この篭にいれられてどれだけの時間がどれだけの月日が経ったんだろう分離したあたしの中理性なんてカケラもなくなってしまえばいっそラクになれるだろうに作り物の淡い色合いと白い服を着た人達消毒液とそれ以外の特有のニオイ癒しを目指してどんなに作り込もうとそれは偽物にすぎないのに何もかも捨てて我が身も捨てる筈だったのに久しぶりに触れたデジタルの世界は何も変わらずここにあった