斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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自動車保険の更新の時期がきたので、更新の手続きを行った。
保険料は64,070円。 375万円の車両保険をつけてこのお値段。 インターネット経由での契約。 クルマはAudi TTという必要以上に速いスポーツカーなので、保険料率的には不利なはず。
以前は14万円くらい払っていた。 これは以前勤めていた会社の福利厚生の割引サービスつきの自動車保険での料金。 このときのクルマはVolvo850のエステート。 地球上で最も安全と呼ばれるクルマの1台。 車両価格的には、今のクルマとほぼ同じくらい。
なんでこんなに安くなってしまったかというと、インターネットでシミュレーションをしまくったのである。 去年、僕は自動車関係のコンサルティング案件を担当していた。 そのときに自動車保険の料金体系のしくみを調べまくったのだ。
つまりだ! 保険を安くするには、保険会社の払い戻しのリスクを最小化してやれば良いのだ。 普通に考えれば、 ・年間走行距離を短く ・盗難警報装置(イモビライザー)装着 ・エアバッグ装着 ・ABS装着 ・運転者の年齢制限を高く ・家族限定 とかのシバりをつけていけばある程度は安くなる。 ただ、その一方で対人補償の無制限とか車両保険の金額を安くするとかのセコいマネをしてはいけない。
が、しかし。
この程度ではそんなに安くならない。 なぜかというと、これは事故の確率が下がっただけで、保険会社の直接のキャッシュ支払いに対する影響がそれほど大きくないからだ。
秘密は「免責金額」である。
僕の保険の免責金額は15万円。 「15万円までの修理なら自分で払います」という契約。 小さな修理で保険なんて使っていたら、等級が下がって翌年から保険料が上がってしまう。 どうせ保険を使うんだったらドドーンと景気良くぶつけた時だけにしたい。 よって僕は15万円くらいの修理だったら、免責じゃなくても自腹で払う。
この免責金額をガンガン高くしていけば、保険会社の支払いリスクはガクンと下がる。 僕の場合、免責なしで計算すると一番安い会社でも12万円くらいの保険料になる。 高いところだと、18万円などというフザけた見積もりを出してきた会社もあった。 保険会社の払い戻しの大半は5万とか10万とかのセコい修理の支払いなのだ。 事故というより、ちょこっと擦りました、程度のもの。 世の中の人々はちょっとした修理にでも保険を使うようだ。 翌年の保険料が上がっちゃって結局、損をするのにね。
と、いうことで保険の免責金額をできるだけ高くすれば、保険は安くなるのであった。
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