2009年07月18日(土) |
気持ちが伝わらない時もあるのね |
今日も暑かったなぁ…。
智加枝と食事と買い物しに出かけたんだけど、行く途中で智加枝がヘソを曲げてしまい、どこにも寄らずに帰ってきた。 なぜヘソを曲げたのかというと、智加枝自身は自分のしてることは間違ってないと信じてることに、あたしが意見したからだな。 昨日、智加枝が用務員をしてる学校の生徒に叩かれたから診断書を用意して生徒を追い詰めるみたいなことを言ってた。 智加枝は必要以上に首を突っ込んでしまう性格で、普通は用務員が生徒に対して生活指導なんてしないはずだけど、智加枝は教員達と一緒になってやってたんだよね。 周囲の期待以上のことをしようとする。 それは悪くないと思う。智加枝のいいところでもあると思う。 でも、今の教育の現場って凄くシビアだから、やり過ぎると何があるかわからないと思うんだ。 今回も、生徒が掃除中に問題を起こしてたのを率先してなんとかしようとしてたらしい。 で、その場にいた野次馬みたいな生徒に「あんたがいてもしょうがないからどこか行きなさい」って言ってたら「うぜーな」とか言われて叩かれたらしい。 もしあたしがその生徒の年齢だったとしたら、赤の他人の用務員に偉そうに命令されたら確かにウザイいって思っただろう。あたしは良い子じゃなかったから。 でも、思うだけで叩きはしないけどね。 それは確かに生徒が悪いと思うんだけど、何を考えてて何をするかもわからない今時の中学生に指導するなら、万が一そんなトラブルがあっても仕方ないという心構えで相手をしなきゃいけないと思うのよね。 たとえば、ヤンキーがたむろして悪さをしてて、それに面と向かって注意する場合は必ずリスクもあるってことを知っとかないと、智加枝に何かあったらあたしは困るわけで…。 今回は叩かれただけで済んでも、甘く見てるといつ何があるかわからないし。 智加枝の性格も気持ちもわかるけど、やっぱあたしには智加枝が心配なわけで。 そんな智加枝は前にも生徒や父兄相手にトラブルがあって、そのたびに悩んでたから、あたしは智加枝がまた悩むようなことになってほしくなかった。 でも、そんなあたしの気持ちを智加枝は気に入らなかったらしく、「もう何も喋らない」と言った。 自分は絶対間違ってないと思う智加枝に対し、「あなたは悪くないのにかわいそうに」とか「大変だったね」とか「その調子で頑張ってね」なんてことだけを言ってれば、智加枝は「あたしのことをわかってくれてる」と思って気が済むのかもしれないけど、そんなうわべだけの関係を保つよりも、あたしは智加枝が大事だから無責任なこと言いたくない。 感情的になってる時、あたしの気持ちをわかってもらえなくても仕方ないし、智加枝の考え方を変えることは出来ないだろうけど、それでも智加枝に何かあったらあたしにできる限りのことしたいと思う。
■PM 11:07
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