身近に病気の人がいると、健康のこと、命のこと、暮らしのことを常に考えるようになる。 その意味において、ぼくは感謝しなければならない。 そのおかげで現在、まがりなりにも健康な自分がいるからである。
リクエストが入り、今日から早朝の「珈琲配達」が復活した。 病院へ家で淹れた珈琲を届ける。ちょうど朝食前に着くように、魔法瓶を鞄に入れて自転車で走る。
病院の前は素晴らしい欅並木に覆われている道路である。 病室へ行きマグカップに珈琲を注ぎながら、その緑を味わうことができる。
それこそ「おかげさま」なのだ。 早朝の京都。初秋の街の空気。鮮烈な緑。 そんな「いま」「ここ」を味わうことができるのだから。
明日も走ります。
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