2003年05月28日(水)
こどもの頃から、人と争うことが苦手だった。 険悪なムードが嫌で 自分の主張を曲げて人に合わすことも たびたびあった。
この自信のなさは、いつからだったろう?
そうやって我を通さず 過ごしてきたわたしは いつしか人に弱音をはけない 甘える方法を学ばずに 途方にくれても、苦しくても心の中に押し込めるしかなかった。
いつしか、わたしはしっかりした良い子の枠から 出られなくなっていた。
少女の頃は あまりの情けなさに「死にたい」と願うことも よくあった。 そのたびに、手首を傷付けた。 怖くて、深くは切れなかったけれど しばらく残る痛みは、 心の傷をいくらかは楽にした。 今思い返せば、他愛もないことで 傷ついていたのだけど、 やっぱり誰にも相談することなく、 うわべのつきあいに疲れていた。
よい子の枠から出られなかっただけじゃない。 本音で人を傷付けるが怖かった。
信じていた人の不正を知る。 でも、 今度ばかりは素通りするわけにはいけない。 このまま疑い続けて一緒に仕事はできない。 壊れかけた彼女を本当に救う方法は 鬼になるしかないんだね。
あまりのショックに傷ついても 自分で立ち直るしかないんだね。 くじけられない。 守らなきゃいけないモノたちのために。
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