けっこんぴあ　首都圏版　初夏号

単純に結婚式カタログ
あるいは
男子洗脳本

「どれがいいと思う」と聞かれて
「どれでもいいよ」
と言って
微笑むのはタブー
新婦はそれを
責任放棄とみなすゆえ
少しは悩む、フリをするのがマナー

さながら
遠足のしおり
バナナがおやつであろうとも
エンゲージメントリングは
マリッジリングに含まれません
別枠にて願います

「結婚までのやることリスト」に
「1〜3ヶ月前、
パスポート・ビザを申請する」
ってもちろんハネムーンは海外と
暗に言いたいご様子

人を撹乱させる術を心得ている。
情報量が多すぎる。

読んでいて
腕が震えた
重すぎます
推定1,5キロ
それでも同枠雑誌ゼクシィよりは軽量
ゼクシィは持って帰れません

結婚式をご予定の人、
差し上げます
取りに来てください
重いので。

定価￥５００

「プレジデント」2002.4.29号

この雑誌が創刊40周年とは、
存じ上げませんで
でも一度も手に取ったことがなかった
遠いところにいたんだね。

命名。
座右の銘辞典
あるいは
福耳図鑑

アサヒビールの会長と
セコム創業者の
得に際立つ耳たぶは必見。
みんな今日から
ひっそり耳たぶをもみだすかもしれない

「プレジデント言行録」に
経営者インタビューでの座右の銘、
さらに「不屈の経営者名言集」
あなたもお気に入りの名言を見つけて
シビアな経済状況を切りぬけて
自己改革をしよう！
ライバルは自分！
いつかはきっと経営者

−勝手な想像読者層−

ワイシャツはイニシャル入りだけど
コーディネートは糟糠の妻セレクト
お父さんの枕は臭いと娘に言われても、
俺は外で7人の敵と戦っているんだ
座右の銘は
「敵に負けるまえに、自分に勝て」
「逆風はチャンスだ」
仕事がきついのに麻痺してきても
週末がゴルフで、平日より起床時間が早くても、
仕事人間といわれないためにも
遊ばなくちゃいけないんだ
肝硬変という言葉に敏感な、
実はちょっぴり小心者のパパなのです

「逆風はチャンスである」
という逆説を座右の銘にしてみたとき、
黒澤明の「羅生門」での台詞
「真実とは
その人が真実と思いたいものにすぎない、
のではないか」
そんな言葉を思い出してみたり
そして私も格言風に〆てみたり

定価￥550

読んだことのない雑誌、
第1冊めは、
東京カレンダー5月号/2002
「遊びたい大人の厳選情緒紙」

表紙を飾るのは、
水野真紀と竹中直人で
ターゲットは
（自称）味ある男と知的な女なのか。

P014の東京ブランニューカレンダーは
物欲をそそる。
毎日いろんなものが新発売！
4月7日は銀座でロレックス。
翌日8日はコンビニでとんがりコーン。
ポッシュで庶民的なアナタへ。

P097〜の
7DAYS×SPRING STYLE は
ONとOFFで行こうぜ！みたいな。
（おしゃれも仕事も忘れない）
大人の男の豊かな休日･･･
ソファーでワイン、あるいはテニス
（たとえそれが屋上で壁打ちでも）
写真じゃただのビーチサンダルに見えても
BALLYのサンダルは￥25,000

P140〜の
TOKYO BUSINESS STYLE は
ONのみのスタイル。しかし
P143の英字新聞はどうなのか。
直接的なイメージすぎはしまいか。
パーティースタイルがあるのも
東京カレンダー流？
（おとなの男と女の夜は、
フォーマルなパーティー。結婚式の2次会？
TVで見た叶美香のお友達って、こんな感じだった）

P150にピックアップされた人たちが、
東京スタイル流セレクトという感じなのでしょう。
例）緒川たまき、原田芳雄、永瀬正敏、田口トモロヲ、塚本晋也・・・
ツウそうで、でもみんな好き？
深夜番組狙って、でもPM10:00放送？
でも麻生久美子はかわいい。

−勝手な想像読者層−

都内在住30代男性、
細身のスーツにカラーシャツ、
カバンはPOTERコレクター、
場合によりナイロンリュック、
新しいものが好きでちょっとミーハ−、
「男の隠れ家」読んでる人より単純で、
ミーハ−ゆえに近寄り易い
（「男の〜」より定価も安いしね）
週末はTUTAYAへ
今は賃貸でも
そろそろ都内に眺めのイイ部屋（希望）の購入を考えていて
そしたら週末はしばらく家具めぐりだな〜なんて、
青山あたりに隠れ家的コジャレたレストランを
2,3件持ちたいと思っているビジネスマン
（サラリーマンと呼ばないで）


定価￥480