斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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2004年09月07日(火) |
パーソナルERPが欲しい |
大企業には既にERP(enterprise resource planning)が完全に浸透している。
ERPとは「生産や販売、在庫、購買、物流、会計、人事/給与などの企業内のあらゆる経営資源(人員、物的資産、資金、情報)を有効活用しようとの観点から、これらの経営資源を企業全体で統合的に管理し、最適に配置・配分することで効率的な経営活動を行っていこうという経営手法・コンセプト。一般に、『企業資源計画』あるいは『経営資源計画』と訳される」〜@ITより引用〜
ERPはそれぞれの企業にあわせてシステム構築をするのではなく、システムにあわせて企業を変革する。 ブティックが、「この服が着たければ痩せてきなさい。このデブ」と、言うようなものだ。 コンサルタントはこの「デブ」企業をERPにあわせてダイエットさせるための「業務改革」を行なう。
ERPシステムベンダーは大企業マーケットは食い尽くしたので、今後は中小企業への適用が必要となっている。
僕は、このERPを個人として活用したい。 PIM(personal information management)の発展版に近いイメージだろうか。
マイクロソフトのOutlookは携帯電話やPDAとの連携も可能であり、既にデファクトと化している。 Outlookはメール、スケジュール、住所管理、To Doメモを管理できる。 このOutlookを拡張し、パーソナルERPにするのだ。
ネット家電が普及期に入れば、PIM機能だけではなく、個人にもERP的なシステムが必要となる。 ネット家電やネット機器が自宅にあふれかえれば、統合的な管理が必要となる。 テレビ番組の予約録画やセキュリティー管理、といったネット家電の基本管理から、ネット冷蔵庫の在庫管理、税金や社会保険の管理、株、入出金の管理まで。 僕が個人として管理すべき内容を数え上げれば切りがない。
まずは、OutlookとMS Money、携帯電話管理ソフト、年賀状作成ソフトを統合させる。 僕はこれらのソフトを一応連携させてはいるが、統合ソフトであれば便利になるはずだ。 そして、この統合ソフトにネット家電管理機能を付加する。 当然、携帯電話から全てを操作可能にする。
PIM+ホームサーバー+ERP。 これが将来必要となる家庭用統合ソフトウエアである。
これを「PERP(personal enterprise resource planning)(C)オクノ総研」と名づけよう。 発音は「パルプ」にする。
あ、「PERP」の「E」は「Enterprise(企業)」だった。 「PIRP(personal information resource planning)」、とすべきか? いや、個人じゃなく家族でも使うから、「FIRP(family information resource planning)」のほうが正しいか? でも「Enterprise」には「統合」的な意味もあるぞ。 やっぱり「PERP(personal enterprise resource planning)」でいいや。
僕が黙っていても「PERP(C)オクノ総研」は、いずれ必要となり、開発されるだろう。 商標登録しておくべきかな。
■ERP (enterprise resource planning) http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/erp.html
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