周回遅れに気をつけろ!
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2004年07月04日(日) |
中日 vs 横浜 6 - 5 ○ |
今シーズン2度目の野球観戦。 首位に立つものの、この日までは3連敗中の中日に 喝を入れようと球場に足を運びました。
ここ何年かは、新聞屋さんからいただいた 招待券でばかり観戦していたのですが、 今回は珍しくもらえなかったので、 久しぶりに自腹で野球を見たことになります。
「みんな、プロ野球の発展を願うなら、球場に足を運んで、 球場にお金を落とさなきゃっ!」 …なんていう主張を持つ私ですが、 その本人はチケット代は払ってないし、 飲み物、お菓子はコンビニで買って持ち込むし、 時々買うのは『泉平のいなり寿司』くらいという 困った客であることは内緒にしておいてください。(笑)
いや、チケット代はともかくとして、 閉鎖空間をいいことに、未だに割高な球場価格での販売に 疑問を持たない経営陣にも問題ありだと思う次第。 収集したゴミの分別の際、いかに外から持ち込まれた 飲食物が多いかくらい簡単に分析できるでしょう。 定価で売られているのなら、 わざわざ球場外から持ち込む客は減るのでは? 球団経営が苦しいと言いつつも、 経営改善の努力をしてるとは思えませんね。
それはともかくとして、今回は珍しく レフト側外野指定席で観戦することにしました。 横浜スタジアムの外野席で観るなんて、 5年振りくらいかもしれません。 横浜に引っ越して来たばかりの頃は、 毎回一番安い外野席(当時は全部自由席)専門でしたけどね。
さっき昔の観戦券を探してみたら、92年のものがありました。 まだ横浜大洋ホエールズの時代で、観戦料は¥1300。 当時、3時間近く楽しめて、映画より安いんだから、 野球って凄いなぁと思いましたもの。 それが今、一番安いのは外野自由席で¥1800、 今回私が買った外野指定席は¥2200。 う〜ん、ちょっと割高な印象を持ってしまいますね。
数年前に改修された外野席は、それまでベンチ席だったのを 全て個別座席にしてしまったので、 前の人がデカくてちょっと邪魔…となっても、 見る位置を変えられない不便さ。 さらに東京ドーム同様、お客様に快適な観戦をしていただこうという 意識など微塵も感じられず、一つでも多くの座席を確保することに 全力を注いだ感のある人間工学を全く無視した寿司詰め座席配列。 隣の人との距離が近くて落ち着けませんし、 前の席との感覚も狭いものですから、一旦着席すると、 まん中の席の人は、トイレに行くのも一苦労です。 こういう所からも経営陣側の 「たかが選手に、たかが客」 という奢った意識を感じ取れるのではないでしょうか。
あ、いけない、また不満ばかりを綴ってますね。 ま、こういうのも、野球観戦が好きで、 直接球場に行くから言えることということで。
さて、試合は中日が11安打、横浜が13安打、 ホームベースからバックスクリーン方向への 強いハマ風が吹いていたこともあって、 両チーム合わせて5本のHRが飛び出す打撃戦。 中日 100 202 100 横浜 010 012 100
常に先行するゲーム展開ではありましたが、 なんとか逃げきり勝利。
ちなみに本日観た、これぞプロのプレー。
●井上のレフトの守備 レフト深く守っていた井上でしたが、横浜の選手は その井上の頭上を越えるライナー性の大飛球を打ちました。 フェンスに直接当たると判断した井上は フェンス5m手前で追うのを止め、クッションボールを待ちます。 フェンスを直撃したボールは、まさに井上が待つ場所に ワンバウンドで跳ね返り、井上はそのボールを素手でキャッチして 振り向き様セカンドへ送球。 中継に入った井端は、井上からの送球が 真直ぐセカンドベースに向かっていると見極めてスルー。 見事セカンドでバッターランナーを刺したのでした。 素晴らしい、これぞ金を取れるプロのプレー。
●福留のライトの守備 バッティングが好調の横浜打線。 なんとハマの番長こと、三浦まで打ってます。 前打席に安打を記録して、2回目の打席のこと。 またしても1、2塁間を速い打球のゴロで破りライト前へ。 あ〜、またピッチャーに打たれてるよ〜と レフトスタンドを包んだ落胆のため息は、次の瞬間、 歓喜と驚きの歓声に変わったのでした。 打者がピッチャーということで、かなりの前進守備だった福留。 加えてピッチャーの打球とは思えない程速い打球ということもあり、 前進しながら補球した福留は、素早く1塁へ送球。 なんとアウトにしてみせました。 ライトゴロの成立です。 プロ野球では、そうそうライトゴロが見られると思えませんので 非常に幸運だったかもしれません。 素晴らしい、これぞ金を取れるプロのプレー。
そう、選手は地味な所でも頑張っているのですよ。 HRを打つバッターでなくてもね。
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