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2004年08月29日(日)  北海道ツアー(その4)

今回のツアーで最も傑作だったのは、さくらの滝。
さくら鱒が遡上するところが見られることから、
こう呼ばれているのだそうですが、
ここをどのタイミングで見に行くかに、
非常に頭を悩ませたらしい添乗員さん。

ツア−パンフには[初日の最後]と書かれていましたが、
空港で観光バスに乗りこんだ際の日程説明で
[最初に見に行きます]に変更されました。
ところが、知床へ向かう途中、
この週末日本に接近してきた台風の影響で
オホーツク海ではめったにないという高波となり、
オプショナルで設定していた知床観光船(初日のメインかも)
が欠航になったとの連絡があったようです。
連れて行かれる立場の私達にはよく分かりませんが、
それを受けて、また予定は変更されて、
結局[初日の最後]に見に行くことに。

しかしながら、このペースで移動すると、
どう考えてもさくらの滝への到着は夕方遅く。
選択肢としては[翌日の朝]という手もあるのです。
でも、[翌日の朝]に先送りすると、
翌日の日程が破綻をきたしてしまうし…、
と、悩んだ結果、無理を承知で[初日の最後]で
行かせてください、となったのです。

何が無理って、さくらの滝に到着したのは午後6時半。
日は既に落ち、辺りは真っ暗です。
もちろん、場所はさくら鱒が遡上するような所ですから
街灯なんてものは設置してありません。
ですから、行っても何も見えないんです。(笑)
月明かりだけを頼りに「見える?」「いないんじゃない?」と
滝というより堰では?という落差1.5mくらいの水の流れを、
ただ眺めて帰ってきたのでした。(笑)

今回はたまたま運が悪くて、見られなくて残念でしたね、
でしたら、この仕打ちにもまだ少しは我慢いたしましょう。
ですが、ガイドさんのトーク抜粋、
「私も今まで1回だけここで遡上しているのを
 見たことがあるんですけど…」
添乗員さんのトーク抜粋、
「朝の方が見られる可能性があるらしいんですけど…」

……もしもし?
何度も来ているガイドさんが1回しか見たことないんですね?
しかも夜は見られる可能性が低いんですね?
そんな所に、旅館への到着を遅らせてまで
来る価値が果たしてあるとでも?

さくらの滝と謳いつつ、
さくら鱒の遡上を見られる確立がそんなに低いのなら、
せめてスタッフが下流に待機していて、
ツアー客が到着したタイミングを見計らって、
放流するくらいのサービスすれば良いのに。
(それ、思いきり間違ってるから(笑))

さすがの添乗員さんも、今回のツアーを振り返った時、
自虐的に「忘れもしないさくらの滝…」と
ネタにしてましたとさ。

<おわり>


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