2004年02月13日(金) |
牛丼騒動について思うとこ |
アメリカの牛肉のBSE感染に関連して輸入が禁止されたことを受け、牛丼屋が牛丼を販売できない事態になりました。 これらは連日「Xデー」などと報道され、最後の駆け込み需要で売り上げが伸びたとか・・・。私も牛丼が好きなので、残念に感じている一人ですし、実際、先月から今月にかけての牛丼を食べた回数は増えていたような気がします。
BSEと言うと思い出されるのが、数年前の国産牛の感染です。誰もが驚いたことだったと思います。 しかし、今回と前回の騒動で不思議な点があります。それは、消費と報道です。
前回の時は、その報道と共に牛肉を扱う商売が一部を除き、ことごとく売り上げの大幅な減少がおきました。焼き肉屋を始めとして大打撃を直ちに受けていました。特別支援策として、牛肉を扱う職種に対して融資(運転資金)の特別枠ができた程です。報道についても、危険性を強く打ち出した内容でした。
では、今回は・・・? 消費を煽るような報道と、消費者の駆け込み需要で売り上げ増なのです。 牛丼と焼き肉では値段やイメージが違うのかもしれませんが、大きな疑問を感じます。特に在庫についてです。
前回の時は、国産牛の完全調査により「安心」が一応確立されてから消費が回復した訳です。即ち、発覚時点での在庫は調査をしていないので危険が伴うとのことからです。 しかし、今回はその危険が伴う在庫を求めての事態なのです。
私は、焼き肉も好きなので、今回も前回もそれほど気にせずに「在庫」を食べた一人です。でも、明らかに前回は食べずに今回は食べた方が増えたのだろうことは誰でも想像ができることだと思います。危険性を報道する場面も著しく少ないと思います。何故でしょう・・・
一度目より二度目の方が慣れがあったのかもしれません。先に記載したとおり焼き肉と牛丼では消費者が考えるものが違うのかもしれません。 それでも、私には今回と前回を比較した場合、「なぜ?」との思いが強いです。
この疑問は、私が考え足らずなのでしょうか。あるいは、実態を把握していないのでしょうか・・・。
|