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■ 火原っちvs土浦くんss4 《タイトルはまだ未定》
う〜ん、まだまだネオロマライブの余韻が(笑) 森田さんの着ボイスのために携帯換えようかとか計画中。
そしてライブの興奮そのままの勢いでss最後まで書きました! ただ、UPはこれまで通りゆっくりですけど・・・ だってタイトルが思いつかなくて(苦笑)
↓↓↓↓↓ 第4回 ↓↓↓↓↓
ばたんっ!!
俺は夢中で走っているうちに無意識に音楽室の方に来てしまったようで、目の前の開いていた練習室に飛び込むと、入り口のドアを閉めた。
はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・ はぁぁ〜・・・情けない・・・
しばらくは呼吸を整えるだけで精一杯でそのままドアにもたれて立っていたけど、自分がさっき取ってしまった行動を思いだしてずるずるとその場に座りこむ。
(俺ってば、何してるんだろ。あんな逃げるようなことして・・・ 別に土浦が香穂ちゃんと居たからって俺が逃げる事なかったんだよね。 情けないよなぁホント・・・)
そうだよ、普通に香穂ちゃんのところに行って土浦とも話せばよかっただけなのに。 ただ、土浦に対して疑惑を持っていたから俺には後ろめたい気持ちがあって、当の本人といきなり会ってどういう顔していいのか分からなかったんだ。 本当にそれだけのこと。
いや・・・違うだろ。 自分の心に問い質す声がする。
確かに俺は土浦の香穂ちゃんに対する気持ちを疑っていた。 だからこそ決定的なシーンを見てしまった気がしたから2人を教室で見たときに動揺してしまったんじゃないのか?
香穂ちゃんを取られるって──────
朝から考えていた自分の不安の実態が、はっきりとした形になって分かった瞬間だった。 (そっか、俺、土浦に香穂ちゃんを取られるって感じたんだ) 最低だ、俺。 土浦を疑うこともだけど、香穂ちゃんを信用してないってことじゃん。
実はコンクールに出場したみんなも香穂ちゃんに好感を持ってるって知ってる。 だからコンクールが終わって勇気を出して彼女に告白したときに受け入れてもらってすごく嬉しかった。 でも嬉しい反面、俺は彼女に相応しいのか自信がなかった・・・ 柚木だったらもっと優しくて頼りになるだろうし、月森くんだったら彼女のヴァイオリンをもっと輝かせるだろう。志水くんだったら?土浦だったら。 そう思うと柄にもなく眠れない夜だってあったんだ。 それでも翌朝になると香穂ちゃんがいつもの笑顔で待っていてくれたし、2人でいるときが楽しすぎて考えないようにしてただけなんだ。
香穂ちゃんは、本当に俺でよかったんだろうかってことを。
↑↑↑↑↑ To be continued ↑↑↑↑↑
2004年08月10日(火)
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