朝から激しい雨が降り、一日雨音に呆けてしまうのかと思っていたら昼前から空は小康を保ち、そのまま夕暮れを迎えた。
金曜日発行のメールマガジンの原稿を書き上げ、本日届いた文庫本、車谷長吉「金輪際」を読み始める。 そこで保坂和志氏と車谷氏との因縁を知る。
因縁を知ったところで、どちらも好きな小説家なのだ。因縁にまでつきあうこともなかろうと思う。だいたいそのことを書き付けているのは車谷氏だけなのだし。 保坂和志も車谷長吉もどちらも読んでいるのが、或いは「読める」のが、 つまりそれが「私」だ。 私の因縁なのだ。
父が亡くなり、言葉の力の凄さを知った。 このことは書かずに死ぬまで抱きしめていたいと思っている。 ただ、その言葉をぼくに与えてくれた人には、なるべく速やかに伝えたいと思っている。
あなたの言葉が「私」を救ってくれました、と。
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