「街函」をあすから少しずつ送付を開始します。 さて、ガイドページでカヴァーに使った和紙は「越前和紙」と書きましたが 「因州和紙」の誤りでした。 越前にしてはずいぶんコシがあり、しっかりとしていて随分素朴だなあとおもっていたのですが、紙屋さんで詳しいお話をうかがったところ「因州和紙」とのことでした。
「因州」すなわち因幡の国、現在の鳥取県の西部です。 神話にも登場するお国柄。古代日本文化の中心地のひとつでしょう。
有名な越前和紙や石州和紙(こちらは島根県津和野)も優れた和紙ですが、より素朴なのは「因州和紙」のように感じています。 こうして本のカヴァーにつかえるほど強く、粉砕された繊維がそのまま漉き込まれている味わいがあります。
本が届く皆様、正倉院の書物にも記載されているほどの伝統を誇る「因州和紙」を味わってくださいませ。
|