斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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2003年03月24日(月) |
日本のメディアは少しでもいいから良心を持ってくれ |
いい加減、日本のマスメディア、特にテレビ報道が許せなくなってきた。 少し前までは金正日の「全てが悪」、みたいな面白おかしい北朝鮮報道が続いていたが、今度はフセインの「全てが悪」報道である。 正直言って、僕も戦闘がはじまるまではイラク、北朝鮮に関する面白おかしい報道を笑いながら見ていた。
フセインには影武者が3人いる、子供の頃に教師を銃で撃った、奥さんが何人もいる、二重人格だ、云々。 極めつけは「フセインは顔は笑っていても、目が決して笑わない。だから残虐に違いない」。 目が笑っていないなんて、単なる印象だろう。 フセインは悪なのかもしれないけれど、いい加減な煽り報道(こんなものは報道とは言えないが)は勘弁して欲しい。 日本人は米国人と同様、単純でバカなんだから、そのまま信じてしまう。 確かに僕ら視聴者はバカだが、行き過ぎたバカ報道は止めて欲しい。 今は本当の戦争なのだ。
放送局は日本政府から圧力がかかっているわけじゃない。 報道管制を受けているわけではないはずだ。 戦争報道が偏るのは常だが、今の日本のテレビ報道は目に余る。 戦争を面白おかしくバラエティーに仕立てあげて放送するのは止めて欲しい。 ただ単に視聴率が欲しくて、煽っているだけだ。 日本のテレビは自分達の意志で、面白おかしく戦争を煽っているだけだ。
テレビ局は営利企業である一方で、公共の電波を与えられている企業であることを忘れているのか? 視聴率のために、いつまで偏向報道を続けるつもりだ。 僕が怒りを覚えるのは、戦争をバラエティーのように面白おかしく煽る行為だ。
日本のメディアは少しでいいから良識を持った報道をして欲しい。 戦争はバラエティーじゃないんだから。 一応はジャーナリストのつもりなんでしょ?
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