神奈川県議会議員「長友よしひろ」活動記
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2004年05月17日(月) 正に一寸先は闇・・・

小沢一郎氏が民主党の代表選に出ることを先程辞退しました。正直「ビックリ」しました。同じように思われた方もいると思います。

私は当初、小沢代行は代表就任を受諾しないと思っていました。菅代表の辞意表明から「小沢さん受けるの?」と聞かれたときには、そう答えてきました。受諾した時 (5月14日)の活動記にも記載していた通りです。理由は、岡田幹事長が調整をしている時に報道で言われていたことによります。
3党合意の取扱・党内の体制・4カ月間の限定などです。ですから、受諾したときは驚きました。が、今回はそれ以上に驚きました。敢えて火中の栗を拾うことを決意した・・・とばかり思っていたからです。

さて、理由は年金未加入期間があることが判明したから・・・だとのこと。
正確に言うと、「国会議員が強制的に加入しなければならなくなった昭和61年4月からは未払いはないが、任意加入が制度としてできた昭和55年から61年3月までが未加入であった。」とのこと。つまり、任意期間であったので未加入であろうと法律違反ではないのですが、国会議員として年金制度推進を図る立場であったのに未加入であった責任は重い・・・との判断と記者会見で述べていました。(民主党が所属国会議員の国民年金加入状況を公開したのは、強制加入になった昭和61年度以降であったので、その時には確認をしていなかったようです。)

確かに、その通りだと思います。責は重いのだろうと思います。ですが、「なぜ?」と思う気持ちもあります。
以後は、評論家的(本当はいけないのでしょうけど・・・)に些か穿った見方を書きます。

今回のケースは小泉首相と同じです。つまり総理が「まったく問題ない」と答えていたことに、「問題がある」とぶつけたことになります。福田氏と菅氏の場合とは逆に先手を打った形とも見れます。しかも、事実上決まっていたとはいえ、就任をしていない代表選の辞退です。少なくとも国民に対しては印象を与えたと思います。そして、先に述べた党内事情を全面に出すことなく・・・です。
もう一つは、代表就任以後に予想される年金制度への対応についてです。3党合意に更に修正をかけるのか、対決姿勢で臨むのか・・・どちらにしても、強く押し出さなければならない時期に、任意であっても未加入であった事実を抱えては責任をまっとうすることができない・・・そのようなものでしょうか。
皆さんは、どうお考えになりますか。

さて、こんな勝手な推測を書くことは決して褒められることではありません。重々承知しています。ですが、会見後の数時間で多くの支援者から「なぜだ?」との電話をもらいました。落胆やら心配やら怒りやら・・・様々ですが、一応に「期待をしていた」の裏返しが多かったです。それらに対して、答えなければならない自分がいます。勿論、一番大切なのは今後なのですが、現状分析を自分なりにすることも必要です。そこで、敢え非難を覚悟で記載をしました。

今後の展開は中々推測がしにくいです。明日、都内で民主党のパーティーがあり、そこで発表予定でしたが・・・やはり岡田幹事長なのでしょか・・・
何れにしましても、公党としての責務を果す体制が急務です。国民や党員に対し政治不信や年金不信を増大させている現状を一刻も早く打開しなければなりません。
毎度同じ話になりますが、いち地方議員で何ができるのか・・・無力さを痛感しながら・・・自分の責務を一つ一つ果すこと・・・今は、それ以外に見あたりません。


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