2004年12月21日(火) |
請願の紹介議員は同床異夢? |
議会の制度に陳情や請願があります。相模原市議会における内容は以下の通りです。
〜以下、相模原市議会から転載〜
市民が市政などについて、直接議会に要望できる制度が、請願と陳情です。両者の違いは請願が紹介議員の署名が必要なのに対し、陳情はそれを必要としませんが、本市議会での取り扱いは同様です。提出された請願・陳情は、3月、6月、9月、12月に開かれる定例会でそれぞれの委員会に付託され、慎重に審議し、本会議に報告され、そこで最終的な結論(採択・不採択)が出されます。 採択した請願・陳情のうち、市の行政に関するものについては、市長あてに送付し、その実現を要望します。それ以外のものについては、関係機関に意見書や要望決議を提出したりします。
〜以上〜
今議会には請願が1件ありました。「郵政事業の経営形態の在り方について」と題した特定郵便局長会関係の方々が提出したものです。中身の概略は・・・
○政府の民営化ありきの議論は国民に対して説明責任を果たしていない。 ○国民が不安に感じる郵政事業の民営化は慎重に。 ○現行の日本郵政公社の経営形態が最も国民の利益につながる。 ○国民が安心して利用できる郵便事業の経営形態の在り方について検討してほしい。
です。 さて、これらは請願ですので紹介議員がいます。議会内には大小6つの会派と3名の無所属議員がいます。 これらのうち、私の所属する会派以外の会派と全ての無所属議員が紹介議員となっています。正直、驚きです。 委員会の審議では、多くの議論はなかったようです。ですが、想像するに全ての方々が同じ気持ちであるとは思えません。最大公約数でまとまったのでしょう。ですが、その最大公約数は其々の根本は違うはずですから、それらを示してくれなければ対外的には理解できません。難しいものです。。。
私たちは、請願の紹介議員にならなかっただけでなく、請願事態に反対をしました。(不採択希望)いくつかの理由がありますが、最も大きなのは○の3つ目です。それらを述べる反対の討論を行いました。(討論発言文は以後に本会議発言録に掲載します)賛成者の討論はありませんでした。
これは大きな政策についての考え方を示す場面であったと思います。
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