琥珀色の時
DiaryINDEX|past|will
2005年06月27日(月) |
トマス・ハリス「レッドドラゴン」 |
ついに読んでしまったよ、レクター博士。 映画版「羊たちの沈黙」「ハンニバル」を見たせい、特に最近見たのは「ハンニバル」 こわいよぅリドリー監督、あそこまで描くとは!! 飛行機に乗ったときは隣のおじさんに気をつけようと心から思った(笑)
最後の一作、映画版「レッドドラゴン」を見る前に原作を読まずにいられるかと、アタック。 これってあまりレクター博士の出番はないけれど、不気味さはこちらが先入観を持っているので一段とupです。
元FBIアカデミー教官のグレアムの観察力のすごさはミステリーとして当たり前だけれど、一歩一歩解答を見つけるのは、読んでいて気持ちがいい。 さらに彼の人柄、とくに奥さんとの会話がとてもセクシーで(でもほのぼのしている)こんな気の利いた電話してみたいぞ(笑)
犯人はもう判っているのだが、その犯人の育ち方がとても異様で、家族のありようがとても怖い。 こんな育ち方をしたら、みんな犯罪人てことはないけれど、社会悪が罪人を作るのは間違いなさそう。
ラストは一転するようになっているけれど、それが残りページの厚さで判ってしまったのは苦笑。 犯人とらえるのも命がけって、警察もFBIも大変だ。
今度は「ハンニバル」原作に挑戦。 映画「レッドドラゴン」も楽しみだね。 その前に「赤き竜」の絵を探そう…
|