周回遅れに気をつけろ!
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2003年06月06日(金)  専務を見舞いに行く

見舞いでもあるが、正確には専務から、
「仕事が不安だから、打ち合わせをしたい」
と召集がかかり、同僚と共に病院へ行った。

手術後経過も良く、2日後には集中治療室から
一般病棟へ移り、本人はもうなんともないとか。
ただ医者は「油断するでない」と
2週間の安静を命じたけど、その順調な回復ぶりに、
10日で退院の許可が出たらしい。

見た感じは以前と全然変わらない。
唯一違うところと言えば、胸の中央に
電気ショックを与えた火傷の痕があるくらいだろうか。
社長は「一時意識を失った」という言い方だったが、
実際は専務も手術中に心臓が止まったらしい。

心停止を繰り返し、意識不明の状態で手術を行なった社長と違い、
意識がある状態での部分痲酔による手術だった専務は、
カテーテルによる手術中に意識が遠のく瞬間があり、
再び目を開けた時には、医師と看護婦が
自分の顔を覗き込みながら「起きてくださーい!」
と叫んでいたから、その時だろうと言っていた。

結局すっかり元気そうで何よりだが、
いきなり倒れて死にかけた社長には、
心臓に痛みを感じた記憶が全くないのに対して、
(生命の危機に瀕した瞬間の記憶は
 できるだけ思い出さないようにする
 防衛本能があるとか)
専務は徐々に痛みが増していき、
それが堪え難い痛みにまで達した記憶が残っているから、
(胸を火箸で焼かれるような痛みらしい)
この病気に対しては神妙な表情であった。





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