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2005年04月26日(火) かく言う私もヲタクでね

僕のサイトはヲタクサイトからのリンクが多い。
多くのヲタクサイトからは、敵視されているのだけれど。

と、言いつつ僕自身はずっとヲタクと呼ばれ続けてきた。
ヲタクと言ってもいろいろある。
僕はいわゆるアキバ系ではないのだけれど「いろいろマニア」である。
僕は、アニメも見ないし、マンガも読まないし、エロゲーもやった事がないし、萌えにも関係ないのだけれど、ヲタクと呼ばれている。
コンピュータ、ゲーム、クルマ、バイク、音楽、読書等々。

「いろいろマニア」なので、音楽だけを取ってもヲタク扱い。
自宅にギターが1ダース。
生ピアノもあるし、キーボードやDTMの機材も一通り揃っている。
マーシャルのJCM2000まである。
iPodには12,000曲ほど詰まっている。
洋楽専門で、かつ聴くほうよりも演奏する側なので、本来はヲタクじゃないはずなのだけれど、それでもヲタク扱い。

「ZTTレコード好きなんです。発売されたCDは全て持っています」
「ヲタクー!」
「Ducatiのスーパーバイクに乗っています。国内に10台くらいしかない限定モデルです」
「ヲタクー!」
「Audi TTクワトロのマニュアルに乗っています。スポイラーなしの初期型モデルです」
「ヲタクー!」
「ドラクエ8は発売3日めで終わらせました」
「ヲタクー!」
「自宅にサーバー立ててどこからでもアクセスできるようにしました。自宅のNASの映像や自宅内のカメラや自宅内のシステムも一通り外部から操作できます」
「ヲタクー!」
「いつも合計160GBのHDDとPCを持ち歩いています」
「ヲタクー!」
「新製品の情報家電は、発売日ゲットが基本です」
「ヲタクー!」

等々・・・。
いわゆるヲタクとは違うとは思うのだけれど、人は僕をヲタクと呼ぶ。

職業が戦略コンサルタントなので、クライアントの業界だとか業務だとか商品だとかサービスにも異常に詳しくなったりするのだけれど、その時点でもヲタクと呼ばれる。
仕事なんだよっ。
異常に詳しくならなきゃ仕事にならんのだ。
音楽だって、元インディーズだったり、スタジオでエンジニアとして働いていたせいで詳しいのである。
基本は、作る側、提供する側にいる事が多いせいで、僕はヲタクと化したのである・・・はずだ。

「業務上過失ヲタク」であるにもかかわらず、人は僕をヲタクと呼ぶ。
僕が様々な事に異常に詳しかったりする理由の多くは、業務上しかたなく詳しくなったのである。
僕は、プロジェクトが終わった後もウォッチし続けていたりもするので、僕のヲタク領域は広がる一方である。
性格的にマニアックにいろいろ調べてしまう、提供側に回ってしまう、という事も災いしているのかも知れない。
そのうえ僕は戦略コンサルタントのなかでは、机上のお勉強、偏差値レベルにおいては最底辺である。
いきおい身体を張るしかない。
プロジェクトとして、仕事として距離を置いてやってりゃいいものに、のめりこんでしまう。
第三者ではなく、当事者になってしまう。
ミイラ取りがミイラになる、とも言う。
僕は、コンサルティングのプロジェクトが終了しても、当該領域をそのままウォッチを続ける。
気になるので、プロジェクト終了後もウォッチが止められないのである。
お蔭様で、僕のヲタク領域は際限なく広がる一方であり、収拾がつかない。

僕のヲタク領域は全て業務上の必要性から始まっている。
きっかけは全て仕事。
一応、僕の全てのヲタク領域でお金を稼いでいる。
逆に言えば、お金にならない領域でヲタクになった経験はない。

かくして僕はヲタクと呼ばれる。
でも僕がヲタク体質であることは否定できない。
ヲタクと言ってもいろいろあるのになあ、と思う。
一億総ヲタク。
ヲタクか一般人かの違いは「マイナーか、メジャーか」、「浅いか、深いか」、「提供者か、受け手か」でしかない。
僕の場合は、仕事に身体を張ってるだけなんだけど。

おいっ、アニメを見ないと書いておきながら、「かく言う私もヲタクでね」という言い回しが、既に某アニメの台詞のパクリだろっ。>>僕




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