2004年10月16日(土) |
今後の合併の行方は・・・ |
城山町で相模原市(津久井町・相模湖町)との合併についての住民説明会が始まりました。町内12自治会全てで町長自らが行うとのこと。
大きくは2つの新しいことを表明されたと聞きました。
まず一つ目は、住民投票条例を12月議会に提案することです。9月議会では、議提議案で一度は可決された住民投票条例(11月実施を明記)を再議にして、最終的には廃案になったのですが、ここで町長提案で上程するとのことです。(前回のときは「議論や情報提供が不十分」とのことからでした。)また、投票率が50%に満たない場合は無効とするとのことです。(藤野町の住民投票も同じでした。このようなケースは比較的多いです。)
2つ目は、自立に向けたシュミレーションを12月目途に作成することです。
どうやら、これらは9月議会での議論の時には示さなかったことです。城山が大きく動き出すことになります。
さて、相模湖町長が選挙当選時に「飛び地での合併も有り得る」的な発言をしましたことが大きな波紋となっていました。恐らくは、相模原市長・津久井町長も同意の上です。城山町への牽制でもありましょうが、半分は本音なのでしょう。
そこで、今後の日程です。 合併をするには、現在の任意協議会から法定協議会へ移行しなければなりません。法定協議会は各議会の議決が必要であります。各首長が提案をいつするかですが、3月末までに合併の議決をして県知事へ申請をするには、12月議会に法定協議会設置案件が出なければなりません。(本来ならば、それでも全然遅いのですが・・・)ですが、それまでに城山町が法定協に対する態度を明らかにするかがポイントです。 次に、議案上程です。このままですと、12月議会の当初に間に合わない可能性が強いです。つまり、追加案件として開会中に提案されることです。しっかりとした審議時間が取れれば良いのですが、どうもそうではなさそうです。「法定協議会内で議論をするのだから、設置については多くの議論を必要としない」的な考えが行政と議会の一部にあるようです。 もう一つが、1月か2月に臨時議会を開催し、提案するケースです。
さて、何れにしても時間が少ないのは紛れもない事実です。3月までに議決するのでは、12月設置でも3カ月、2月設置では1カ月しかありません。そんな短い期間の法定協議会は等閑になることは誰が考えても解ります。ましてや、12月議会での追加案件で「シャンシャン」で法定協設置をしようなどという暴挙は許されざることです。しかも、城山を飛び越えた「飛び地」などです。
まだまだ流動的な状態です。私は、しっかりした議論と住民説明・情報提供が合併には不可欠と考えています。また、特例債を発行するならば使途を明確にすべきと考えています。これらをなくした強権的な合併は認めるべきでないと思っています。これからも事ある毎に、このことを主張していきます。
そこで、然るべき時期に(シンポジウムやタウンミーティング終了後)私なりの合併に関する会を催すことにしました。詳細が決まりましたら、改めてご報告をします。
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