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2004年03月02日(火) |
『ラブ・アクチュアリー』を観た。 |
| 監督:リチャード・カーティス 出演:ヒュー・グランド リアム・ニーソン コリン・ファース ローラ・リニー アラン・リックマン エマ・トンプソン ローワン・アトキンソン トーマス・サングスター
原題:LOVE ACTUALLY
2003年/イギリス映画
ワーナー・マイカル・シネマズ みなとみらいにて鑑賞 |
映画のジャンルの中で、 私が一番観に行かないのが恋愛映画。 この映画も最初は観に行くつもりはなかったのですが、 色んなパターンの予告を何度か見せられている内に、 観てもいいかな?と洗脳されてしまった次第。(笑)
観ていて楽しく、ちょっと心暖まる映画。 愛に関する異なるエピソードの登場人物が、 少しずつ接点を持って絡んでいる脚本が秀逸…… と言いたい所ですが、
・秘書に恋する英国首相 ・亡くなった妻の連れ子との関係に悩む父親 ・初恋の片思いに悩む少年 ・愛の為、言葉の壁を乗り越える作家 ・入社以来2年7ヶ月の間、同僚に片思いの女性 ・夫が部下に誘惑される主婦 ・復活の新曲でチャート1位を狙う往年のロックスター ・友人の花嫁に思いを寄せていたアーティスト ・奥手なポルノ男優 ・アメリカでモテる夢を抱く醜男
これだけのエピソードを盛り込まなくてはならない 理由が見当たりません。
「愛(Love)は 実際(actually) まわりにあふれている」 を表現したかったということなのでしょうが、 下3つの話はなくても全然問題ないでしょう。 特に下2つの話は、安直に笑いを取るだけとしか思えません。
そんなに笑いを取りたいのなら、 せっかくローワン・アトキンソンという 良い役者を配しているのだから、 彼に任せれば良かったのに…と思ったのでした。 (実はMr.ビーンのLD・BOXを持ってるくらい、 ローワン・アトキンソンは好きだったりします。)
これだけの登場人物を関係付けた苦労は買いますが、 (異なるエピソードの登場人物がお隣さん同士だったという しょ〜もないのもありますけどね(笑)) 登場人物が多すぎて(チラシでは19人ということになってます)、 結果どの話も中途半端に[さわりを紹介…]みたいに感じます。
どれだけ多くの愛のカタチについて描けるかに挑戦したかった… なのかな?と理解してあげたい所ですが、もっと膨らませて 見せて欲しいエピソードもあっただけに、残念に思います。
そうそう、往年のロックスターのプロモ・ビデオが 20年近く前にヒットしたロバート・パーマーの曲の ビデオとそっくり(パロディ?)だったのには笑いました。
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