日記 -戻り日- - 2005年02月26日(土) バイト先の印刷会社は山田洋次の世界で、つまり、『義理・人情』的な色合いが濃いのだ。 それが、いいのか悪いのかともかく、今までの私には無かった世界で、なかなかに刺激的で面白いのです。 平均年齢も超高くて、オジサン達が作業着を着て必死で働いた後に、「ちょっくらいきつけの店で一杯ひっかけて帰ります。」みたいな、映画の中でしか知らなかった世界がここにある。 だいたいこれまでの人生、オジサン的な人との関わりはほとんどなかった。 し、『オジサン』の年代の人を尊敬したこともなかった。 あ、もちろん、司馬遼太郎とか村上龍とか、会ったことのない作家なんかは別だけどね。尊敬して止みません。 学生時代には確かに、オジサンの年齢の先生もいたけど、なついたり、個人的に話をしたりしたこともなかったし。 どっちかって言うと、"自分と関係の無い生き物"、"話しても通じない頭の凝り固まった生き物"、みたいに思ってたんだと思う。 まぁ、興味が無かったんだな。何を話したらいいかも分からないし。 それが、知ってしまったんです。 面白い、尊敬すべき『オジサン』がいるってことを。 ・ずっと楽しんで仕事を続けてきている ・自分の考えが本当に正しいのか検証する目を持っている ・人の考えを受け入れる ・安易に人を批判する前に、仕組みに問題があるのでは?と考える ・面白い話に敏感である ・好きな物を持っている ・お酒を愛する ・仲間を愛する ・そして何よりも、奥さん、家族を愛する 最高に素敵じゃないか。 こんなオジサンがたくさん居てくれたら素敵な世の中なのにな。 私もヘンな心配事に悩まされずに、自分の子供が欲しいと思えるのにな。 何にしても、この人見知りの私が、そんなに喋ったことのなかったオジサンと呑み語らって、子供に戻ったように無邪気になれたのでした。 それってすごいことだ。 ... 日記 -観た日- - 2005年02月21日(月) 昨日R-1決勝観ました。 中山功太とネゴシックスが面白かったです。 相変わらず友近も大好きだけど、もうお笑いの範疇で括るのは無理があるんでないかい? 友近が作った芝居を観てみたいなと思ったのでした。 優勝はほっしゃん。でしたが、結果発表の瞬間の『ほっしゃん。崩れ泣き』に呼応して、やはり、やーはーり、もらい泣きしてしまったのでした。 ひとつの計算も無い(たぶん)涙には弱いのです、Here we go! 土曜にはやっとこさビデオで、「69」を観ました。 面白かったです。(←出だしと一緒だな) でも、原作を読んでない人でも100%話が解ったのだろうか? なんとなく、流れよりも、部分部分が素敵な映画だなと思ったのでした。 ついでに、原作を読んでいない人、龍の言葉を聞いてみ。痛く響くから。 あと、日曜に観た「ラブドガン」は、・・・期待外れでした、とだけ書かせていただきます。 あ、もちろん宮崎あおいは最高にかわいかったけどね。 それにしても最近の少女女優達の素敵さには正直まいっています。 ドキュンです。(←キモい) こないだの、日本アカデミー賞で長澤まさみの可憐さにやられてしまいました。 彼女の、ぎこちないけど嘘のない真直ぐな様子が、真っ赤な口紅と、髪を飾った同じく真っ赤な花びらとあいまって、鮮烈に焼き付いたのでした。 宮崎あおいにぞっこんで気にも止めていませんでしたが、『Invitation』の2004年4月号を引っ張り出してきて、改めて長澤まさみの言葉を読み返してみたりしたのでした。 素敵な子だ。 セカチューも観ちゃったりしてみよっかなー。 いや、その前にまずロボコンだ、Here we go!!!!! ... 日記 -読み日- - 2005年02月13日(日) 旦那坊主(最近もう坊主ではないけど)が組んでいる 遠距離バンドの練習が東京で行われるということで、 私も付いて行きました。 夜行バスに乗って。 とにかくよく漫画を読んだ旅でした。 いやぁ漫画サイコーッ!!!! ってそんなん大阪でも充分できることやね。 2泊3日で12時間以上読んでたからね。 でもすごく充実してたね。 いやいや浦沢直樹はゴイスーな人です。 あ、もちろん友達や、あまり喋ったことのなかった 後輩なんかとコミュニケーションを取れたって ことも充実の大きな要因なのだけどね。 なんにしても、自分がどれだけ漫画が好きかを 再確認したのでした。 漫画を読んでる時の集中力が半端じゃない! あ〜面白い漫画をいっぱい読みたくなってきた〜 誰か何かどこかそこか?貸してくり〜 ... 知る - 2005年02月08日(火) 今日は、自分がいかに生き抜いていくのに 必要な情報を持っていないかを痛感した日 だった。 でも、これから知っていきたいと思えたの だから良かったのだ。ろう、と思う。たぶん。 私は無力なのだから、これからも、間違っても 「誰かを助けたい」とか 「正しい方向に向かわせたい」とか 傲慢なことを考えないよう肝に命じて 暮らしてゆこうと思う。 ただ、自分が関わりたいと思う人、 自分と関わりたいと思ってくれる人に 興味を持っていますという気持ちが 伝わるようにやっていきたい。 世界を知りたいと思った今日を忘れないように 書き留める。 まぁ、日記的なものに書くことじゃないね。 ごめん。 ... 宣誓 - 2005年02月01日(火) ハニムニ奮闘記の続きが草稿に入っていたのだけど、 消した。 だって長過ぎて疲れるんだもん。 また、いつか書き足します(覚えていれば・・・)。 この何ヶ月かは信じられないような忙しい日々で、 気持ちがアップダウンしていて、本当にいろんな ことを考えて、今見ているものが、以前見えていた 景色と違うって言ったら大袈裟か? でもそのくらい視界が冴え渡っていて、 見ている方向がブレない。 リアルタイムで書き残したかったことどもは ちょこちょこあったのだけど、とりあえず 今は振り向かずに行こうと思う。 話は変わって、最近またずーっと村上龍を読んでいる。 言葉がいちいち沁みてくる。 これまでのしょぼいしょぼい自分のことはともかく、 っていうか、もうそんなものはどうでもいい。 とにかく、この先進んで行くために指針とするものは 間違っていないって感じる。 そう信じたい。 いつ死んでも、「やりきったしな」と思えるように したい。 あ、私はすぐに体調悪くなるけど、生命力に 溢れている方なのでご心配なく。 "自分の作品を知らない誰かに観てもらう" それは、まさに今の希望だ。 ...
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