ミキの学校で発表会があって、千恵と見に行ってきた。 去年までは、各クラスで学習したことを小芝居で発表するという形式だったのに、今年からは体育館で全校生徒が各学年が全員で何かやる形式に。 だから、ビデオカメラで動画撮影は厳しかった…。 あたしと千恵の場所は後ろの方だったから、よく見えーん。 お昼も、今までは生徒と父兄が一緒に校庭でお餅を食べてたのに、今年からは父兄にお餅は出なくなった。チッ。 校長が変わると学校行事の内容もガラッと変わるんだなぁ。 と、父兄でも関係者でもないあたしが文句言ってもな…。
ということで、お昼は千恵と近所のレストランに食事しに行った。 千恵はまた旦那の江川君とケンカしたらしく、愚痴をこぼす。 第三者のあたしが聞くと、くだらない話しなんだけどさ。 イビキで眠れなかったとか、クチャクチャ食べるのを直してくれないとか、荷物を持ってくれなかったとか、着る服がダサいとか、「なんかもう、江川の何もかもが嫌で、毎日イライラする」と。 相手を好きだった時は許せてたことが、好きじゃなくなると全てが許せなくなるってやつね。 でも、そうやって普段から散々文句を言いつつも、離婚する気は無いわけで。なんだかんだ言っても好き合ってるんだと思うわ。 だって、そんな苦痛を毎日ずっと我慢しながら生きていくのは、やっぱり相手を好きじゃなきゃ出来ないんじゃないの? それか、普通の家庭の主婦という立場にいるために必死になってるというか…。千恵にはバツイチになるなんて出来ないし、そんな度胸も甲斐性も無いわ。自分だけの力で生きるなんて千恵には絶対に無理。 あたしがそういうこと言うと、千恵は「えー、そうかなぁ…そんなことないと思うけどなぁ…」と言う。自分に弱みがあるのを認めたくないのね。まぁ、そのへんの矛盾は、千恵のプライドのためにあやふやにしておいてあげよう。 あたしには我慢し続けて生きるなんて出来ないから1人で生きてるけど、千恵にはそれが出来ない。でも、そのあたしに出来ないことを千恵はしてるわけで。どっちが正しいとかじゃなく、自分の好きな生き方を選べばいいのよね。
食事のあと、ミキの学校に行き、発表会が終わってからミキを習字教室に連れてった。 ミキが1時間ほど習字をしてる間に千恵と買い物をして、再びミキを迎えに行った夕方5時には、もう外は真っ暗。 立冬かぁ。 いいぞ、いいぞ、どんどん夜が長くなってくれ。
そうそう、千恵んちの近所の18歳の男の子が殺されたっぽい。各局のニュースで、近所の風景が映りまくってた。 世の中に、事件の無い日はありませんねぇ…。
■AM 3:30(8日)
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