年末から年始にかけて聴く音楽として、キース・ジャレットを選びました。
と、いうのは年末年始は結構、疲れるんですよね。 ぼくはお酒を呑まないし…。テレビはうるさいし…。 で、頭をすっきり、精神的に前向きでいくために、音楽の力を借りようという魂胆なのです。
で、まず「パリ・コンサート」 ぼくのようなバッハが好きな人間には、こたえられない一曲があります。
むろん、ソロピアノ。最初の「1988年10月17日」を聴けば彼がいかにバッハにインスパイアされているか如実にわかります。
ぼくがキースの「バッハ的音楽」を聴いたのは、このパリが初めてでした。その後、1989年に八ヶ岳高原音楽堂でバッハの「ゴルドベルグ変奏曲」をチェンバロで全曲演奏していますし、その後のモーツァルトなどの録音は衆知の通りです。
音は硬質で、あいもかわらず美しいです。 ただクラシック系の人は三曲目の「Blues」になじまないかもしれないですね。こてこてのブルースピアノです。それもアーシーなもの。唸り声もびしびし。
だけどブルースなら、ブルースピアニストを聴きます。キースらしいソロとなるとやっぱり「ブレゲンツ」かな、と思うのですが。 キースのソロピアノには聴き手によってベスト盤は様々で、これだ!というのはほんとに各人各様。 それほど各作品のクォリティは高く、キースのどの面が好きなのかということでも変わってくるようにも思います。
ほんとにどれが「ベスト」なのかは難しい。 難しいけれど個人的には「ブレゲンツ」と「ステアケイス」が素晴らしいと思っています。 もちろん他のものもいいんですよ。 それに全作品を聴いているわけではないので、これからこれが代表作、というものが現れる可能性も、当然あります。 まあ、無理にベストを決める必要もないんですけれど。
この「パリ」はこれまであまり聴いていなかったので、今回聞きこんでいるというわけです。
だけど冒頭に戻って、当初の目的のためなら「ブレゲンツ」を選ぶんでしょうね。たぶん…。
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