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2004年02月18日(水) プラチナカードの案内がとうとう来たっ!

僕は一見、貧乏くさい生活をしているように見えても、クレジットカード会社は僕の無駄遣い振りをじっと見守ってくれていた。
ブルジョアの証、成金の見得の張りどころ、プラチナカード。
無駄遣い苦節十余年、とうとう僕にもプラチナカードの案内がやってきた。
神様もおねいちゃん達も僕の事を貧乏人だと思っているかも知れないけれど、クレジットカード会社だけは僕の事をわかっていてくれた・・・。

僕の無駄遣いの基本的にビックカメラ、ヨドバシカメラである。
ポイント還元率目当ての現金払い。
現金払いでないと、ポイント還元率が下がるので、クレジットカードは使わない。

僕の基本はいつもニコニコ現金払い。
クレジットカードはあまり使わない。
クレジットカードより、現金払いが好きなので、いつでも無駄遣いできるように、サイフにはいつでも10万円以上の現金を入れている。
常に10万円以上の現金を持ち歩くようになったのはパチンコに凝っていた頃に、いつ何時、新装開店の店を見つけても、即座に勝負に出られるように、という理由からなのだけれど(当時は新装開店の店を見つけた時点で、会社に電話をかけ、休暇を申請していた)。
毎月、2−30万円は使っているタクシーでもクレジットカードで支払う事は稀である。ネットショッピング、航空券、ホテルの支払いはクレジットカードでなくては面倒なので、クレジットカード払い。
海外出張時も現金だと何かと面倒なのでカードを使う。
でも、僕の無駄遣いの基本はいつもニコニコ現金払い。
なので、クレジットカードでの無駄遣いはそれほどでもない、ハズである。
が、僕本来の無駄遣いを除いても、プラチナカードの案内が来るということは、クレジットカードでもじゅうぶん無駄遣いをしていた、ということである。

クソ忙しくて書けなかったが、日経MJ(旧日経流通新聞)の元旦特集には僕が似顔絵入りで出ている。
が、ん、た、ん、の、と、く、ゅ、う。
「元旦」の特集である。
2004年の年初を飾る由緒正しい大新聞社の特別記事に僕が本名で出ているのであるっ!

が、戦略コンサルタントとしてではない・・・。

「男の消費」というテーマで狂ったように無駄遣いをするアホとして記事になってしまったのである・・・(暇な人は日経テレコンででも検索してください・・・)。

どうでもいいが、アクセスログを見ると、このサイトは意外にマスメディアの方々も見ている。
マスコミの皆さんっ!、見ているのはわかっているので、僕に取材に来てください。
コンサルタントとしての取材でなくても良いです。
日本経済新聞社は僕をコンサルタントとしてではなく、僕を一人のアホとして認め、堂々と取材に来たぞ。

ハナシがそれた。
プラチナカードはブラックとプラチナの二色から選べる。
そんなもん、ブラックに決まってんじゃん。
アメックスの偉い順はブラック>プラチナ>ゴールド>グリーンである。
僕の身近にはアメックスのブラックカードの所有者がいる。
その人は「アメックスのブラックカードはいいぞうっ。限定カラーのPS2を何としても手に入れたい、とサービスデスクに電話したら、速攻で手に入れてくれた」と自慢する。
噂では、アメックスのブラックカードは、アラブの王様レベルでないと、入手できないという事になっているが、意外に敷居は低いようである。

そうか、そうか、プラチナカードか。
ブラックカードまではいかないが、ある程度の年齢になれば、プラチナカードくらい持ってて当然だよな、俺様は貧乏くさい生活を送っているが、無駄遣いぶりはエグゼクティブだし、速攻で申し込みだあっ!と、僕は0.03秒で決心した。

で、年会費はいくらなのかな?

「初年度年会費は半額の26、250円とさせていただきます」

・・・。

通常年会費は、52、500円って事?

おいっ、たかだだクレジットカードの年会費に5万円オーバーだとおっ???

冷静になって、プラチナカードのサービス内容を見ると、僕には一生縁の無い東京12chの金持ち特集でしか見たことのないホテルだとかレストランの優先予約だとかがズラズラ。
「なだ万」なんて、自腹で行く事は死んでもない。
永田町の陳健一の店でランチの山椒だらけの麻婆豆腐1、200円也を食べてみたり、結婚式の二次会(会費制)で赤坂の道場六三郎の店に行く事があっても、自腹でなだ万には行かない。
僕にとっては西麻布の焼肉屋「虎の穴」の究極コース、8、000円也が贅沢の限界である。
しかも、虎の穴の究極コースは量が多すぎるので、おねいちゃんは連れて行けず、いつも男だけでしか行けない。

僕は無駄遣いをしているように見えるかもしれないけれど、本質的には貧乏人なんだよっ!
ゴージャスな成金生活にも全然興味がないのだよっ!
ポイントで世界の一流品が、などと言われても困るのだよ。
やたらと溜まりまくったクレジットカードのポイントもビックカメラのポイントに充当したのだよっ!

クレジットカード会社はプラチナカードを保有すべき人の人物像を画一的に捉えすぎている。
散財する人が、ブランド物やら一流ホテルや高級レストランが好きとは限らない。
僕にとっては吉野家で幻の牛丼が食べられる権利、とかのほうがずっと価値がある。
僕は渋谷駅前の王将で餃子が3人前ついてくる「スーパー餃子定食」を食べて、贅沢気分に浸っておるのだよ。

以前勤めていた会社のコーポレートカードはダイナースだった。
当時の僕は海外出張に出ると1ヶ月単位でホテルに滞在していたので、毎月のクレジットカードの支払いが100万円〜150万円という、生活が何年か続いていた。
当時はコーポレートカードといいつつもポイントは貰えたので、ポイントで結構値の張るブランド品を貰えた。
でも、僕の欲しい商品は皆無だった。
マダムなブランド品なんぞいるかっ!
僕は、マダムなブランド品には全く興味がないので、迷惑をかけまくった秘書の女の子に「何だか知らないけれど、ブランド品が貰えるみたいなので、このカタログから欲しいモノを選んでよ。僕が欲しいモノは何もないので、好きなモノを選んでくれればあげるよ」と僕は言った。
実際のところ、ダイナースのポイント還元で貰える商品は当時20代だった僕には全く興味のない商品しかなかったのだ。
秘書の女の子はとんでもなく恐縮しながら、僕の知らないブランドの「下着ケース」を選んだ。
その頃からもう数年が経つが、未だに年賀状が来る。

Ducati 998 Matrixが納車されたら、僕は思いっきり貧乏くさい野宿ツーリングをするつもりでいる。
「バイクに乗った浮浪者」として、路肩にテントも張らず、シュラフのみで野宿する。
小汚い格好をして、コンビニ脇の路上で寝ていた小汚いオヤジがおどおどとおにぎりを買って「すいません・・・、現金を持っていないのでこれで払えますか?(恐縮、恐縮、おどおど)」と言って写真入りのプラチナカードを差し出す。
カードに印刷された写真は間違いないし、サインも同一。
でも、どうみても浮浪者同然。
コンビニのバイトのにいちゃんは困惑する。
それはそれで面白い気もする。

さて、プラチナカード、どうしようかな。
ネタだけのために、年会費5万円。




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