散歩主義

2005年01月07日(金) しゃみせん

今日、三味線の音に強く惹かれた。
うちの近所にもお師匠さんのお宅があったり、家で教室を開いている方もおられる。
琴の弦の制作で有名なお宅もある。
だから、外にこぼれる三味線や琴のの音には随分慣れ親しんでいる方だと思う。
で、琴はCDでも聴いてきたけれど、三味線はそこまでして聴いたことがなかった。
だけど今日、CDでどっぷりと聴きたくなった。

津軽三味線はフィルムでよく観てきたぶん、よく聴いている。
だけどぼくはそれよりも聴いた頻度は少ないけれど、
小唄や長唄の三味線にとても惹かれる。
この二つの三味線は打楽器と弦楽器、自然の音と都市の音、
というぐらいの違いがあるようにいつも感じていた。
つまりぼくは江戸の三味線が好きなのだ。
ぼくにとっての三味線は江戸のものというイメージが強い。
勿論京都でも盛んなんだけれど。

今日、NHKのハイヴイジョンで三味線の特集を見ていて、一気に興味が深まった。
音の作り方と間の取り方の粋さ。いわゆる「手」の深さ。
季節と風景をあらわす定番の「手」は日本そのものだ。

つまりあれは無言詩なのだと思う。
日本的感情の器だと感じた。

そして「うねり」を意図的に楽器に仕込んんだ江戸の感性も粋だ。
その音の「うねり」と「ひびき」にずいぶんと揺さぶられてしまった。
番組で言っていたけれど
「三味線は血を狂わす」のだそうだ。
江戸の言い伝え。さもありなん。

基本的に誰でもできる庶民性の強い楽器であることもいい。
ちょっと入り込んでみようかな。


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