2007年09月06日(木) |
どうしようもなくなったら |
今月から時間の使い方にキレと集中をさらに要求される。
生活のほうで、さらに病人に対してのケアが深刻になるであろうことがはっきりしたからだ。
書くことについては、メルマガの記事と小説もそうだし、さらに加えてもう一つの連載も始まろうとしていて、さらに詩も書こうとしている。
家人から、もしケアのこととか日常に支障を来すほどに原稿書きやネットに埋没するなら全部止めてもらう、とはっきり宣言された。
もちろん、そちらが最優先事項だから、それらが万全であってはじめてモノカキも成立するのだ。
やれるかやれないか…。いや「やらねばならない」のだ。
今週は検査結果をめぐるそんな話し合いで、書くことへの緊張感が切れてしまった。
昨日の時点で、どうしようもなくなっていた。 書くモノが何もなかった。本当に空っぽになった。 今までなら、少し待てばすぐに書くことが姿を現したけれど、今回は、絶対にこないぞ、という気持が確信にちかくあった。
メルマガは休載。と、少し頭を掠めたのだけれど、諦めずに集中した。 どうしようもなくなってから、初めて考えはじめたようなものである。 勢いと雰囲気だけでは限界がある。考えないと前に進めない。
どうしようもなくなったら…。 心の中に錘を垂らして、覗き込む。 自分の精神の風景はどうか。そこから何が書けるか。
風景は夜だった。
心にひっかかっている夜の絵のリトグラフを探し出してみつめた。「ナイト・ホークス」という絵である。 物語が浮かび上がった。
心にひっかかっている音楽を聴いた。物語が始まりかけている。
休みなく書き続けていきたい。 そうしないと不安で仕方がない。
二度と書けなくなる気がして。
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