斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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勤めている会社の「中途採用者の同窓会」みたいな宴会があったので、参加してきた。 「中途採用者の同窓会」と言っている時点で、普通の人には違和感があると思う。 コンサルティングファーム、特に戦略系、そのなかでも中途採用者は定着率、在籍期間ともに極端に低く、短い。 1年もたたないうちに、中途採用者の半分近くが辞めていく。 2年たてば、またその半分が消えていく。 会社を踏み台にしてキャリアアップ。 僕は既に3年以上もダラダラと勤めているので、完全に古株。 人の出入りが激しいので「中途採用者の同窓会」などというものが成立してしまうのだ。
今日は3−4年くらい前に入社した人たちが現役、退職者を合わせて10人ほど集まった。 もちろん大半は退職者。 同窓会だし。
退職した人達のうち、半分くらいはコンサルタントを辞めた後、既に2社くらいを経験している。 1年に1社くらいのペースで転職を繰り返しているようだ。 キャリアップ、スキルビルディング。 僕には縁のない言葉が飛び交う。 ま、エリートちゃんだからな。 僕以外のほとんど全員はMBAだし。
「今度、ロンドンで仕事することになったのー」 「新しいベンチャーのディレクターになったよ」 「18億もうかっちゃったよ」 「やっぱ外資の投資銀行は・・・。死にたくない」 「1日で働ける時間の限界はせいぜい24時間だな」 「帰りたい・・・」
人それぞれ。 なんだか僕は場違いだった。 いやー、皆さんご立派になられて。
僕は早く帰って録画してある「千と千尋の神隠し」を見たかったのだけれど、結局午前3時頃までダラダラと飲んでしまった。 同じ会社に勤めている(いた)人たちだけど、僕とは違う国の人達のようだった。
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