩きながら、時々立ち止まっては空を見上げていた。すっきりした青い空に刷毛で掃いたような吹きさらしの雲が点々と。だんだん夕焼けになってきて、雲がオレンジ色に輝き始めて、綺麗で怪しくなってきて、それで一段と立ち止まる長さが増えて、なかなか自宅に帰り着かない。

 昨日久しぶりに神保町へ行った。
 ほんとに久しぶり。少なくとも2ヶ月は行ってなかったような気がする。平日は三省堂書店の開いている20時までに神保町に立ち寄ることはまず不可能で、休日も何やかやと予定が入っていたりして、ゆっくり神保町で足を止めることが出来なかったので、欲求不満にはなっていた。東京堂書店、小宮山書店、巌松堂、三省堂、古書モールなどを、ゆっくり回る。今回はこれと言って探している本もないので、気楽だ。探しているタイトルがあるというのは、その分野についてひどくどん欲になっているということだから、幸せな気分ではあるけれど、そういう探し物がなければないで、それもまた楽しい。どこにどうぶつかるか分からない面白さがあるので。
 昼前から結局夜20時くらいまでうろうろしてしまった。昼ご飯食べそびれて、まあいいか、と思っているウチに夜ご飯の時間になって。慌てて帰宅。だけど、ものすごおく満足した。神保町である程度の時間を過ごさないと、世の中から取り残されたような気がするのは、私だけではないだろう、と思う。
 買ったのは、古書では『折口信夫全集第15・16巻』(中央公論社)の2冊と、新刊書店で、『The Prophet』(Kahill Gibran)、『Frowers For Algernin』(Daniel Keyes)、と『本の雑誌』10月号、『週刊読書人』(9月25日号)。
 折口信夫は中公文庫のほうで民俗学関係を持っているのだけれど、こちらのシリーズでも欲しかったので、古書店で、ボロボロの函に入った2冊が、出してみるとピカピカ、しかも昭和42年の注文伝票が挟まれたままで、どうやら書棚に入れられたまま読まれずにいたのだろう、これが1冊500円なのだから、ありがたくないわけがない、嬉々としてレジに。しかも、昭和42年の版だから、当然、旧仮名遣い、これも嬉しい。旧仮名遣いをすらすら読めるわけではないけれど、私はどうも旧仮名遣いフェチのようだ。筆者の息遣いは書かれた当時の仮名遣いでないとなかなか伝わらないのではないかと考えるほう。。。
 職場で私に本についていろいろご教示下さる方が、先日朝日新聞の切り抜きをコピーしてくださった。大江健三郎がそこで、翻訳を読んで、特にしっかりと読みたいと思った本の原書を手に入れ、原書を真ん中に、両脇に辞書と翻訳を置いて読み終えたときの、全身運動をした後のような爽快感とその大切さについて書いている。なるほど、と思い、三省堂書店の洋書売り場に行くと、Kahill Gibranの『The Prophet』があった。邦訳では書店では目立たない、探すのもちょっと骨が折れるかも知れませんが、『預言者』(佐久間彪訳・至光社)という小さな手の平大の本になっています。この本は、宗教的なものを超えて、私の精神的な支えになっていて、いつもバッグに入っています。だから、元はアラビア語で書いたものを筆者が英語で書き直したこの本を、原書でじっくり味わってみたいという気持ちになった。原書も薄くて、英語力のない私にそう負担を感じさせない。
 と、有名な『アルジャーノンに花束を』の原書。しばらく邦訳を読んでないけれど、だいぶ前にひどく惹かれて何度も読み直した記憶がある。だから、大まかなストーリーは頭に入っているのだけれど、主人公のチャーリーの気持ちを、原書でじっくり追ってみたくなった。今日の午前中、しばらく読んでいたのですが、分からない単語とか言い回しどんどん出てくる。だけど、分からないのが苦にならないほど、やっぱり原書も面白い。なるほど、私には、邦訳をまず気に入って何度も読み返してから、原書を繙いてみる、というのが合っているのかも。大江健三郎氏と違って、辞書を引きながらということをしていないのですが、それはそれで、メリットもあるよな気がします。
 だけど、思うのは、今になって原書読もうとか張り切るんじゃなくて、もっともっと早いウチからそういうことをやっておけば良かったなあ!ということです。まあ、昔と違って今は、英語を制覇してやろう、なんて受験生みたいな張り切り方ではなくって、ずいぶんのんびりと、まあ話して通じればいいや、まあ読みたい物を楽しんで読めればいいや、程度のテンションなので、ずっと気楽なのですが。
 あ、で、先月買ったNHKのビジネス英語テキストとCD、マイペースで時々思い出したように聴いています。もう来月のテキストが発売されているのだけど、それは買わない。とうていついていけないもん、私の能力じゃ。じゃどうするのかというと、1ヶ月か2ヶ月おきのペースで買うことにしました。毎日のレッスンに必死についていくよりも、同じレッスンを繰り返ししつこくやっていくほうが実になるかなーと思いまして。邪道ですが。


2006年09月22日(金) 今週は。

 旧暦閏8月1日。
 出勤前に書いてます。
 今週はずっと深夜帰宅になってしまって(汗汗)、PC電源入れる間もなく寝ちゃってますんで、すみませんです。
 でも今日は金曜なので、あと1日、ガンバロウ。
 夜、ビール呑む時間あるといいなあ♪


2006年09月16日(土) のんびりゆっくりの連休。

 旧暦閏7月24日。
 3連休初日。なのですが、風邪で寝てました。とほほ。これはきっと、ゆっくり休みなさい、というサインなんだ、と、良い方向に考えることにした。最近ゆっくり本を読む時間が取れなかったので、少し欲求不満もあった。アウトプットのほうがインプットよりも多い生活を送っていると、なんだか疲労の溜まり方が酷い。インプットの方法は人それぞれだけれど、私の場合は活字を読むことから得るものが多いような気がする。読んだものをきちんと覚えていられる能力はないけれど、それと理解力は低いのだけれど、文章の行間にあるものを、なんとなく、自分で解釈するというか、自分の思考が読んでいる本によっていろいろ活性化されるというか、そういう状態なので、本を読まないでいると、凝り固まった考え方しかできなくなる。
 屁理屈書いてないで、ともかく、この連休は自宅でゆっくり休みながら、積ん読の本の中からいくつか読もう、と思います。
 のんびりと。


2006年09月15日(金) 久々!

 旧暦閏7月23日。
 久しぶりに定時退社。明るいウチに会社を出るのは罪悪感。悪の喜び。と言っても、今夜残業しなかった分は、来週確実に自分に跳ね返ってくる。。。仕事はどんどん溜まっていく(笑)
 まあ、明るく楽しく行きたいと思います。
 
 定時退社して向かった先は東京駅八重洲口。1日使い捨てタイプのコンタクトレンズを先週切らしてしまい、今日、やっとこさ買いに行きました。同じ方向に用事のある友達と一緒に。どうもありがとう。
 コンタクト買った後は久々に、銀座伊東屋。ここでポストイットとか、モールスキンのノートとか、ツバメ大学ノートの買いだめとか。文房具って大好きだ。子供の頃から文房具屋さんと本屋さんが大好きだった。大人になった今でもそれは変わらない。あ、そうそう、伊東屋の営業時間が変わって嬉しい。平日は曜日によっては20時までやっているのでびっくりした。前は19時までだったよなあ。金曜は20時までになった。嬉しいったらありゃしない。あ、曜日によっては19時の日もあるようですのでご注意。
 その後、APPLEストアに寄って、新しいiPodをべたべた触る。80G欲しいけど、買うとしたら来年だろうなあ。。。今の30G君をもっともっと可愛がってあげよう。と、不思議にもストアで新iPodを触ったら物欲がふっと失せ始めた。うん、今持っているiPod君と私はまだ蜜月なのである。
 次に教文堂書店に寄る。網野善彦、谷崎潤一郎などを買う。今興味あるのは、中世の放浪者。どんどんイマジネーションが広がっていく。網野中世史学にやっとどっぷり浸かりたい気分の自分。
 最後に、自宅近くの居酒屋で静かに呑む。金曜なのに、お客は他にいない(笑)お店の人に、あんきもは好き?と訊かれるが、以前、見事に当たって、夜中に胃痙攣、腹痛、下痢、嘔吐に苦しみ、救急車呼ぶ寸前までいったのでそれ以来苦手。好物だったらきっと美味しいあんきも出してくれたに違いない。残念。
 居酒屋で買って来た本めくりながら、久々至福の時。お店のご主人夫婦に、身体が大切だから、とアドバイスもらう。
 明日から連休。風邪、完全に治したいです。


2006年09月14日(木)

 旧暦閏7月22日。
 いやあ、とうとう、風邪を引いちまいました。
 くしゃみが止まらないなあと思っていたら、午後から頭痛。なんだけど締め切りぎりぎりの提出物あり、残業になってしまった。
 でも、明日は定時退社して、コンタクトレンズを買いに行き、そのまま早め帰宅後、自宅近くで静かに呑みたいです。
 ただただそれだけを夢見て、最近ぐっと我慢して赤提灯の前を素通りし続けた近所の居酒屋でうきうきと呑む己の姿を想像して、明日は頑張ろうと思います。
 というわけで、今夜中に風邪を治したく。
 オヤスミナサイ。


2006年09月13日(水) iPod新しいの出ちゃった。。。

 旧暦閏7月21日。
 新しいiPodは80Gもある。欲しいなあ。今使ってるiPod、30Gなんですけど残りが1G切ってしまっている。かといって、新しいのを買って古いのを手放すことはしたくないし、古いのも一緒に使っていきたい。でも、両方とも可愛がってあげられるかしら。・・・それよりまず、4万円以上を携帯音楽プレーヤーに使うことにも抵抗がある。うーん、どうしよう。と悩みつつ、ちょびっとずつiPod貯金始めよう。

 帰りの地下鉄で、座席に座っていたら、目の前に立ったおじさんが、つり革の上のパイプにつかまっていきなり懸垂を始めた。動物園のオラウータンが檻から逃げ出して来たかのような光景だった。。。
 
 先日、巣鴨の商店街を歩いていて、はずれの酒屋の店先に、「子供ビール」というのが売られているのを見た。120円。急いでいたので立ち止まらなかったけど、あれから気になって仕方がない。ネットで検索したけれど、どうもそれと同じ商品の画像がない。似たようなのはあるのね。知らなかったな。もういちどその店の前通ったら、もうちょっとよく観察します。
 
 涼しいを通り越して、今夜は寒いですね。
 くしゃみが沢山出る。暖かくして寝よう。


2006年09月12日(火) 秋だ秋だ。秋になると元気になる私。

 旧暦閏7月20日。
 一気に涼しくなりましたね。日曜なんて30度以上あったのに。
 仕事帰りに近所の銭湯に寄って、今夜は漢方湯にぐーっと浸かり、ぽかぽかして帰宅。この前まで蝉の声だったのに、今はすっかり虫の声。雨でも頑張って鳴いてる。
 そういえば、近所をよくうろついてたでかいカエル君、この夏とうとう見かけなかった。たしか梅雨に何度か見たんだけどなあ。・・・とうとう、事故にあってしまったんだろうか。

 今読んでいるのは、『境界の発生』(赤坂憲雄著・講談社学術文庫)。境界とか異人、マレ人、そのあたりについて調べてます。手持ちの本で関係するものを片っ端から読んで情報整理して、久しぶりに図書館通いしたいな、と思う今日この頃。
 
 あと、今年もやはり尾瀬に行きたくなってきました。
 忙しいのでやめよう、と封印していた気持ちが、昨日から尾瀬にぶっ飛んでしまった。。。行きたいなあ。
 と、今まだ迷い中ですが、カレンダーとにらめっこします、しばらく。


2006年09月11日(月) もう秋。

 旧暦閏7月19日。 
 小唄の会などがあって目まぐるしい土日が終わって、再び焦りまくりの平日。しかし、あまり愚痴は言うまい、と思う。この前ちょっと愚痴を書いたり、友達の前でぼそぼそと喋ってたりしてたけど。
 そうこうしているうちにもう秋らしくなってきた。昼間はまだ暑いけど、秋の匂いを嗅ごうと思えばあちらこちらに。
 秋になると、本をバカ読み(ひたすら読む、とことん読む)したくなるし、書きかけの小説とじっくり取り組む時間も欲しい。平日忙しいとなおのこと、限られた時間を有意義に使わなければ、という意識が高まる。と、偉そうに書いていながら、あっという間に過ぎる時にあたふたして毎日反省しつつ眠りにつく。。。
 こうして終わっていく毎日。自分っていったい成長してるのかなあ。。。


2006年09月07日(木) ちょっとだけ愚痴〜。

 旧暦閏7月15日。
 今日も深夜残業。明日働けば休みだと思いたいのだけど、土日は土日で予定が詰まっていると思うと、疲れが溜まるいっぽう。。。かも。自宅には眠るのと着替えるのに帰ってきてる状態です(うわー)。
 夏休み、まだ取ってない。9月に数日続けて取りたいなあと思っていたんだけど、やっぱダメだぁ。帰省する気力ももう無し。でも2日位休んで、どこか温泉にでも行きたいなあ。まじで行きたい。ぼけーっとしていたい。
 仕事量は増えるいっぽう。なのに、自分の能力は元々のまま。隣の部の女性と、毎日あぷあぷ言いながら片づけているんだけど、2人とも溺れている(笑)。
 だけど、会社が合併前で、忙しいのは自分だけじゃないし。上司や周りの人が、仕事溢れさせている私たちを見て、なんとか軽減できないかと考えてくれているし(気を遣わせて悪いなあ・・・)。なにより、職場の人達と毎日楽しく仕事できているんだから、こんな幸せなことはないよね。今の仕事、嫌ではないし、活気がある職場だし、あと、合併ってものの大変さを経験するのも自分のために勉強になるし、ともかく、まだ働いていたいので、仕事を楽しむ工夫を自分の気持ちの中に見いだしていこう、と思ってます。
 自分に毎日起こることは、全て自分のために何かしら学ぶべきものを含んでいるんだと思うので、どういう状況でも、自分に投げかけられる情報やメッセージをちゃんとキャッチしながら、わくわくしながらやっていきたいなあ、と思います。
 そういうわけで、最初は愚痴愚痴だったんですけど、書いているうちに頑張るぞーという気になった本日の日記。
 3連休ももうすぐですしね♪


2006年09月06日(水) 1日1日と秋になって。

 旧暦閏7月14日。
 時々、見ず知らずの人から話しかけられて、それがあまりにもタイミングが良くて、そのお陰で心がほっと救われる、ということがある。どうやら基本的に相手に警戒心を与えない顔、或いは話しかけやすい顔らしく、道を歩いてたりスーパーなどで、いきなり声を掛けられることがある。それも天気のこととか世間の出来事とか、他愛ない話。道を訊かれたりも。それが、不思議と、そういう風に話しかけられる時って、私がたいていひどく落ち込んじゃったりしてるときで、自分が世の中から分離してしまっているように感じているタイミングなので、「今日は涼しかったわねえ」なんてささやかな陽気の話題をいきなりふっかけられると、ひょいっと、温かい輪の中に引き戻されたようで、なんだかじーんと来る。
「もう1日1日と秋になっていくわねえ」
と、そのおばさんは私の横を歩きながら、まるでご近所さんに言うように柔らかく笑って、角を曲がる前に「じゃあおやすみなさい」と、軽く頭を下げて行った。
 1日の締めくくりに、誰とも言葉を交わさずに終わっていくのは結構辛い。誰かとのちょっとした会話で、自分もどこかにちゃんと繋がっているんだな、と実感できるから不思議だ。


2006年09月05日(火) 楽しくやろう。。。。とりあえず寝よう。

 旧暦閏7月13日。
 今日も午前様、と言っても、呑んでたわけじゃあないです。しばらく、最低2ヶ月くらいは、残業でこんな感じになりそうです。。でも、忙しいのは私だけじゃないので、楽しく頑張ろうと思います。
 では、もう寝ます〜。


2006年09月04日(月) ほぼ日手帳だ。

 旧暦閏7月12日。
 昨日はかっこつけたこと書いてしまったので今日はなんだか恥ずかしくて穴があったら入りたく。。
 ええと、ちょくちょくチェックしているほぼ日刊イトイ新聞(9月5日の3〜5時はサーバーメンテナンスで見れないそうです)に、とうとう、2007年度のほぼ日手帳の詳細が掲載され始めました。気が早いようですが、待ちに待ってました!私は今年から使ってるのですが、これがかなり使いやすい手帳なんです。なんだかうねうねといろんなこと書き連ねたくなってしまう、ぺたぺたと貼り付けたくなってしまう、使いでのある手帳であります。来年もほぼ日手帳にしようっと!と、ネットで注文受付始まるのを楽しみにしてます。今年はロフトのほうが早く販売始まってるようで。見に行きたいけど、そんなヒマ無い&行ったら買ってしまいそう、となると、もしかしたらネット販売だとおまけが付いてくるかも知れないらしいので(去年はロフトで買いました)、もうちょっとの我慢なのです。
 あっと、ほぼ日コンテンツで一番お気に入りなのは、「気まぐれカメら」です。時々チェックしては癒されてます。
 では、怒濤の一週間の始まり始まり。とりあえず、おやすみなさい。
 


2006年09月03日(日) たわごと?

 旧暦閏7月11日。
 7月の日記に書いた、昔々の彼氏の話。
 あれから葉書を出してみたけれど、音沙汰は無し。日本にいるのかいないのか。葉書が届いてないのか。もしくは受け取っても返事を出す気がないのか。そこまでは私にも分からない。だけど、なんだかとってもすっきりした。不思議なことに、夢もきっぱり見なくなった。過去の恋愛は過去のもの。思い出として、自分を成長させてくれたものとして、無理に消し去る必要はないけれど、いつまでも引き摺って、自分の行動を制限するほどのものでもない。過去があるから今の自分がいる。過去を肯定的に見ることで、自分が好きになれるし、この先も楽しんでいけそうだ。
 よく、職場の人に、私の男性の好みを訊かれるのですが(よっぽどみんな心配してくれてるんです・・)、うーん、とその場で考え込んでしまって、後で考えると、ほんとうはそうじゃないかも、って答えを言っているような気がする(笑)行動力があるとか、同じ趣味がいいとか、一緒にジョギングやサイクリングできたりとか、呑みに行って語り合ったりとか、読書好きとか、そういうのも大事だけど、きっとそれらは二次的なものなんだと思う。ほんとうは、一緒にいて一番安心できる人、が、理想なんだと思う。自分の一番の理解者でいてくれる人。互いに深く理解しあえる人。当たり前だけど、経済力とか学歴とか地位とか、持ち物とか容姿とか、そういうのってまったく関係ない。と言うと、それらもその人の努力や歴史を著しているんだから、否定するものではないよ、と言う人もいるのだけれど、それはそれで認めるとして、だけど、それらが一緒にいて心が安まる要素だとは思えないから、私にはあんまり関係ない。
 理解しあえる、というのは、おそらく、心の深いところで、体験を共有できる、ということなんだと思う。表面だけで頷くのではなく、互いの体験をそれぞれ自分のこととして受け入れることが出来る関係。互いの存在と考え方に、全面的に信頼を寄せ合うことができる関係。一緒にいて最も穏やかになれる相手。
 自分のフィルターが濁っていたら、そういう人がいても見逃してしまいそうな気がします。
 ・・・理想論だよ、と言われそうですが、心から安心できる人とでなければ、一緒にいてもいつかは辛くなるんだと思います、私は。そういう人と出会えなければ、ずっと1人でいても仕方ないかなあ、っていう気がします。


2006年09月02日(土) 空を見上げる。

 旧暦閏7月10日。
 昼間は小唄のお稽古に出掛けた。
 夜、自宅でビール呑みながら、友人に借りた『タイガー&ドラゴン』のDVDを見る。連ドラだけど回を追っても面白さのレベルが変わらないのが凄いなあ。竜二の部屋はチビTの狭い部屋の押し入れをこれまた間借りしてるってのに大笑いした。すでに放映が終わったドラマではあるけれど、最終回に近づくのが嫌だなあ。
 そのあと、ヤフーのオンラインシアターで、『シングルズ』という映画を見る。コメディタッチのラブストーリーで、こちらも笑う。笑ってちょっとじーんときて、すっきりした。主人公の1人、ブリジット・フォンダが恋人の好みに合わせようと豊胸手術を受けようとする、その美容外科医の先生役、ビル・ブルマンが良かった。素敵だったのだけど、ちょい役だったのが残念。あの先生にも素敵な恋あれ!と映画を見ながら期待したのだけど。と、映画の中で大好きなバンドTheCultの『She Sells Sanctuary』という曲が使われていた。懐かしい。・・・時代を感じる。
 今日は、小唄のお稽古とDVDや映画を見る以外の時間、聴いていたのは平井堅と徳永英明。朝晩秋の気配になってくると、ミディアムテンポの男性ボーカルにほっとする。小唄のお稽古の行き帰り、徳永英明を聴きながらチャリンコをゆーっくり漕ぎ、時々空を見上げていた。雲が高くて、秋だなあもう、って思った。透き通った彼の歌声と一緒に、チャリンコごと、ETみたいに空に吸い込まれていくような気分になった。
 帰宅して玄関のドアを開けると同時に、友達からのメールが携帯に届いた。ただただ、今日の雲が素敵だったからメールくれたのだそうだ。ああ、おんなじこと考えてる人がここにもいたんだー、と、面白くて楽しい気持ちになった。
 どんなに毎日どたばたしてたって、時々空を見上げる。人間の基本的な本能だ、きっと。
 


2006年09月01日(金) 温かい。

 閏7月9日。
 今日はちょっとどきんとしたことがあった。
 嬉しかった。温かさを感じた。ふうん、って思った。
 この気持ちを大切にしよう。
 
 久しぶりに日付が替わる前に帰宅。21時近くまで残魚していたけれど、さすがに疲れちゃって、いつもの元気が出ない。連日同じく深夜残魚の上司もそばの席でぐったりして、「体調が悪い」。お先に失礼します、と帰ってきた。秋に会社が合併を控えているので、月次決算に加えてやることがどんどん出てくる。昨夜はいつも一緒に残業している隣の部署の女性が、過労の余り壊れかけていた(笑)。6月に入ったばかりなのに、こんなに残業三昧で、とんでもない会社に来ちゃったなあって思ってるだろうなあ。なんだか申し訳ない。
 だけど、仕事、嫌だってわけじゃない。結構楽しい。毎日ドタバタ騒ぎの職場だけど、いろんな人がいて、面倒な仕事も多いけど、それはそれでなんだか楽しい。しんどいことも多いけど、愚痴るのは好きじゃない。仕事を通して、毎日何かしら少しずつ学んでいる自分が好きだ。
 でも今日は珍しく週末なのにお酒呑む気力もなく、とろとろと電車に揺られて帰ってきた。朝雨が降っていて自転車で出勤できなかったのに、帰りは雨があがっているのは少しいじわるじゃありませんか。

 本好きの友達の影響で、私もばくばくと本を読みたくなった。いつもカバンには読みかけの本が入っていて、ちょこっとした時間に読んではいるのだけど、むさぼるように長時間じっくり読みたいなあ。
 
 


あたろー |HomePage