日曜日の講習会の話から。
英語やその他ヨーロッパ言語はコンピューターで簡単に点訳できるので、“点訳者”というものはほとんど必要ないらしい。アルファベットをそれに対応する点字に置き換え、単語ごとに空白を入れればできあがり。なんとシンプルな。
一方、単語ごとの区切れがない日本語は、今のところどうしても人の手が必要となる。韓国語、中国語、アラビア語なども同様。先生曰く「みなさん、楽しい言葉の国に生まれて良かったですね!」。そう言われると、そうかなーなんて思ったりして。
外国語の学習と同じで、今まで記号の羅列にしか見えなかったものが、言葉・文章として読めるようになるのは楽しい。「誰かのため」というより、明らかに自分の楽しみのためにやっているので、「ボランティア」というのはやや後ろめたい気もするけれど。
でも全く相手がいなかったら、もちろんこんなことやってないだろう。誰かが必要としていると思うから、続けているわけで。人間の原動力って、他者に喜んでもらうことなのかもしれない。なあんて。