周回遅れに気をつけろ!
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2004年02月20日(金) |
千と三百円券の神隠し(その2) |
昨日の続きです。 *****************************************
仕事を終え、通勤電車の下車駅である みなとみらい線[馬車道駅]に到着するまでの間、 『LOTR』をどうしようかと考えていました。
[馬車道駅]は、以前まで利用していた[桜木町駅]より ワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいに近く、 せっかくすぐそこまで来ているのに、 前売券を取りに帰って、また戻って来るなんて、 何だかものすごく無駄なようにも思えます。
いっそのこと前売券では、また別の土日に観ることにして、 このまま直接劇場に行って、明日のレイトショーを 予約してしまおうか? いや、でも別に2回観たい訳でもないし…。 あ〜もう、だてに前売券なんか買ったものだから、 かえって面倒になってるじゃん。
しばし悩みましたが、結局二度手間になるようだけど、 まずは前売券を探し出すことが先決と判断し、 途中のスーパーで夕飯を買い込みつつ、 家に到着したのは8時少し前。
夕飯を食べるのは後まわしにして、 とにかく前売券を探し出すことが急務。 これだけ前人気の高い映画です、 今日中に明日の席を予約しておかないと、 おそらく良いポジションを確保できないでしょうから。
さてと、朝は焦りもあって発見できなかったけれど、 冷静に見直せば難なく見つかるでしょう。
前売券は買ったままの状態、すなわち 前売券と劇場窓口購入特典のケータイストラップが チケット袋に一緒に入った状態になっているはず。 いつだったか、部屋の掃除をした時に、 「おっと、こんな所に『LOTR』の前売券が!」 と、確認したのは記憶にありますから。
そう、それで、その時、 「こんな所に置いておくと忘れちゃうといけないから」と、 どこか別の場所に移したことまでは憶えています。 だから、その場所を思い出すだけで良い訳ですね。
・・・・・・で、それは、どこだったっけ?
肝心のそこを思い出せなかったら、 朝と状況は変らないんですけど…。 とりあえず、ただ考えていても前進しないので、 家捜ししながら思い出すことにしようと、 朝見た所も再度入念に確認していきました。
しかし、1時間捜しても一向に見つかりませんし、 どこに置いたかもさっぱり思い出せません。 こんな狭い部屋の中でどうしてなくなる訳? 「忘れちゃうといけないから」と置き換えた場所を 忘れるなんて、朝日新聞朝刊掲載漫画の『ののちゃん』 (いしいひさいち作)のお母さん並みのうっかり具合じゃん。 (ののちゃんのお母さんは玄関の鍵の置き場所を忘れた)
あ〜、もう9時を過ぎてしまった……。 たとえ今見つかったとしても、この時間から行ったのでは、 もう予約の受け付けに間に合わない感じです。 はぁ〜、何やってるんでしょうねぇ。 こんなことなら、たとえ他のDM等に埋もれようと、 いつもの場所に置いたままにしておけば良かった…。
明日の席の前日予約は諦め、夕食でも食べようと服を着替え、 脱いだ服をしまおうと押し入れ扉を開けた時、 ふっと脳裏にあるヴィジュアルが浮かび、 銀行の地下金庫のごとくに堅く閉ざされていた 記憶の扉が開いたのでした。
そう、思い出した、ここだ、ここに置いたんだ。 もちろんこの押し入れも、何度も開けて捜したのに、 押し入れのこの場所に置いたという記憶とは 全然結びつかなったよ。 ふぅ…、とりあえずは良かった。 でも見つかったのは嬉しいけど、 ちょっと遅かったなぁ…。(がっくし)
当初の予定は狂ってしまったけど、仕方ありません。 明日ちょっと早起きして、当日予約することにしましょうか。 チケット売り場がとっても混みますので、 できれば当日予約は避けたかったんですけどねぇ。(とほほ)
<つづく>
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