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2004年02月08日(日) |
『サウンド・オブ・ミュージック』を観た。 |
| 監督:ロバート・ワイズ 出演:ジュリー・アンドリュース クリストファー・プラマー 作曲:リチャード・ロジャース 作詞:オスカー・ハマースタイン二世
原題:THE SOUND OF MUSIC
第38回アカデミー賞5部門受賞 作品賞、監督賞、編集賞、編曲賞、録音賞
1965年/アメリカ映画
銀座テアトルシネマにて鑑賞 |
製作40周年記念ということで、 ニュープリント・デジタルリマスター版が 劇場公開されていますので、観に行ってきました。
不朽の名作と言われるこの作品を 恥ずかしながら私は観たことがありませんでした。 ミュージカル映画が苦手だったということもありますが、 時々作品紹介で流れる映像を見る限りでは、 アルプスの草原で、無闇やたらと 明るく歌いまくる変な家族の映画としか 思えなかったんですもの。(こら)
いやいや、観てびっくり、 素晴らしく良い映画じゃないですか。(笑) 同じくジュリー・アンドリュースが主演している 『メリー・ポピンズ』('64)で、彼女は アカデミー賞主演女優賞を受賞しているのですが、 『メリー・ポピンズ』を観た時は、楽しいけど 「なぜ、そこで歌う?」「なぜ、そこで踊る?」と やっぱりミュージカル映画は変だよ、という感想でした。
でもこの作品は、歌に繋がる場面の不自然さが少ないし、 1つの曲を別の場面でも使って、また別の演出とするなど、 非常に上手い作りに思えました。
とにかくこの映画に関する知識を全く持っていませんでしたので、 『ド・レ・ミの歌』『エーデルワイス』 『私のお気に入り』『もうすぐ17才』等 音楽の教科書に載っていたり、CMで使われている曲が この映画(正確にはミュージカルが先ですが)を 出典とすることを知り、驚きました。(お恥ずかしい)
そして何よりも驚かされたのは、 このトラップ・ファミリー合唱団に関するエピソードの 基本的な部分が実話であったこと。 秘かに[実話]の映画化に弱い私です。(笑)
これは確かに傑作と呼ぶに相応しい作品ですね。 と言いつつ実は、導入部分のジュリー・アンドリュースの いかにも舞台出身女優っぽい大袈裟な演技を見た時、 やっぱりミュージカル映画とは相性が合わない… と思いかけたんですけどね。(笑)
今回のニュープリント・デジタルリマスター版公開に際し、 字幕を担当したのは戸田奈津子先生。(オリジナル版は違うようです) トラップ一家が亡命直前の音楽祭で歌った 『ド・レ・ミの歌』の「ティーはパンと一緒に〜♪」部分の歌詞が、 ナチ監視下の音楽祭のせいか[German Bread]に変えられていたのを 最初に歌った時と同じ訳にしたのは何故でしょう? 監督の演出を反映していない字幕には、ちょっと不満ありです。 (別に字幕を見なくても、監督の演出は読み取れたから 関係ないといえば、関係ないですけどね…)
上映時間は意外に長くて、 途中インターミッション(休憩)もあり、2時間55分。 でも『ロード・オブ・ザ・リング SEE版』を観た後ですから、 2時間55分なんて、短い、短い。(笑)
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