散歩主義

2008年04月14日(月) 因州和紙のこと

「街函」をあすから少しずつ送付を開始します。
さて、ガイドページでカヴァーに使った和紙は「越前和紙」と書きましたが
「因州和紙」の誤りでした。
越前にしてはずいぶんコシがあり、しっかりとしていて随分素朴だなあとおもっていたのですが、紙屋さんで詳しいお話をうかがったところ「因州和紙」とのことでした。

「因州」すなわち因幡の国、現在の鳥取県の西部です。
神話にも登場するお国柄。古代日本文化の中心地のひとつでしょう。

有名な越前和紙や石州和紙(こちらは島根県津和野)も優れた和紙ですが、より素朴なのは「因州和紙」のように感じています。
こうして本のカヴァーにつかえるほど強く、粉砕された繊維がそのまま漉き込まれている味わいがあります。

本が届く皆様、正倉院の書物にも記載されているほどの伝統を誇る「因州和紙」を味わってくださいませ。


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