斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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2004年09月25日(土) |
手ぶらモバイラーへの道 〜2.8グラムのメーラー環境 |
僕はヘビーモバイラーである。 いつでもどこでもインターネットに接続できなくては気が済まない。 「ヘビー」モバイラーと言っても「ヘビー」は利用頻度がヘビーなのであって、重量的にヘビーでは困る。 いつでもどこでも軽くモバイルコンピューティング環境がなければならない。
常時必要なアプリケーションは「メール」、「ブラウザ」、「スケジュール管理」である。 この3つの機能は全て携帯でまかなっている。 最近の携帯はPIM機能は充実しているので、PDAを持ち歩く必要はない。 携帯とPDAのPIM機能はほとんど差がない。 メールはリモートメールというiアプリを使っているので、PCと同じ環境でメールの読み書きができる。 僕はiモードメールはほとんど使わない。 携帯でPCメールが普通に使えるので、携帯でもPC用のメールを使っている。 リモートメールはほとんどOutlook Express携帯版、といったアプリケーションなので、メール環境としてはほとんど問題なし。 スケジュール管理に関しては、Outlookと携快電話を使ってPCと連携を取っている。
が、携帯は長文を書くのには面倒。 特に仕事用のメール等、長い文章を携帯で書くのはつらい。 スケジュール管理程度であれば、携帯で入力すれば良い。 簡単なメールでの返信も携帯だけで十分。 PCメールの閲覧、返信等は全て携帯でできるようにしてある。 僕は、モバイル環境であっても、簡単な文章ではなく、きちんとした長文を書きたい。
ソリューションとしては、キーボードつきのPDA、超軽量ノート型パソコンがある。 現在は、HPのジョルナダ720というキーボードつきのPDAが「両手で文章を打てる最小サイズ」なので、持ち歩いている。 加えて超軽量ノート型パソコンも物色中。
超軽量モバイル環境の作戦のひとつとして、USBメモリにメーラーのアプリを入れて持ち歩くことにした。 今やどこでもPCはある。 他人のPCをちょいと貸してもらえば良い。 オフィスや友人宅等でPCを借りれば良い。 インターネットカフェや漫画喫茶を使う、という手もある。 もちろん、僕のメールはウェブベースでも使えるのだけれど、ローカルにメーラーがあるほうが何かと便利。 USBメモリにメーラーを持ち歩けば、超軽量モバイル環境ができるはずだ。
僕が常時持ち歩いているUSBメモリはインテリジェントスティックという2.8グラムのもの。 これにメーラーアプリケーションを入れてしまえば、2.8グラムのメーラーになる。 2.8グラムのUSBメモリを財布のなかに入れておけば良い。 Felicaがあるから財布も持ち歩きたくない、というのであれば、携帯のSDカードにでも入れておく、という手もある。
探してみるとインストール不要のメールアプリはいくつかある。 何種類か試してみて、採用することにしたのが「nPOP」。 フリーウエア。 インストール不要でメーラーの基本機能は揃っている。 読み書きともに問題なし。 nPOPで2.8グラムメーラー環境ができあがり。
僕はTシャツ、短パン、ゴム草履、手ぶらであっても何気に仕事が普通にできる手ぶらモバイラーなのであった。 これでまた一歩、手ぶらモバイラーへの道に近づいた。
■nPOP(インストール不要のフリーウエアメーラー) http://www.nakka.com/soft/npop/ ■Rmail(携帯用のメーラーアプリ) http://rmail.jp/ ■インテリジェントスティック(2.8グラムのUSBメモリ。512MB版でも7,000円台) http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/todays_goods/15738.html
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